ダイエットに必要なのは科学? それとも、精神主義?

物事を成し遂げるには、科学的なアプローチと精神主義的なアプローチがあります。

Vegetableダイエットも然り。摂取カロリーが常に消費カロリーを下回るように厳密に食事及び運動を管理すれば必ず痩せます。これすなわち科学的アプローチです。

一方、精神主義的アプローチでは、ドカ喰いをしないとか、夜中には絶対に食べない、といった「こころがけ」が説かれます。

恐らく二つは車の両輪で、どちらが欠けてもダイエットは上手くいかないのだと思います。中には一輪車を乗りこなす人もいますけど。

精神主義も大事

私はここ1年で10kgほど痩せました。去年の今ごろは73kg(172cm)で、今は63kgです。右上のプロフィール写真はちょうど中間の67kgくらいです。世間では「精神主義は無意味」という風潮ですが、私自身に関しては、精神主義の方が役に立ちました

いくら細かくカロリー計算をしても、夜中に突然ラーメンが食べたくなってしまい、且つその誘惑に勝てないようでは意味がないからです。逆に、お菓子のダラ喰いや夜中のむちゃ喰いをなくせば、三度の食事は普通に食べても十分痩せます。

そもそも人が太りすぎるのは、自分に甘いその精神に問題があるのです。そこをなんとかしないと、いくらカロリー計算を厳密にやっても

「あー、昨日は632kcal、今日は556kcalオーバーしちゃったな、てへ」

で終わってしまいます。

以下、ダイエットに役立つこころがけです。

1. ちょっと食べると余計に腹が減る罠に勝つ

ちょっと食べると余計に腹が減ることってありますよね。食べると血糖値が上がり、インシュリンが分泌されて今度は下がりだします。この下がるときに空腹を感じるのです。

しばらく我慢していれば必ず落ち着きます。もっと良いのは軽い運動をして血液中の糖を消費してしまうことです。

2. 夜は食べない

カロリー管理至上主義者に言わせると、食べる時間帯は関係なく、摂取カロリーと消費カロリーの差だけが問題となるとのことです。しかし、ほとんどの人間は昼間活動して夜寝るので、それらの人にとって夜中に食べることは不必要なエネルギー摂取と同義です。

3. 腹が減ってからがダイエット

ここからはさらに精神主義的になります。夜中に食べない修行(?)を続けていると、時に挫けそうになりますが、「腹が減ってからがダイエット……、腹が減ってからがダイエット……」とマントラ(?)を唱えて耐えます。

4. 自分のことをサムライ、あるいはオードリー・ヘップバーンだと思う

私はサムライに憧れているのでサムライにしましたが、精悍なイメージなら何でもOKです。サムライが夜中にポテチをむちゃ喰いするでしょうか? しませんよね。サムライが唐揚げを貪りながらビールを飲むでしょうか? 飲みませんよね。

女性の場合はオードリー・ヘップバーンが良いと思いますが、可憐なイメージなら誰でもOKです。オードリーが夜中に肉まんをむちゃ喰いするでしょうか? しませんよね。オードリーがスイーツのバイキングに行くでしょうか? 行きませんよね。

「かくあるべし」と思い定めてそのようになることが人生の醍醐味です。侍やオードリーになりきりましょう。

「なりきり」は、なんだかバカみたいですが思った以上に効果があります。思い込みの激しい人には特にお薦めです。

DSC-RX100 で夜景を撮る

年末年始は史跡めぐりを堪能しましたが、そろそろホリデーシーズンも終わりです。仕方がないので、近所で夜景を撮ってみました。3枚とも手持ちでマニュアル露出です。

モールの観覧車
F1.8, 1/8秒, ISO-125, AWB

よくモールにこういった観覧車があるけど、どういう人たちが乗るんでしょうね。まあ、カップルなんでしょうけど、ラブラブにも程がありますよね(笑)

なお、一部点灯していないのは明滅したり色が変わったりしていたためです。

JR小倉駅-イルミネーション
F1.8, 1/15秒, ISO-125, AWB

JR小倉駅前。いわゆるペデストリアンデッキです。「歩きタバコは条例により禁止されています……」等の放送の声がどこかで聞いたことがあると思って調べたら人気声優の池田昌子さんでした。

鴎外橋-イルミネーション
F2.2, 1/8秒, ISO-125, AWB

鴎外橋。歩行者専用の橋です。近くに森鴎外小倉時代の旧宅があるためにこの名があります。

RX100 には「手持ち夜景モード」がありますが、思ったより地味に写ります。今回のようにマニュアルで多めに露光した方が夜景らしくなるようです。多少の手ブレは味です(笑)

