NISA口座、税務署による「確認」

例のNISA口座ですが、私が申し込み書に書いた内容を証券会社が税務署に伝えて、税務署側での確認が完了するまでに4~6週間かかるそうです。

電算化されているはずですから、もし既に他社でNISA口座を持っていたり、日本国内に居住していなかったりでNISA口座を開設する資格が無い場合は一瞬で弾き出されると思うのですけどね。たぶん、住所や氏名を変えて複数のNISA口座を持とうとする輩がいるので、敢えて時間をおいて調べるのでしょう。

無論、調べられるといっても、申し込み書に嘘偽りがなければ問題なく通るはずです。

のんびり待ちます。

畑観音

涼を求めて山道を走っていると、おあつらえ向けの場所を見つけました。「畑観音釈王寺」です。

畑観音

道路の脇の壁一面苔むしています。とても北九州市とは思えないのどかな風景ですね。この左脇の砂利のスペースに車が数台駐められます。写真には写っていませんが、参詣者のための茶店も営業しています。

鳥獣保護区

そばに川が流れる小道を登ります。

畑観音

水音がさわやかです。さらに登っていくと、

仏像

仏像が見えてきますが、こちらはご本尊の観音様ではありません。

公開されていませんが、ご本尊は木葉観世音菩薩で、保元の乱を避けてこの地へいらっしゃり、後に崩御された崇徳院皇后を弔うものだそうです。

残念ながらご本尊を拝むことは出来ませんでしたが、お寺の周囲には、なにやら有り難そうな仏像がたくさんあります。

仏像お地蔵さん

滝が流れ、標高もあるのでなかなかに涼しい場所でした。

新しい飢餓

「新しい飢餓」とは、一般的には、主にアメリカで低所得者が高カロリーで不健康な食事を強いられ、肥満が増えているとされることを指します。

なぜ「強いられている」という表現を使うかというと、生活保護に当たるフードスタンプで買える食品は脂肪分や炭水化物が多く、太りやすいものばかりだから、だそうです。

しかし、私の考えではこれは飢餓ではありません。食べる量を減らすなり、運動するなり、肥満解消の方法はいくらでもあるし、健康的な食事をするためには別に高級食材を買う必要はなく、工夫次第でなんとでもなります。そもそも生活保護を受ける境遇に陥ったこと自体、怠惰が原因である場合が全てでは無いにしろ殆どのはずです。

本当の新しい飢餓とは

新しい飢餓を心配しなければならないのはアメリカではなく日本です。それも肥満で困るとかいった悠長な話ではなく、文字通りの飢餓です。

マルサスの人口論を引用するまでもなく、世界では人口が増え続けており、食料は足りていません。いや、本当は足りているのですが、供給に偏りがあるために飢餓に陥っている人々がいるのです。

「知ってる。アフリカとかでしょ。気の毒にね。でも、私たちには関係ないよね」と思っている日本人が殆どです。が、我々がその「気の毒な側」に回らない保障は何もありません

食料の大半を輸入に頼る日本は、残念なことに経済的には衰退しつつあります。もちろん、今日や明日、輸入できなくなることはないし、備蓄も多少はあります。いざとなれば国内での増産も可能でしょう。

しかし、我々が不利な立場にあることは確かです。同じように輸入に頼るエネルギーの分野では、原発が止まっているために発電に天然ガスが必要なことを見透かされて、他国の数倍の値で買わされるということが実際に起こっています。

日本がLNGを“ジャパンプレミアム”と呼ばれる欧米の3倍以上の価格で購入したことが、過去最大の貿易赤字の一因となっています。

NHK「クローズアップ現代」

食料はそうはならないと誰が言えるでしょうか。

日本人が飢えても他国は気にしない

冷厳なる国際政治のもとでは、若干の人々が飢えて死んでも殆ど誰も気にかけません。我々がアフリカの飢餓に無関心なのと同じように。

兆候は既にあります。

一連の中国産食品の衛生問題にも関わらず、中国からの食料輸入は止まりません。止めると食料が足りなくなるからです。少なくとも現在の食生活は維持できなくなります。

中国だけでなく、結局のところ、どこの国の人も安全な食品を輸出したいとは微塵も思っていないのです。ただ商売の都合上、明らかな毒を売ると次から買ってもらえないので、一応食べられるものを売るというだけです。

