気は心

仕事で面白からぬことがあり、ここ数日イライラしています。よく血圧が上がると言いますが本当ですね。アドレナリンの血中濃度が高いのでしょう、なんだか体中がワナワナします(笑) いや、笑い事ではありません。

できるだけ考えないようにはしています。嫌なことに意識が集中するからイライラするのであって、ちょっと他のことで気がそれたらもう忘れていたりするものですからね。例えば「隣家のピアノの音がうるさい」なら、散歩にでも行けば良いのでしょう。

……と言うは易しで、実際は考えまいとすればするほど、頭の中はそのことでいっぱいになってくるんですよね。集中力を要する仕事や勉強の最中に騒音を立てられては逃げ出すこともできませんし、人間関係に於いても、場合によっては嫌な人と顔を合わさざるを得ません。

もう少し精神修養が必要なようです。

とりあえず、カルシウムを摂取するために小魚でも食べようかと思います。もちろん、人体は小魚を食べたから落ち着くとか、ワカメを食べたから髪が生えるというような単純なものではないでしょうが、気は心ですからね。

 

「なぜ選挙?」などと、どの口が言うのか

投票に行ってきました。

今回の選挙では思うことがあります。それは先月、安倍総理が解散の意思を述べたとき、野党の一部から「なぜ解散するのか」との非難があったことです。特に民主党は麻生内閣の末期、総理に向かって「解散しろ! 解散しろ!」と連呼しておきながら、同じ口で今回の解散はまるで政治的暴挙であるかのように言っています。

今選挙をされると自分たちが議席を失う、というのは分かります。自民党の議員でさえ、本音は何もしなければ当分議員でいられるのだから危険を冒して解散などしないで欲しいと思っていることでしょう。それに消費税増税先送りという「飴」を与えた後に解散した安倍総理もずるいと言えばずるい。しかし、そういった党利党略、私利私略をいったん腹に収め、万歳と叫んで解散するのが我が国の美風ではなかったのでしょうか。

大学生が小学4年生を騙って「どうして解散するんですか?」なるサイトを作っていたという「事件」もありました。私はこのこと自体はさして悪いとは思っていません。まあ、経歴詐称の一種ですが、目くじらを立てるほどではないでしょう。

問題はこの大学生のみならず、学者、評論家、大手新聞の社説などまで「なぜ解散するのか」と、まるでそれが嘆かわしいことであるかのように書いていたことです。一体、民意が問われることになぜ反対なのか。理解に苦しみます。

結局、彼らは有権者を、ひいては民主主義を信じていないのでしょう。

先に述べたように一部の党にとって議席を失う恐れが高いわけですから、それらの党の支持者が「なんとかせねば」と思うのは当然ですが、そのなんとかが「選挙には金がかかる」といった批判でしかないとは情けない限りです。確かに、選挙にはお金がかかります。しかし、それは民主主義のコストであって、我々が甘んじて受けねばならないものです。

憲法学上、衆議院の解散は首相の不信任決議が可決されたときに限るとする69条説と、首相が必要と思うときに解散できるとする7条説(69条非限定説)とがあります。2009年、民主党が麻生総理に「解散しろ!」と迫ったのは7条説に立っていたと考えられます。それなのに、今度は「自分たちの都合が悪いから解散するな」とは、一貫性のかけらもありません。議席を失うのは自分たちが至らなかったからだと虚心坦懐に受け止め、どうすれば民意を得られるか真剣に考えて欲しいものです。

ホットカーペット

一昨年、足下に電気ストーブを置いていたために火斑(ひだこ)ができてしまったことがあります。いまだに脛が痒くて大変難儀しています(笑)

それに懲りて去年の冬は全体暖房に徹してきたのですが、今年は秘密兵器としてホットカーペットを導入しました。机の下に入れるのにちょうど良い40cm四方ほどの小さなもので、近所の家電量販店で3,700円でした。