法然寺・赤間宿

福岡県宗像市の法然寺、及び旧唐津街道赤間宿の面影を残す町並みを見てきました。

法然寺-山門

法然寺の山門です。

石柱

寄進した人の中に出光興産の創業者、出光佐三の名があります。彼は赤間出身なのだそうです。道理で山門が立派なわけです。

五卿西遷之遺跡

側に「五卿西遷之遺跡」と記された石碑があります。幕末の文久三年八・一八の政変で公武合体派に敗れた尊皇攘夷派の七人の公卿が長州へと落ち延びました。ちなみに以前紹介した長府博物館で、このときの様子を描いた「七卿落ち」の図を見ることができます。後に七人のうち一人は病没し、一人は長州に潜伏しましたが、残る五人は太宰府へと向かいました。この石碑は、その途中一行が赤間に25日間滞在したことを記念するものです。

赤間宿赤間宿

法然寺から少し坂を下っていくと白壁の古い建物がいくつかあります。「赤間宿」と書かれた灯籠があることから分かるとおり、町おこしの一環として整備されているようです。

ただ、江戸時代の宿場の面影を残すとは言っても、写真のような白壁の町屋はごくわずかで、大半は新しい建物でした。ここにかぎらず、全国の「城下町」や「宿場町」は畢竟私有地の集合体に過ぎず、古い建物を壊して新しくしようと住民の勝手なわけです。かと言って、一部の自治体のように景観を保全するための条例を作ると、住みにくくなってしまうのが難しいところです。

御所山古墳

お正月と言えば古墳めぐりです。

というわけで、今日も苅田町の御所山古墳に行ってきました。ちなみに去年の正月三日にもすぐ近くの石塚山古墳に行っています。

白庭神社-入り口

「御所山」とは、何やらゆかしげな名ですね。現在は上に「白庭神社」が建っています。

白庭神社

一見するとただの小山ですが、Google Earth で見るとこの通り。

御所山古墳-空撮

見事な前方後円墳です。

白庭神社の説明書きによると、方位は北向きで墳丘の全長は180m、前方部の幅82m、後円部の径73m です。昭和十一年に国指定の史跡となっています。

主たる被葬者の他に三体の人骨が発見されており、殉死者と考えられているとのことです。

足立山妙見宮

足立山の妙見宮に行ってみました。先日行った福聚寺の近くです。

その昔、和気清麻呂が足の筋を切られ大隅へ流される途中、一匹のいのししが現れ、清麻呂を乗せて此の地へ来たと言います。そして、湯川の霊泉につかって足が治った(だから、足立(あだち)山という)清麻呂が建てたのがこの妙見宮なのだそうです。

妙見宮

山の上の小さなお宮なので、正月三日ですがさほど人が多くはありませんでした。

妙見宮・狛犬

狛犬がいのししなのがユニークですね。

和気清麻呂像。

和気清麻呂像

やっぱり、いのししに乗っています。

妙見宮・眺望

なかなか眺めの良いところでした。

 

初日の出、車離れの若者たちへ

明けましておめでとうございます。

初日の出

今朝は、周防灘よりのぼる初日の出を見に行ってきました。

私は長いこと寝正月専門で、わざわざ見に行ったのは何年ぶりか思い出せないほどです。考えてみると今後の人生であと何回初日の出を見ることでしょう。若いうちはいつでも見られると思いがちですが、その年の正月に天候や自分の体調が整うとは限りませんし、人間、来年の今ごろ生きているかどうかも分かりません。

初日の出

ですから、初日の出に限らず、見られるうちにぜひ見ておくべきだし、やりたいことはやっておくべきです。

不覚にもワクワクしてしまった

こういう心境になったのも、去年バイクを新車で買ったからかも知れません。年甲斐もなくワクワクしてしまったのです。このワクワクが、上に書いたように今後の人生であと何回あるかと考えると、十分お金に見合う価値があります。

バイク

それだけではありません。人とのふれあいの媒介にもなるのです。納車の日に道路工事のおじさんから「立派な単車ですなー」と誉められた(笑)のを皮切りに、このバイクのおかげでいろんな人に声をかけて貰いました。

中津城にて

特に印象的だったのはコンビニの駐車場で話しかけてきたおじいさんで、彼は右チェンジのメグロに乗っていたといいます。昔のバイクはシフトペダルが右にあったと聞いてはいましたが、実際乗っていた人に話を聞くのは初めてでした。

