もう一つの太閤水と伊藤常足翁旧宅

豊臣秀吉は筑前守(羽柴筑前)だったこともあり、九州とはさまざまなゆかりがあります。有名なのが新宮町にある「太閤水」です。

こんな感じで祠が建っていて、裏には水を汲むための電動ポンプもあります。私が行った時にもちょうど水を汲みに来ていた話し好きの女性がいて、この水の由来を色々と教えてくれました。

秀吉をはじめ側近達は皆茶人なので水にはうるさかったのだそうです。いわゆる九州征伐の途上、津田宗及がここに良い水を見つけ、秀吉は「宗及水」と名付けました。それが後に「太閤水」と呼ばれるようになったようです。まだこの頃は太閤ではなかったのですけどね(笑)

昔はこの井戸につるべを落として水を汲んでいたそうです。

さて、実は「太閤水」はもう一つ、若松にもあります。

こちらはかなりマイナーなようで、Googleマップにも載っていません。実際、車の入らない細い道をしばらく歩かなくてはいけないので、かなり行きにくい場所ではあります。

写真の真新しい花にご注目下さい。

もちろん、私が供えたのではありません。地元の人が、観光とは無縁のこのひっそりとした祠を守り続けているのでしょう。思わず頭が下がります。

二つの太閤水のなかほど、鞍手というところに伊藤常足の旧宅があります。

常足翁は江戸時代の国学者で、本居宣長の弟子の弟子に学んだそうです。『太宰管内志』を著しました。
この人はもともと古物神社の神職の家の生まれで、旧宅もその神社のすぐ隣にあります。

そして、またも愛車です。機動力を得たので名所旧跡巡りが捗ります。
神社の駐車場は未舗装で、特にぬかるんでいたわけではないのですが、後で見てみると泥ハネが凄くて閉口しました(笑)

神社の中に土俵があります。年に何度か地元の若い衆の奉納相撲で賑わうのでしょう。

iPhone5

今更ながら iPhone を買いました。

KDDI版です。
特に使い方に悩むところはありませんでしたが、呼び出し音が音楽になっていたので、通常のプルル……に戻しました。販売店も余計なことをしますね。

あと、やはり地図アプリが便利ですね。ただ、噂通りアップル謹製のはイマイチだったので、早速 Google のヤツを導入しました。これで、出先で迷わなくて済みます。

女山神籠石

みやま市(かつての瀬高町)にある女山神籠石(ぞやまこうごいし)を見に行ってきました。

神籠石とは、古事記や日本書紀に載っていない、でも、現に存在している列石のことです。古代の神域であるとも、山城であるとも言われています。
最近では山城説が有力ですが、この女山、かつては女王山と呼ばれていたそうで、後に女王を憚って女山になったそうです。邪馬台国の神域であったとの説もあり、地元ではもっぱらこの説を採るようです。卑弥呼の里で町おこしというわけです。

麓から遊歩道が整備されています。

こんな感じで落ち葉をざくざく踏みながら登っていくと、

列石があります。
確認されている遺構はかなりの数に上っており、全部見て回るのは大変そうです。私はとりあえず山の頂上を目指すことにしました。


頂上付近には、山内古墳の石室もあります。

眺望はこんな感じです。ええ、一面の田んぼです

例によって、殆ど人の姿は見えず、登って下りるまでにたった一人とすれ違っただけでした。

石塚山古墳

明けましておめでとうございます。

小雪がちらつく中、福岡県苅田町の石塚山古墳に行ってきました。

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この古墳、苅田町役場のすぐ隣にあります。

鳥居が立っていて神社の体裁ですが、三箇日というのに人っ子一人いませんでした。素晴らしい!(笑)

小山のようになっていて登りたい衝動に駆られますが、お墓なので登ってはいけません。

愛車です。去年の暮れに買いました。幸か不幸か自宅から駐車場よりバス停の方が近いのですが、せっかく買いましたので、無理にでも史跡巡りなどに使おうかと思っています。

TASCAM DR-07MKII

ずいぶん前に TASCAM の ICレコーダー、 DR-07MKII を買ったのですが、レビューするのをすっかり忘れていました。

DR-07MKII

裏面にカメラの三脚用のネジ穴があり、ご覧のようにマウントすることができます。ただ、マイクスタンドに付けることはできません。

UIに関しては、最近のタッチパネルを備えた機器のようには直感的でないのですが、要は録音ボタン()を一度押すとスタンバイ、もう一度押すと録音開始というだけなので、別に難しくはありません。


hey_hey.mp3

24bit/96kHz PCM で録音し、mp3 に変換したものです。最後の衣擦れも含めてかなり忠実に録れていると思います。ちょっと(というか、かなり)弦がくたびれているので、あまり煌びやかさがありませんね。ぐぬぬ。

製品には 2GB の microSDカードが付属し、24bit/96kHz だと1時間強録ることができます。少し心許ないという方は 8GB くらいのを用意されると良いと思います。もっとも、あまり長時間録ろうとすると、今度は電池(単3×2)が持たないかも知れませんが。

あと、録音でやっかいなのがレベル調整ですが、この機種には、自動的にレベル調節するモード、ピークを検出するとレベルを下げるモード、リミッターがかかるモードの3つがあります。バンド演奏を録音する場合は、リハーサルでピークを検出するモードを使ってレベルを下げておくと良いでしょう。

