こんな VR ゲームで遊んでます

Oculus Rift を買ってから1ヶ月、ゲーム三昧で過ごしています。

Everyday Golf VR

かなり良く出来たゴルフシミュレーションです。私は現実のゴルフでは毎回スライスしてしまうのですが、このゲームの中でも同じだったのである意味感心しました。どうやらHMDの向きやコントローラとの位置関係、加速度などから振り遅れと判断されているようです。わりと練習になるかもしれません。日本語にも対応しています。

ただ、シングルプレイ専用で、ネットワークを介したマルチプレイは出来ません。試していませんが、マルチプレイ可能な別のVRゴルフゲームもあるようです。

Chronos

三人称視点のRPGです。ユーザーレビューに「EASYモードでさえ難しすぎる」などとあったため、まともにプレイできるか不安でしたがそこまで難しくはありませんでした。各ボスキャラはもちろん雑魚キャラにいたるまで「この攻撃が来たら盾で守って、次のタイミングで一瞬溜めてから剣を振るう」といったような攻略が必要でなかなか遊び甲斐があります。一人称視点に比べると臨場感では一歩譲るのでしょうが、そのかわりVR酔いは全く起きません。惜しむらくは日本語サポートがないことです。もっとも、重要な台詞は(英語の)字幕が同時に表示されるので、ゲームを進めることは可能なはずです。

Gun Club VR

夥しい種類の銃器が登場し、撃ちまくることが出来ます。敵というか的は人間ではなく人型標的(なのに攻撃してくる!)なので倫理的葛藤は不要です。全般にアホっぽい(褒め言葉)雰囲気で、テロリストやナチ兵士、ゾンビ(型の標的)までは想定の範囲内でしたがナチ兵士ゾンビが登場したときには声を上げて笑ってしまいました。弾倉を交換した後ボルトを引いて弾丸を薬室に送る操作が必要なことや単射と連射の切り替え方など何も説明がないのはアメリカでは常識だからでしょう。


三つとも十分面白いのですが、後二者については日本語サポートがなく、テイストもいわゆる洋ゲーのそれで、日本人の好みとは若干異なる気がします。Oculus のストアにある他のゲームを見ても物騒なのばかりです。

切ったり突いたり撃ちまくったりばかりでは芸がありません。VRの「実際にそこに居るかのように感じられる」という特性を生かした、もっとまったりした「日常型」のゲームないしアプリがあっても良いはずです。

日本メーカーの得意分野だと思うので、今後に期待したいところです。

Oculus Rift を買った

注文からセットアップまで

久しぶりにPCネタです。去年の暮れ、26日だったかにふと思い立って Oculus Rift を注文しました。

FedEx のトラッキングページを見ると無事に日本に到着し、この分だと正月明けには届くかなと思っていたところ、29日になって”Delivery exception” と表示されてしまいました。理由は “Incorrect address” となっています。

Delivery exception

このままでは宛先不明で送り主に返送されてしまいます。Oculus のメールに記された宛先を見ると、「区」が抜けていました。私のミスのようです。日本の郵便屋さんなら少々不完全な住所でも届けてくれたりしますが、国際貨物には通用しないのでしょう。

ただ、「別の住所に送ってくれ」というわけではなく、「区」以外は合っているので話せばなんとかなりそうな気がします。

そこで、FedEx に電話してみることにしました。年末で日本語サポートは休みとなっており、英語の方にしか繋がりません。どうにか用件を伝え、トラッキングナンバーを言うと、ノープロブレムだそうです。助かりました。

そういうわけで、年明け4日には届きました。正月を挟んだ上にトラブルもあったわりには早かったです。

セットアップを始めて重大なことに気づきました。ビデオカードが古すぎるのです。「ドライバを更新してください」とのメッセージが出てソフトウェアのインストールが完了しません。迂闊でした。結局、GTX1060 のビデオカードを新たに購入しました。

Oculus はヘッドセットを HDMI と USB3.0 で、2つのセンサーもそれぞれ USB3.0 で接続する必要(センサーのうち片方は USB2.0 でも良いようです)があるため、USB の帯域を大量に消費します。オンボードの USB でも動作はするのですがどうも不安定で”Sensor Poor Tracking Quality”というエラーが頻発するので、こちらもカード(Inateck USB3.0)を増設しました。

以降は安定して稼働しています。自作PCではパーツを繋いでみるまでちゃんと動くか分からないのが困ったところでもあり、醍醐味でもありますね。

ゲームで遊ぶ

まずは、無料で入手できる Echo Arena というゲームで遊んでみました。

Echo Arena

無重力空間で物につかまったりスラスターを噴射したりして移動し、円盤を奪い合うゲームです。無意識に重力で軌道が下がることを予想して高めに投げてしまうからでしょう、狙いを上に外してしまうことが多いのは興味深く感じました。