もちろん、もっと高く買ってくれるところがあればためらわずそちらに売ります。あるいは彼らが食べる分が不足すれば、我々がいくら懇願しても売ってはくれません。

田舎に行くと、〇〇何年、近郷餓死者〇百人、などと読める古ぼけた石碑を見かけることがあります。江戸時代の飢饉の供養塔です。日本において、飢饉は過去何回も起きたし、今後も起きる恐れが皆無ではありません。

食料の安全保障について、もっと真剣に考える必要があります。

テレビ「名車再生!」で性格判断

ディスカバリーチャンネルでやっている「名車再生!(Wheeler Dealers)」が人気です。のみならず、この番組、性格判断にも使えます。もしご覧になっていたら、次の問いに答えてみて下さい。

問い. 名車再生のビジネスにおいて、マイクとエドのどちらがより重要な役割を果たしていると思いますか?



あなたの性格は……


冗談はさておき、多くの人が、この番組を見て、働いているのはエドだけでマイクは何もしていないじゃないかと思ったことでしょう。私もそうでした。

しかし、売れそうな車を見つけて出来るだけ安く買う、買ってくれそうな人を見つけて出来るだけ高く売るというマイクの仕事は、明らかに名車再生のビジネスにおいて不可欠です。

大企業の社員が、下請けから買い叩く、あるいはブランドのおかげで高く買ってもらえるというのとはわけが違います。あくまでフェアに買って、売らなければいけません。まあ、実際には「番組の力」がないわけではないでしょうが、視聴者が「うわー、ぼったくりだな」と思ってしまうようではダメです。

これってかなり難しいことですよね。

よく、寡黙なエンジニアが冷遇されて、何のスキルもないけどよく喋る奴がトントン拍子で出世することがありますが、必ずしも不公平とばかりは言えません。

「陽気なお調子者」も実は大事な役割を果たしているのです。そう、マイクのように。

NISA口座、開設

SBI証券に口座を作りました。ネットでちょいちょいとクリックすると、翌日には申し込み書が郵便で届きます。

ややこしいのは、NISA対応にする場合、NISA申し込み用の書類が入った封筒が普通郵便で、それとは別に口座開設用の封筒が本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で届くことです。

本人限定受取郵便の配達時に、ネットで指定した本人確認書類、私は運転免許証にしましたが、それの提示を求められます。このようにして、他人名義の口座が作られるのを防止しているわけですね。

さらに、口座自体の申し込み用紙に同封する本人確認書類は免許証のコピーで構いませんが、NISAの方は住民票の写しでなければなりません。さらに、本年1月1日の住所が現在と異なる場合は、前の住所地の除票が必要です。

このように住所を厳密に調べるのは、税務署の都合があるようです。個人の特定(NISA適用は一人一口座)は免許証番号で十分ですが、住所は変更届を出していなければ実際と食い違うこともありますからね。税務署としては管轄地に住むNISA利用者を常に把握しておきたい、ということでしょう。

申し込み用封筒には切手を貼らなくて良いし、資金も、提携行からのネットバンキングによる振り込みの場合、手数料分をSBI証券が補填してくれます。

至れり尽くせりですが、証券会社としてはそれだけやっても口座さえ作らせればこっちのものと思っているわけで、逆に言えば私の金が狙われているわけです(笑)

よく言われるように証券会社は客が得しようと損しようと手数料収入で儲けることができますからね。こちらとしてはできるだけ手数料以上の利益を上げようとするのみですが、あまり入れ込みすぎないようにしなければ、と思っています。

