ジョギングの準備體操日脚伸ぶ
ジョギングの準備體操日脚伸ぶ
冷凍食品への農薬混入事件の容疑者が捕まりました。ビッグスクーターに乗るコスプレおじさんだったそうで、私も二輪にハマっているオタクなので若干シンパシーを感じています。
しかも、報道によると、容疑者の勤務していた工場では最近「能力制」を導入し、彼の給料は月あたり4,5万円も減らされたのだとか。もともと10数万しかない給料を4,5万も減らされてはグレるのも無理ありません。
そもそも、工場の流れ作業で「能力制」というのがふざけています。人件費カットの方便であることは明らかです。会社側はそうではないと言うでしょうが、人件費の総額を「能力制」導入以前と比較すれば、必ず減っているはずです。
資本家による労働者の搾取は、学生運動などで共産主義が流行った時代よりも、非正規労働という形でむしろ苛烈さを増しています。左翼の皆さんは、オスプレイを監視したり原発廃止を求めて座り込んだりする暇があるなら、容疑者のような「虐げられしもの」を助けるために活動するべきです。
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でも、「毒」はいけませんね。「毒」だけはいけません。しかも、不特定多数の消費者、つまり我々がターゲットにされているわけですからね。
毒物の混入は卑劣極まる犯罪であって、容疑者がどれほど悲惨な境遇であったとしても、この点は全く同情できません。無論、まだ容疑の段階なので動機を含めて確定的なことは何も言えませんが。
どういう理由があるにせよ「毒」を盛るのだけはダメです。「ああ美味しかった、ごちそうさま」と食べ終わって、うぐぐっと苦しみ出すなんてイヤすぎます。
やはり、社会への不満はゲバ棒を振り回すことによって表明するのが一番(?)です。
Car Watchを見ていると、「ジープ・ラングラー アンリミテッド」の限定車「ポーラー エディション」が発売されるという記事に目がとまりました。
ジープブランドのコンセプト「Go Anywhere(何処へでも行ける)」をもとに、「Polar(北極)にでも行ける。Polarのような厳しい環境においても、このクルマであれば快適なドライブを実現できる」との意味が込められたポーラー エディションでは……(後略)
ふうむ。Polarは北極じゃなくて「極地」なんじゃないですかね。なぜ北極に限定されるのか。恐らく、記者の先入観からでしょう。
フロントフェンダーにあしらわれる「Polar」のハードバッヂには、南極大陸に立地するロシアのボストーク基地の位置を示す座標(南緯78度、東度106度)が記されている。
こちらは、「東経」とすべきところを「東度」としてしまうミスですね。恐らく、「ひがし」「けいど」と入力して「度」を消そうとして「経」を消してしまったんでしょう。
重箱の隅をつつくような話をするのは、どうもネットメディアの記事にはこういった瑕疵が多い気がするからです。紙のメディアと違って校正にお金をかけられない、というか校正していないようです。ちょっとした書き損ないや変換ミスは誰にでもあることですが、できれば公開前にもう少しチェックして欲しいですね。
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車の方は、V型6気筒DOHC 3.6リッターでトランスミッションは5AT、特に書かれていませんが、当然AWDだと思います。燃費は7.5km/L。比較的良好ですね。お値段は417万9000円。150台限定。
ただ、Go Anywhere とは言うものの、狭い日本では行けないところが多そうです。立体駐車場とか。
3年前の記事で、日本の人口の推移を予測しました。それによると、平成25年10月の日本の総人口は127,290,000 でした。
総務省統計局の人口推計・平成25年10月報が出ているので、答え合わせをしてみましょう。
平成25年10月1日現在、総人口、つまり外国人を含めた人口は、概算値ですが 127,300,000 とのことです。
私の予測、127,290,000 とは1万の差です。まずまず正確に計算できていたようにも見えますが、微分方程式で求めることができるのは出生と死亡による変動であって、一時的に日本に滞在する外国人は考慮に入れておらず、にもかかわらず「日本人人口」ではなく「総人口」を計算に用いたのはミスでした。
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以前の記事に書いた「国民の頭脳を活用」して人口減の時代に対応せよ、という考えは今も変わっていません。