ところが、しばらく遊んでいると気分が悪くなってきました。VR酔いです。

Oculus のストアで配布されているアプリはVR酔いの起こりやすさが原則として Comfortable、Moderate、Intense の3段階で表示されています。Echo Arena は Moderate であり、そこまで過激ではないのですがやはり最初にプレイするゲームとしては不向きだったのかもしれません。

次に Air Car というこちらも無料のデモアプリをやってみました。

Air Car

小雨に煙る未来都市の空中をエアカーで走り回ることができます。酔いやすさは現時点で Not Rated ですが、Comfortable 相当と言って良いでしょう。特にゲーム性はないものの、映画「ブレードランナー」の中に入り込んだような気分に浸ることが出来ます。よく見ると「飯店」だの「ラーメン」だのといったネオンサインが見つかることから、作り手も明らかに狙っていることが分かります。

もう一つ、ゲームではありませんが Oculus 謹製の Virtual Desktop というアプリを試しました。価格は1390円でした。宇宙の、あるいは大自然の中にぽっかり浮いた巨大な曲面スクリーン、ホームシアター、本格的な映画館など様々な場所にデスクトップを表示できます。特に動画を全画面で再生し、場所を映画館に設定するとなかなかの臨場感です。ただ、うちの環境では音声に若干のラグがありました。Oculusヘッドフォンをミュートして、PC側から音を出すことで一応対処できましたが、できればアップデートで直って欲しいところです。

どんなときにVR酔いが起きるか

いろいろ試してみて気づいたのは、周囲を見回す動作をしても、言い換えれば注視点(look-at point)を動かしても(十分フレームレートが出ていれば)酔いは起きないということです。起きるとすれば look-from point が移動したときです。一人称視点で激しい動きをすると覿面に酔います。

より正確に言えば、平衡及び加速度に関して視覚に入ってくる情報と実際とが異なるときにVR酔いが起きます。

体質による違いもあるでしょうしある程度は慣れていくのでしょうが、通常の3Dゲームでは全く酔わない私も少し気分が悪くなることがあった(それも Moderate のゲームで)ことは報告しておきたいと思います。


ちなみにこのOculus Rift、購入価格は5万円でした。わずかなアプリを試しただけなので価格に見合う価値があるかどうかはまだ分かりませんが、大いなる可能性を感じたことは確かです。セットアップ終了後に周囲がSFっぽい部屋になったときには「あれ、俺の部屋ってこんなだったっけ?」と思ったほどです。まさに仮想現実ですね。

ただ、若干の不満もあります。アプリによっては音声にラグがあったり、表示に乱れがあったりしました。ハードウェア的にも解像度はやや物足りず、ヘッドセットの重さや圧迫感はさほどではありませんが、さりとて「全く気にならない」とは言いがたいものがあります。

まだ発展途上の製品だけに、もっと人柱が必要なようです(笑) 皆さんも買われてみてはいかがでしょうか。

[Becky!] 無言メール対策

私は仕事でもプライベートでもメールに頼り切っているので、スパムの排除には熱心です。メールソフトには”Becky!”を使っています。

逆引きできないアドレスからのメールは弾くのをはじめとして、夥しいブラックリストと若干のホワイトリスト、それに正規表現によるNGワードを設定しています。一方で、ある単語が含まれていたらあらゆるフィルタをスルーさせる設定も行っています。大事なメールが誤ってフィルタされないための工夫です。

ただ、あまり手の内を明かしたくはありません。スパマーに余計な知恵を与えるのは癪ですからね。なので今日は、これだったら公開しても良かろうという設定を書いてみます。

Becky! でタイトルも本文も空白のメールを排除する方法

タイトル(Subject)も本文(body)も空白のメールが届くことがあります。私は複数のメールアドレスを使っていて、しかも一部はWeb上で公開しているので一日に何通もこの「無言メール」を受け取っていました。宛名だけ入力した段階で誤送信したか、一斉送信プログラムのバグかでしょう。

これらを排除するには、「ツール」→「フィルタリングマネージャ」→「新規ルール」をクリックし、条件をSubject (件名)に .+ がない時、と設定します。

becky!