2,3日使ってみた感じでは、かなりマイルドな暖かさで低温火傷してしまう恐れはなさそうです。肌触りも良いので電気を入れていなくても悪くないですね。

以前は冬でも足の冷たさなど感じたことはなかったのに、今は冷え冷えです。最近どうも血の巡りが悪くて困ります。逆に言えば、足さえ温めればなんとかなりそうなので、エアコンの温度も既に20度ですがホットカーペットのお陰でもう少し下げられそうです。

問題は今度は足の裏に火斑ができてしまわないかということですね。まあ、気をつけて使えば大丈夫でしょう。

もう一つ、これって洗濯できませんよね。足汗が……いや、考えるのはよそう(笑)

貰えるものは何でも貰う

昨日、スーパーで「ガンバロー!」の子の話を書いていてふと思いましたが、レジの担当者って歩合制なんでしょうかね。つまり、捌いた人数によって給料が変わるのでしょうか。

今は値段や品目はバーコードをピッとするだけだし、お釣りも自動的に計算されて出てくるようですが、やはり大変な仕事であることに変わりはありません。

それなのに、レジの人はたいてい実にテキパキとやっています。もし固定給だとしたら、私ならできるだけゆっくりやって怠けようとします(笑) やはり、歩合制なのでしょうね。

それと関係あるのかないのか分かりませんが、人によって仕事の丁寧さが違いますよね。

私はいつも同じスーパーに同じ時間帯に行っているので、自然店員とは顔見知りになります。あるおばさんなどは、豆腐のように冷たいものは結露しないように別の袋に入れてくれるし、総菜を買うと黙って箸を二膳入れてくれます。別の若い男性はそういう気遣いは一切してくれません。

年齢や性別による違いもあるでしょうが、上述のように給料が変わるとすれば、おばさんがやっていることはお客さんを増やす工夫なのかもしれません。レジを待つ列の長さが同じなら、「あっ、あのおばさん箸くれるからあっちに行こう」ってなりますからね。

まあ、割り箸などいらないという人もいるかもしれませんが、私は貰えるものは何でも貰うタチなので(笑)

OCNのメールサーバには「新」と「旧」がある

2014年12月20日以降、OCN のメールで APOP や CRAM-MD5 が使えなくなるとアナウンスされています。これらには脆弱性があるので POP over SSL / SMTP over SSL を使ってくれということのようです。

APOP 等は使っていませんが、良い機会なので手元の PC のメールソフトで POP over SSL / SMTP over SSL を有効しました。ところがテストメールを出すと正常に送受信されません。ちゃんと標準SSLポート(POP3:995 、SMTP:465)にしているにもかかわらずです。

「SSL を使ってくれもなにも、使えないではないか!」と頭を抱えました。

気を取り直してもう少し調べてみると、SSL が使えるのは、

  • 2009年11月24日以降、OCNへ新規加入されたお客さま。
  • 2009年11月24日以降に、OCNメールアドレスの追加や変更を行ったお客さま。
  • 2009年11月23日以前からご利用中のOCNメールアドレスについて、新しい「OCNメール」へのバージョンアップ(移行)の手続きを済まされたお客さま。

と書いてあるページが見つかりました。私が加入したのははるか昔、20世紀です。「新しいOCNメール」とやらにバージョンアップしないと SSL は使えないのでしょうか。だとしても、そのやり方が分かりません。

仕方なく、サポートセンターに電話して聞きました。

結論から言うと、OCN には SSL が使えるメールサーバと使えないメールサーバがあります。従来、OCNのメールサーバは複数に分かれていたのですが、現在では受信は pop.ocn.ne.jp 、送信は smtp.ocn.ne.jp に統一しているとのことで、SSL が使えないのは古い個別のメールサーバにアクセスしているからでした。

個別サーバも一応残してはあるものの、 SSL にまでは対応していない、というわけです。

なお、新と旧では ID が変わります。メールアドレスが例えば xxx@abcd.ocn.ne.jp の場合、古いサーバでは ID は xxx ですが、新しいサーバでは ID は xxx@abcd.ocn.ne.jp です。つまり、メールアドレスがそのまま ID になります。パスワードは変わりません。