スマホ全盛の昨今、敢えてこのような単機能な製品を買うのも一興ではないでしょうか。

臼杵の石仏

先週ですが、大分県の臼杵に行ってきました。

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山頭火の句碑。

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国宝の磨崖仏。山の中にあって、たまたま私が行った時だけかもしれませんが、あまり人が多くなく、静かに拝観できました。

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紅葉。

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龍源寺の三重塔。こちらは市街地にあります。
臼杵は、ほとんど歩いて見て回れるような小さな城下町で、石仏だけがちょっと離れた山の中にあります。

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稲葉家下屋敷。

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ごちそう。ちょっと食べてしまってますが(笑)
この写真、湯気が写っていてなかなか美味しそうですね。実際、素朴な味で滋養になりました。左の方の黄色いご飯は、黄飯(おうはん)といってクチナシのエキスで色を付けたもので、臼杵の郷土料理です。

長府博物館

所用で山口県の長府に行ったので、帰りに博物館に寄ってきました。

この階段の上にちらっと見えるのがそれです。なんと土足厳禁で、入り口で靴を脱いで入ります。

展示されていたのは、特別展「薩長盟約と下関」です。
坂本龍馬の「日本をせんたくいたしたく候」の手紙などがありました。あまりにも有名なフレーズですが、その前段は「姦吏を一時に軍(いくさ)して打殺」となっています。
今日、日本は、幕末に劣らず困難な状況にあります。明治維新は決して自然に起きたものではなく、志士たちの激烈なる闘争の末に成ったことを忘れてはなりません。

さて、長府博物館、隣は功山寺というお寺です。仏殿は国宝となっています。


山門。なんとも雰囲気がありますね。

途中には乃木大将を祀る乃木神社、

そして、今回は通り過ぎただけですが長府毛利邸などがありました。

これらが全て、歩いて30分くらいの範囲にあります。非常に見所が多い街です。
それから、博物館の中、入り口付近に巨大な乃木大将の像があったのが印象的でした。今回の展示とは直接関係ないはずですが、恐らくあまりに大きすぎて動かすことができないのでしょう(笑)

愛国者はぜひ訪れてみて下さい。

水巻コスモス

コスモスを見に水巻に行ってきました。

水巻駅は鹿児島本線の博多と小倉のなかほどにあり、私も数限りなく「通過」してきたのですが、ここで下りたのは実は初めてです。

なんとも鄙びた風情があって良いですね。
駅の前に「コスモス祭り」のポスターがあって、10月28日すなわち今日まで開催中とあります。これこれ、これを見に来たんだとポスターの略地図をのぞき込みますが、土地勘もなくよく分かりません。

まぁいいや、と適当に歩き始めると、田んぼの向こうがなにやら赤いのです。

近寄ってみると、一面のコスモス畑です。


しかし、テレビでは「コスモス祭り」と言っていましたが、幟の1つも出ておらず、それどころか人っ子一人いません。どうやら、ここは休耕地にコスモスを植えているだけで、目指す場所とは違うようです。

後で分かったことですが、駅前にあった地図は南が上になっていました(本当)

そういうわけで、踏切を超えて線路の逆側に歩いて行きます。

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なかなか綺麗なところですね。ここ(市役所)で、「コスモス祭り」の場所を再び確認し歩くこと30分、ようやくそれらしきところに着きました。

この河川敷のようです。

敢えて写真には入れていませんが、花嫁さんなども居ました。コスモス園でウエディング、ロマンチックですね。ただ、惜しむらくは少し見頃を過ぎていたようです。もう少し早く来るべきでした。

今日は歩き通しで疲れました。帰りはタクシーに乗ろうと思ったのですが、河原から駅まで歩く間に一台も来ませんでした。恐るべし、田舎。

Nexus7 を買った

Androidタブレット、Nexus 7 を買いました。

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早速遊んでいる図です。ご覧のように持碁ですが、CPUは白の三目半勝ちと判定しました。九路盤ではコミ三目半でやるのが普通なのでしょうかね。あまりやったことないのでよく分かりません。

それはさておき、Nexus 7、期待通り動作はかなりキビキビしています。他のタブレットをいじったことがないので比較できませんが、スペック的にはそれなりのようです。

ただ、やはりというか、UIに若干荒削りなところがあります。例えば、青空文庫の蔵書が読めますが、日本語が必ず横書きになってしまって、どう頑張っても縦書きにできません。どうにかすると出来るのかも知れませんが……。

また、音声認識はなかなか高精度ですが、句読点の入力の仕方が分かりません。Googleのヘルプには、「くてん」「とうてん」「かんたんふ」などと発声することによって入力されるとありますが、実際に試すと「句点」「読点」「感嘆符」となってしまって、「。」「、」「!」にはなりません。
これも私の勘違い、もしくは簡単な設定でどうにかなるのかも知れませんが、今のところどうにもなっていません。

うむー。

気に入ったのは、DLNAクライアントとして使えることですね。手持ちの動画は全て問題なく再生できました。カクカクしたり止まったりといった不具合は全く起きません。

面白いのはカメラは前部に1つだけで、ビデオチャットなどに使うことは出来ますが、スナップ写真を撮るようにはなっていないことです。デフォルトではカメラアプリもありません。恐らく「このデバイスで写真撮りたがる人はいないだろう」ということで思い切って省略したのに違いなく、これは価格やサイズや重量を抑える意味で好ましい選択だと思います。

とりあえず、リビングでちょっとネットしたり動画見たりに重宝しそうです。