当然、正規表現にチェックです。

一つのルールには複数の条件が作れます。さらに、独立併存した条件だけでなく、依存関係にある条件を作ることも可能なので、今作った Subject(件名)の条件を選択した状態で「追加」ボタンを押し、[body] (本文(POP3のみ))に .+ がない時という条件を追加します。

これで完了です。

なお、フィルタリングマネージャの「ルール」では、任意のフォルダに振り分けることができます。「迷惑メール」のようなフォルダを作ってそこに振り分けるようにするか、端的にゴミ箱に直行させるのも良いでしょう。

ちなみに私はさらに過激に server kill しています。他の「ルール」では、大事なメールが誤削除されては困るので一応ゴミ箱に入れておいて空にする前に目視で確認しますが、「無言メール」だけはそんなことをする義理も必要性もないでしょうから。

STEAMからゲームを起動しようとするとAVGが反応

年甲斐もなく「ストロングホールド・クルセイダー2」というゲームで遊ぼうとしています。このゲーム、ダウンロード版を購入すると「製品コード」を教えてくれて、STEAMというゲームの著作権管理を行うプラットフォームを通じてダウンロードできます。

ですが、ゲームを起動しようとすると

avg stronghold crusader 2

AVG が反応してしまいました。

恐らく、STEAMを通じて登録したユーザーだけがゲームを起動できる仕組みが、ウイルスの活動と誤認されたのだと思います。

そこで、「追加のオプション」から、このプログラムを認証すると通常通りゲームが起動しました。

めでたし、めでたし、と言いたいところですが、こういうのって困りますよね。企業の公式サイトからダウンロードしたプログラムであってもウイルスに感染している可能性は皆無ではないわけで、迂闊に認証するべきではありません。

ただ、もしSTEAMのサイトが乗っ取られてウイルスが仕込まれていたりすれば世界中で大騒ぎになるはずで、今のところそうなっていないのはAVGの誤認識であろうと判断しました。

ゲームの方はなかなか面白いです。何度か「ゲームなど時間の無駄」的なことを書いていますが、それも自戒のためで、実は二年に一回くらい発作的に何らかのゲームを始めています。

年末年始はこれに熱中すると思います(笑)

間違いメールの増加と、PCの終焉

最近、間違いメールをよくもらいます。一番多いのは日本予防医学リスクマネージメント学会のメールで、どこそこでシンポジウムがあるだとかを知らせるメールが盛んにやってきます。私は医者でもなんでもないのに。恐らく知り合いの誰かの「連絡先」から私のアドレスが紛れ込んだのだと思いますが、心当たりがありません。

まあ、それは良いのですが、気になるのは他にも企業等からのメールで社内の誰かへの Fw: がそのまま引用されていたり、直接来たのと CC とで同じメールが2通あったり、ケアレスミスと思われるものが増えていることです。

考えてみると、メールという連絡手段もやや廃れつつあり、使い方に習熟している人も減ってきているのでしょう。

確かにメールは LINE や SMS に比べて即時性がないし、引用の方法だの署名の仕方だのややこしい決まりがあり、しかも、スパムの増加で S/N 比も低下しています。

PC が終焉を迎えつつあるように、もうメールの時代も終わるのでしょうか。

そうだとすれば残念なことです。「電話するほどではないけど手紙では遅すぎる」という場合にメールはちょうど良いのですけどね。それに、相手が開封したかどうかを知る仕組みも一応ありますが一般的ではないので、「なぜ、メールを見たのに返事しないの!?」と責められることも通常ありません。

そのうち「LINE や SMS で返信に追われるより昔ながらのメールの方が良かったなあ」などと嘆いて、若い人から年寄り扱いされるようになるのかもしれません。

Firefox を再インストールした

この数ヶ月間、Windows7 で Firefox が重い、特にタブを閉じたとき数秒間固まってしまうという現象が起きていました。結論から言うと、一旦アンインストールしてからインストールし直すと解消しました。

Firefox には Sync という機能があります。その名の通りブックマークや設定などを複数のマシン上の Firefox で同期させるものです。お陰で、再インストール後もそれまでの環境をすぐに取り戻せました。

同様の現象に悩んでいる方は、Sync を有効にした上で再インストールしてみてください。アドオンなども含めてすぐに元に戻せるので実に簡単です。

KDJ-ONE

面白いデバイスが出るようです。

kdj-one

KDJ-ONE。英語のページでは、”KDJ-ONE is a mobile audio workstation with…” と謳っています。並々ならぬ意欲作であることが感じられます。実際、 ARM Cortex-A8 1GHz を搭載するこのデバイスの能力は、確かに一昔前のワークステーションに匹敵します。

メロディや和音を記録しておくだけのシーケンサーは昔からありました。しかし、この KDJ-ONE のように高性能な CPU を持つ機種が出ることはありませんでした。というのも、当初はパソコン、近頃ではスマホやタブレットで十分に作曲できるからです。

