雪迫るヘッドライトに照らされて
雪迫るヘッドライトに照らされて
佐賀県にある、祐徳稲荷神社に行ってきました。
稲荷社はどこもそうですが、朱塗りの柱や欄干がとても華やかですね。
面白いことに、本殿(上の方に見えている清水寺の舞台のようなところ)へはエレベーターで登ることもできます。神社としてはかなり近代的な設備に少し驚きました。ただし、乗るには「初穂料」として300円を納める必要があります。
本殿へはエレベーターで行けますが、「奥の院」に参るには歩くしかありません。上の写真の場所をずんずん登っていきます。ちなみに相当な道のりです。
ようやく到着した奥の院です。健脚の人でも30分くらいかかります。
背後にはこのような景色が広がっています。遙か彼方に少し見えている水面は有明海です。ちょっとした登山であることがお分かりいただけると思います。
奥の院鳥居の蔭に著莪の花
白梅の花の隣に顕彰碑
暗いうちから烏の鳴く冬至かな
夜寒(よさむ)は秋の季語ですが、寒夜(かんや)は冬の季語です。ここ数日はまさに寒夜ですね。
読書中ホットカーペットに足伸ばす
霜焼けの指を掻いたりさすつたり
暗やみにやゝ目が慣れて冬の星
電氣代の節約とて着膨れす
不機嫌が顔に出たのか燗熱し