まずは教育を変えていくべきです。
現在の教育制度は工業化社会に最適化されています。端的に言えば「勤勉で従順な工場労働者」を育てるものです。他人と違う考えを持つことが排斥されるのは、工場では誰かが思いつきで新しいことをやると、ラインがストップしかねないからです。
しかし、もうそういう時代ではないはずです。
必要なのはイノベーションを起こせる人材です。これからの日本は、学校でも社会でも「他人と違うことを言うと誉められる」という文化を持つようにならなければいけません。
今更ですが、少し。
成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 10月 21
アスリートに限った話ならその通りだと思います。ましてオリンピックでメダルを取ろうというなら。
しかし、そんな大それた夢ではなく、市民マラソンで完走する、入学試験や資格試験に合格する、1000万円貯める、などは誰でも「やればできる」範囲です。この程度のことさえ「運」や「素質」がなければできないと思っているのなら、あまりにも自分を見くびりすぎです。
確かに、何の努力も必要とせず、親の七光りか何かで世渡りする人間も居るには居ます。でも、他人を羨んでも始まりません。
私の観察では、不可能な夢を追い続けて人生を無駄にする人はめったにおらず、むしろ、やれば可能なことをやりもせずに諦めてしまっている人が殆どのように思われます。
時代の空気を反映してか、為末さんの説を援用して、「だめだめ、努力なんて無駄、どうせオレなんか……」と言ってる若者が多いのは残念なことです。
やればできますって。やってみましょう。
小雪舞う門司の港の夕間暮れ
数学者、高木貞治の「数学小景」に、
八幡不知、あるいは、やはたしらずの藪、と言っても、若い読者には、意味が通じないかも知れない。
という記述があります。この本が出たのが昭和18年であることを考えると、そのころの若い人、つまり大正、昭和初期生まれの人の間でも既にあまり使われていなかった言葉のようなので、平成も26年を数える今となっては、知らないのが普通でしょう。
実際私もこの本を読むまで知りませんでした。広辞苑には「やわた-の-やぶしらず」として載っており、
八幡にある藪。八幡不知森(しらずのもり)ともいい、ここに入れば再び出ることができないとか、祟たたりがあるとかいわれる。転じて、出口のわからないこと、迷うことなどのたとえ。やわたしらず。
となっています。
で、その八幡がどこかなのですが、よく調べもせずに、今日の今日まで京都の八幡市だと思っていました。そっちの方が有名だし。
ちなみに、八幡という地名は北九州市にもあって「八幡製鉄所」で有名ですが、こちらは「やはた」なので違います。
正解は、千葉県市川市八幡ですね。小学館の「故事ことわざの事典」に
千葉県市川市八幡に、迷いこんだら出られないといわれた「八幡の藪知らず」と呼ばれた藪があったところから、はいると出口のわからない藪。転じて、はいり込むと出口のわからないこと、迷うことをたとえていう。
とあることから明らかです。というか、Wikipedia にはっきり書いてありました。
現在では「森」は18m四方ほどにすぎないそうですが、写真(Wikipediaより。パブリックドメイン)で見ると雰囲気ありますね。
Google マップで、ちょっとストレスが溜まるのが、地名に読み仮名が振られていないことです。ナビとして使うだけなら目的地や経由地がなんという読みであろうと問題ありませんが、「読み方分からないけどとりあえず来た」では旅情もへったくれもありません。
例えば、九州には「朽網」という土地があります。みなさん、何と読むか分かりますでしょうか。
答えは「くさみ」です。私は知らずに「くちあみ」と読んで人に笑われました。他にも「貫(ぬき)」、「苅田(かんだ)」など、難読の地名は数多くあります。
最近気づいたのですが、ちょっと読み方を調べるには検索結果を一時的に英語にすると便利です。
こうすると、全部ではありませんが地図表示もローマ字化されます。
設定画面に入る方法は幾つかありますが、http://www.google.co.jp/ の右下の 「設定(英語から戻るときは”Settings”)」 から入るのが簡単です。
なお、この機能を利用するにはGoogleのアカウントを作ってログインしておく必要があります。アカウント作るなんて面倒くさい! と思われるかも知れませんが、一度作ると PC で検索した履歴がスマホでも見られる(逆もまた然り)など、多くの利点があります。
読み方を調べた後は、日本語に戻しておきましょう。