作曲に限らず、何でもスマホやタブレットでやってしまおうというのが最近の流れです。

そんな中で、1オクターブの鍵盤とカーソル、若干のプログラマブルキー、そしてステレオの内蔵スピーカーを備えた本機は、ある意味「偉大なる時代錯誤」と言えます。

内蔵スピーカーはサイズからしてあまり良い音ではないでしょうが、とりあえずモニタできるのは重要です。「人前でアーティストを気取る」というのがこの手の機械の主な使用目的ですからね。

これならば、出先で恋人に「今、こんな曲を作ってるんだ。まだ途中だけど君だけに聴かせてあげる」などと囁くことができます(笑)

かなり面白そうなデバイスですが、値段はどのくらいになるのでしょうね。

 

Java の落ちぶれっぷり

Java はプログラミング言語としては非常に優れています。厳密なオブジェクト指向、型制約、そして C/C++ ライクな構文と、プログラマーに好まれる要素が詰まっています。ガベージコレクタの採用や、ポインタの概念がないことには賛否両論ありますが、非職業プログラマにとっては歓迎すべき事と言えます。

1990年代のJava に対する期待はそれはもう凄いもので、「21世紀を通じて代表的な言語となるであろう」などと言われたものです。

21世紀を迎えて10数年を経た今日、Javaは確かに色々な用途で使われてはいますが、期待されたほどには存在感を示していません。それどころか、ユーザーサイドでは嫌われ者の技術の一つになっています。

Java のソースコードをコンパイルすると、仮想のCPU(ヴァーチャルマシン)に対応する中間言語に変換され、このことがセキュリティを向上させ、Write once, run anywhere (同じプログラムがあらゆるマシンで走る)を実現するのですが、同時に実行速度の遅さという欠点にもなります。

特にブラウザの上で走るアプレットは、ブラウザ側の実装の問題もあってページを読み込んでから動き始めるまでにタイムラグがあることが多く、嫌われる原因になっています。

そして、極めつけがこれです。

20140803101942

Javaの実行環境をアップデートしようとすると、訳の分からないブラウザアドオンを一緒に入れようとしてきます。温厚な私(笑)もさすがにこれには腹が立ちました。

まあ、チェックを外せば良いだけのことなので、ユーザーに対する裏切りとまでは言いませんが、天下のオラクル(Javaを開発したサン・マイクロシステムズはオラクルに買収された)がやるべき事とは思えません。

言語としては本当に素晴らしいのですけどね……。

ブルースクリーンの原因を探る

自宅のPC(Windows7)がブルースクリーンで再起動してしまいました。今年に入って2回目の現象で、いささか困惑しています。

とりあえず、BlueScreenViewというアプリで診断してみました。

赤くハイライトされている行が原因と思われるモジュールです。直近のブルースクリーンで作られたミニダンプは ntoskrnl.exe を「犯人」として挙げていますが、このファイルは名前からも分かるようにOSのカーネルで、あまり参考になりません。

そこで、前回のクラッシュレポートを見ると、 ntoskrnl.exe と eqc62x64.sys がハイライトされており、どうやら NIC のドライバが原因らしいと分かりました。とは言え、ドライバは既に最新なので今のところ執るべき手段はなく、様子見です。

今まで調子よく動いていた事から考えると、やはり熱が原因かもしれません。

AVGの警告が出た

旅行から無事戻りました。写真の整理などに時間がかかるので、報告は今しばらくお待ち下さい。

今日のところは、PCネタでお茶を濁します(笑)

先ほど、不意に AVG が警告を発しました。

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引っかかったのは ImgBurn というアプリのインストーラーです。このファイルはだいぶ前にダウンロードしたもので、ずっとここ(Downloadsフォルダ)にあったにもかかわらず、先ほど不意に警告が出たということは、直近のパターンファイルの更新でマルウエアと見なされるようになったのでしょう。

ImgBurn は CD や DVD を焼くためのいわゆるライティングソフトで、Linux のインストールディスクを作るために使いました。実は Windows7 はそのままで ISO をライティングできるので、必ずしも必要なかったのですが、このアプリを使うのが自分的に一番簡単ですので。

恐らく、AVG の誤検出ないし過剰反応だと思われます。インストーラーは ImgBurn の公式サイトからダウンロードしたものだし、それなりに有名なアプリですから、もしウイルス付きインストーラーがばらまかれたら、もう少し話題になっているはずです。

とは言え、最近は大手サイトがハッキングされてしまうことも多く、油断は禁物ですね。