PS Store の三つの不満

先日PS Storeで映画『ホビット 竜に奪われた王国』をレンタルしました。これって、三部作の二作目だったのですね。『ロード・オブ・ザ・リング』の続き(というか、時間軸としては過去)であることは何となく理解していましたが、情報弱者なもので今度もまた三部作とは知りませんでした。

内容的にはビルボの若き日の冒険の物語ですね。ガンダルフがまだ少し頼りなかったり、長命なエルフが前作と全く同じ姿で出てきたりと、『ロード・オブ・ザ・リング』のファンならば楽しめる内容です。

映画については概ね満足したのですが、PS Store のシステムとラインナップには若干不満を感じました。

まず、レンタルが高い。HDの映画は500円もします。

次に、ダウンロードに時間がかかる。長めの映画でHDともなると8GB以上の容量ですから仕方のない面もありますが、以前は対応していたストリーミング再生が不可能になったのは残念なことです。一応、「ダウンロードしながら再生」というオプションがありますが、ボタンを押してから再生が始まるのに1分近くかかるという悠長な仕様です。

そして一番不満なのは、視聴可能時間が短いこと。48時間しかありません。見ている最中に用事ができて中断すると、翌々日には見られなくなってしまいます。

確かに一回見るだけなら48時間もあれば十分でしょう。しかし、DVDを七泊八日で借りていた時代は、返す前にもう一度見たりしていたものです。特に『ロード・オブ・ザ・リング』のような込み入った映画は、見返してみて「ああ、このシーンは前作のあれとつながっているんだな……」などと、「新たな発見」をするのも一つの楽しみ方です。まあ、それならBDを買えと言われればその通りですが。

あと一つ、不可解なことがあります。PS Storeでは、『ホビット』三部作の第一作、『思いがけない冒険』のレンタルが無く、購入のみになっています。

「そうか、間違って第二作から見ちゃったけど一作目も見ておくか」と思ったのですが、2500円も払って購入するのもなあ、と躊躇してしまいます。しかも、映像コンテンツについてはプレステが壊れても再ダウンロードできないという不親切ぶり。

結局、一作目を見るのは諦めました。いつか地上波でやるでしょうから、そのときまで待つことにします(笑)

Java の落ちぶれっぷり

Java はプログラミング言語としては非常に優れています。厳密なオブジェクト指向、型制約、そして C/C++ ライクな構文と、プログラマーに好まれる要素が詰まっています。ガベージコレクタの採用や、ポインタの概念がないことには賛否両論ありますが、非職業プログラマにとっては歓迎すべき事と言えます。

1990年代のJava に対する期待はそれはもう凄いもので、「21世紀を通じて代表的な言語となるであろう」などと言われたものです。

21世紀を迎えて10数年を経た今日、Javaは確かに色々な用途で使われてはいますが、期待されたほどには存在感を示していません。それどころか、ユーザーサイドでは嫌われ者の技術の一つになっています。

Java のソースコードをコンパイルすると、仮想のCPU(ヴァーチャルマシン)に対応する中間言語に変換され、このことがセキュリティを向上させ、Write once, run anywhere (同じプログラムがあらゆるマシンで走る)を実現するのですが、同時に実行速度の遅さという欠点にもなります。

特にブラウザの上で走るアプレットは、ブラウザ側の実装の問題もあってページを読み込んでから動き始めるまでにタイムラグがあることが多く、嫌われる原因になっています。

そして、極めつけがこれです。

20140803101942

Javaの実行環境をアップデートしようとすると、訳の分からないブラウザアドオンを一緒に入れようとしてきます。温厚な私(笑)もさすがにこれには腹が立ちました。

まあ、チェックを外せば良いだけのことなので、ユーザーに対する裏切りとまでは言いませんが、天下のオラクル(Javaを開発したサン・マイクロシステムズはオラクルに買収された)がやるべき事とは思えません。

