今更ですが、少し。
成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う。アスリートもまずその体に生まれるかどうかが99%。そして選ばれた人たちが努力を語る。やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提。
— 為末 大 (@daijapan) 2013, 10月 21
アスリートに限った話ならその通りだと思います。ましてオリンピックでメダルを取ろうというなら。
しかし、そんな大それた夢ではなく、市民マラソンで完走する、入学試験や資格試験に合格する、1000万円貯める、などは誰でも「やればできる」範囲です。この程度のことさえ「運」や「素質」がなければできないと思っているのなら、あまりにも自分を見くびりすぎです。
確かに、何の努力も必要とせず、親の七光りか何かで世渡りする人間も居るには居ます。でも、他人を羨んでも始まりません。
私の観察では、不可能な夢を追い続けて人生を無駄にする人はめったにおらず、むしろ、やれば可能なことをやりもせずに諦めてしまっている人が殆どのように思われます。
時代の空気を反映してか、為末さんの説を援用して、「だめだめ、努力なんて無駄、どうせオレなんか……」と言ってる若者が多いのは残念なことです。
やればできますって。やってみましょう。