それから、私のように2009年11月23日以前に加入した人も上記のようにメールソフトを設定すれば SSL が使えるそうです。バージョンアップ云々は、 Web メールにログインすることをバージョンアップと称していただけなんだとか。

ただ、Web メールはフィッシングの危険があるし、正規のサイトでも、自分のものではない端末でうっかりブラウザにパスワードを記憶させてしまっては元も子もありません。

重要な用件をやりとりするアドレスはメールソフトで使うのが無難でしょう。

間違っているのは先生だ

先日、かけ算の順序について書きました。今日はもう少し敷衍してみたいと思います。

私は基本的に順序強制に反対の立場です。しかし、教育の現場では順序にこだわった方が教えやすいということは理解できます。

かけ算の概念を教えるとき、最初は足し算の繰り返しから教えるはずです。例えば、饅頭を3つずつ5人に配る場合。

3 + 3 + 3 + 3 + 3 = 15

で、答えを求めます。そして、3 を 5 回足すかわりに

3 × 5 = 15

とするのだと教えます。3 + 3 + … を 5 回であって、 5 + 5 + … を 3 回ではありません。

ですから、生徒が教わったとおりに式を立てれば 3 × 5 = 15 になるはずで、 5 × 3 = 15 とはなりません。

考えてみると世の中にこういった「お約束」は数多くあります。自分の経験で言えば、自動車学校では二輪車に乗るときはまずスタンドを上げてから跨がるのだ、と教わりました。スタンドを上げ忘れて走り始めると非常に危険だからという理由です。

しかし、実際免許を取って路上に出てみると、皆、跨がってからスタンドを上げています。白バイでさえも。要するに、スタンドを上げ忘れさえしなければ順序はどうでも良いというのが本音なのですね。

話をかけ算の順序に戻すと、3 × 5 = 15 でも 5 × 3 = 15 でも良いということは、跨がってからスタンドを上げようがその逆だろうが構わないことに似ています。

ただ、似てはいますが、バイクのスタンドの上げ下げは交通という「社会のルール」であるのに対し、かけ算の順序は数学という「自然科学のルール」であるという点で決定的に異なります。

数学の世界では、先ほどの饅頭の計算を 5 × 3 = 15 とすることは正しいのですから、「1つぶんの数 × いくつ分 で式を立てましょうね」という教室内のお約束を優先するべきではありません。

せいぜい、口頭で注意する程度に留めるべきで、テストでバツを付けるなど論外です。

一番心配なのは、5 × 3 = 15 でバツをもらってきた子の親が、「お前は間違っていない、間違っているのは先生だ」と言うであろうことです。親の人情としては当然ですが、人生の早い時期に教師を侮ることを覚えるのは子供にとって大きな損害です。

やはり、かけ算の順序は強制すべきではありません。

年賀はがき

郵便局ではいまだに年賀状のノルマがあるそうです。局員の方から直接聞いた話では、その人のノルマは10,000枚だそうで、さらに他人の分まで引き受けているそうです。

まあ、その人は話しが上手で顔も広そうなので大丈夫だと思います。実際、12月の初旬ですでに8割は捌けていると言っていました。

しかし、悲惨なのは口べたで交際範囲の狭い人間です。そういう人はノルマも少ないのかもしれませんが、それにしても一応は達成の努力をせねばならず、自分で買ってしまう、いわゆる「自爆」も多いと聞きます。私もどちらかというとそのタイプなので、身につまされます。

そうやって大量に仕入れた年賀はがきを出しまくれば、交際範囲も広がる……ならば良いのでしょうけど、人付き合いの上手下手は生まれた時からの性分ですから、なかなか急に知り合いが増えるというわけにはいかないでしょう。

郵便屋さんは親方日の丸で(今は違うけど)食いっぱぐれがないし、黙々と仕事をこなせば良いようなイメージですが、やはり対人スキルは必要なようです。