言語としては本当に素晴らしいのですけどね……。

払って良い金と、良くない金がある

銀行からペラペラの圧着ハガキが届きました。中身を見てみるとクレジットカード(キャッシュカードと一体のやつ)の支払いをリボ払いにしませんかという勧誘でした。

冗談を言ってもらっては困る、私がリボ払いなどするような無教養な人間に見えるのか!? と憤慨しつつ丸めてゴミ箱にポイしましたが、世の中にはついうっかりと応じてしまう人もいるのでしょうね。

大金持ちになる方法」で書いたように、賢い人間は利子を受け取ることはあっても、払うことはまずないのです。消費者金融だとか、カードローンだとかで、特に必要でもないのに金を借りて利子を払うほど馬鹿らしいことはありません。

その中でも一番馬鹿らしいのがリボ払いです。例えば20万円を毎月1万円ずつ、実質年率13%のリボ払いで返済すると、支払利息の総額は26,629円になります。いいですか、相手は労せずして26,629円ですよ。本来は全く払う必要がない金です。

さらに悪いことに、リボ払いにするような金勘定に疎い人はうっかりまた使ってしまい、いつまでたってもリボ残高が減らず、利息を払い続けることになりがちです。まさに、金づるにされるのです。

私は払って良い金と、良くない金があると思っています。例えば食べ物を買うために使った金は、血となり肉となったのですから無駄金ではありません。つまらない映画を見るのに使った金も、どうあれ見たのですから文句は言いません。

しかし、交通違反の反則金、契約違反の損害金、不法行為の賠償金などは、気をつけていれば一生払う必要のない金で、払う羽目になったら大いに反省せねばなりません。

消費者金融やリボ払いの利息も同じです。

PSNのパスワード変更

PS3 を持っています。悲しいことにゲームをまだ1枚も買ってないのにディスクドライブが壊れてしまい、今まではもっぱらDLNAクライアントとして使っていました。

が、ここ数日、初めてPS Storeでビデオをレンタルしてみようとタイトルを物色しています。それにしても、……高いですね。

レンタルで300円から500円、セルでHDともなると2500円ほどもします。

まあ、それはさておき、とりあえず一本借りてみようと『ホビット 竜に奪われた王国』を選ぶと、なにやら上手くいきません。そうでした、PSNにはメールアドレスだけ登録して、クレジットカードの番号を入力していないのでした。ちょうどこのPS3を手に入れたころPSNのプライバシー漏洩事件があり、敢えて入力しなかったのです。

しかし、さすがにSCEもあれに懲りて今後はそうそう漏洩することもあるまいと思い、アカウント情報の変更(カード番号入力)をしてみました。そして、微妙な気分になりました。

まずパスワードの入力を求められますが、設定したのはもう何年も前なのですっかり忘れています。そこで「パスワードを忘れたら」というボタンを押すと生年月日の入力が求められ、「登録されたメールアドレスにパスワード変更のご案内を送信しました」とのこと。いわゆるリマインダというやつですね。

問題はそのキーが生年月日であるという点です。

誕生日など、本人のみが知りうる情報でもなんでもなく、特にバースデーパーティーが盛んな欧米では下手をすればクラスや職場の全員が知っていたりするわけです。

ユーザーの利便性のため良かれと思ってやっているのでしょうし、実際助かりましたが、ちょっと脇が甘すぎる気がします。心配になってしまいました。

アカウントの設定で、本当とは違う生年月日を入力し、一種の第2パスワードとするといった工夫が必要かも知れません。

『ホビット 竜に奪われた王国』は現在のところ準新作という扱いになるのでしょう、SDは400円、HDは500円でした。レンタルしようとすると、「ウォレットに1000円チャージします」と言われます。なるほど、そういう仕組みでしたか。残り500円を無駄にするのもなんなので『アナと雪の女王』でも見るか、と、こういう風にSCEの思う壺にはまっていくわけですね(笑)

映画の感想はまた後日。