Plowboylifestyle 18:25, 9 November 2005 (UTC)
先日、極端な嫌煙運動はファシズムに似るとして神奈川県の条例案に反対の意を示しましたが、程度の問題は別にして喫煙という習慣が健康に害を及ぼすこと、それ自体は認めざるを得ません。
ちなみに私も10年ほど一日二箱は吸ってきたのですが、ここ3年ほどは吸わずに過ごせていますので、一応、禁煙に成功したと考えて良いと思っています。そこで、僭越ながら、最も効果的な禁煙法を一つ伝授いたします。
それは、吸わないこと。以上です。
決してふざけているわけではありません。禁煙パッチや禁煙ガム、タブレット、パイポなど、禁煙グッズは多々ありますが、どれもニコチンを補給して禁断症状を和らげようというものばかりです。これらを用いると確かに幾分かはイライラが治まりますが、いつまでもニコチンの血中濃度がゼロにならないために、微妙な「吸いたさ」が残ってしまうのです。下手をすると、禁煙ガム愛好者になってしまい、ガムと煙草で二倍の金がかかったりします(実話)
ですから、ここはきっぱりと吸わない、ただそれのみ、という単純明快な禁煙法が実は一番簡単なのです。
騙されたと思って、今お手持ちの煙草がなくなったら、禁煙を開始してみて下さい。最初の三日はかなり吸いたいはずです。一週間たってもまだ吸いたいでしょう。ですが、最初の三日の居ても立っていられなくなる感じではなく、我慢できないこともないかな? というレベルになってきます。ここまで来ればしめたもので、あとは右肩下がりに「吸いたさ」が逓減していきます。一般に、最初の三日の苦しさが一生続くのではないかと錯覚することが禁煙に失敗する主な原因なのです。実際には一週間を境にどんどんニコチンが抜けてラクになっていきますので、なんとかそこまで辿り着きましょう。一ヶ月もすれば、ほとんど吸いたくなくなります。
あと必須ではありませんが、最初のうちはコーヒーやアルコールは控えるのが無難でしょう。これらはつい煙草を吸いたくなってしまう飲み物のようです。特にアルコールは自制心を弛める作用がありますので要注意です。
煙草をやめてなにが良いかと言いますと、まず、お金。一日二箱、10年吸い続けると 300×2×3650 = 2190000、約220万円。禁煙するとかなりの節約になります。ましてや、今後もたばこ税の増税は続くでしょうし。それから、食べ物の味も美味しく感じます。煙草のニオイで人から嫌がられることもありません。自慢タラタラでブログに体験談を綴ることもできます(笑) 良いことずくめですね。
禁煙失敗者が苦しさを誇大に表現することもあって、世間では煙草をやめるのは物凄く難しいと思われているようですが、実はそれほどでもありません。やってみると案外できるものです。是非挑戦してみてください。
以下蛇足。実は、以前職場の同僚に『禁煙を成功させる30の方法』(書名はあやふや)とかいう本をプレゼントされたことがありまして、迷惑だから煙草やめろという強烈な皮肉だったのかも知れませんが、私は素直に感謝しつつ健気にも全ての方法を実行したのです(笑)
吸う本数を毎日一本ずつ減らすだとか、逆に気分が悪くなるまで吸いまくってみるとか、一定期間吸わなかったら自分にご褒美をあげるだとか、それはそれは色々な方法が書いてありました。が、一つとしてうまくいきませんでした。やはり、最良の禁煙法は「きっぱりやめる」、これに尽きるようです。
荒れ壁に絡みつきたる花あけび