功山寺にて

ラーメン屋からは「バイク乗りサービス(?)」でチャーシューを余計に入れてもらえたし、たこ焼き屋には「かっこいいバイクだね、いやー、かっこいい。集合管だね、あれ昔は車検通らなかったんだよね」と、やたらと食いつかれました。

やはり、以前乗っていた人は思わず話しかけてしまうようです。

宗像大社にて

若者こそ車やバイクを買おう

世間では、「若者の車離れ」が進んでいると言われています。確かに、都会では車は必要ないかもしれません。公共交通機関を利用するのがエコだというのも分かります。実際私も何年か車無しで過ごしていましたが、特に不便はありませんでした。

しかし、若い人は騙されたと思って車やバイクを買ってみてください。

億劫? めんどくさい? ならば尚のこと買うべきです。他にやりたいことがあって、免許を取りに行ったり、買うお金を貯めたりできないという人には無理には勧めませんが、「何となく」車を持ってないだけならまずは一台所有してみましょう。少なくとも今よりは行動的になることは請け合います。

たとえ僅かでも、あなたの世界が広がるならば買う価値はあるはずです。

部屋を出て、ここではないどこかへ行きましょう!

金辺峠

金辺(きべ)峠に行ってきました。古くよりの交通の要衝で、新旧四つのトンネルが峠を貫いています。が、皆、新道を通り抜けるだけで、今は使われていない旧道の山頂付近に豊長戦争の際の小倉藩の勇将、島村志津摩を顕彰する石碑が建っていることを知る人は少ないでしょう。

実は前にも車で近くまで来たことがあるのですが、その時は碑を見つけることができませんでした。Google マップにも載っていない、まさに秘境です。

今回はなんとか石碑にたどり着くことができました。

島村志津摩顕彰碑

ここまで来るのが大変でした。途中までは車(やバイク)で行くことができますが、舗装道が終わるあたりからは徒歩になります。山道を登っていくと「金邊隧道」が見えてきます。ご覧の通り現在閉鎖されています。

金邊隧道

前回はここで引き返しました。実はここに至る前に分かれ道があり、今回はそこを左に行ってみました。

が、こちらもしばらく進むとこの通り。

猿防御柵

やはり完全に立ち入り禁止かと絶望しましたが、立て札をよく見ると、

登山者の皆さんへのお願い
猿の侵入を防ぐための防御柵を設置しています、扉の開閉後は、施錠をお願いいたします。

とあります。つまり、登山自体は可能ということです。しかし、「施錠」となると、どこかの管理事務所へ行って鍵を借りなければいけないのか、それは面倒だな……と思いながら近寄ってみると、

猿防御柵

ゴムチューブが巻き付けられているだけでした。これを外して、通った後きちんと付け直せば良いようです。猿程度の知恵ではこれでも十分「施錠」になるのでしょう。

それにしても、今日は iPhone の「天気」に騙されました。降水確率20%だったのに、この有様です。山の方は気候が違うのかも知れません。

ヘルメット-水滴

濡れるだけならまだしも、トラックの後ろなどを走ると泥の霧をかぶります。車なら車が汚れるだけで済みますが、バイクだと自分も汚れてしまうのがつらいですね。寒いし。

ワークマンで買った例のブルゾンを着ていたのは不幸中の幸いでした。丸洗い可能なので、帰宅後早々に洗濯機に突っ込みました。

年の瀬だというのに、私は何をやってるんでしょうね。

部埼燈台

門司区の部埼(へさき)燈台に行ってきました。明治五年に建てられた、比較的古い灯台です。 暗い階段を登っていくと、

部埼燈台-階段1 部埼燈台-階段2

パッと視界が開けます。

部埼燈台-階段3 部埼燈台

なかなか美しい姿ですね。

眺望をパノラマにしてみました。マウスを動かすとスクロールします。

この頂きでは、昔、清虚という坊さんが航海安全のために火を焚いていたそうです。清虚は若かりし頃誤って人を殺め、許されて後、故人を弔って諸国を行脚し、この地にたどり着いたと言います。

例によってバイクで行きましたが、やはり寒いですね。

バイク

帰りはすっかり日が暮れてしまいました。

夕日

余談ですが、Google マップでは「部埼灯台」では見つからず、「燈台」とする必要がありました。後者が正式名称なのでしょうが、面白い現象ですね。
逆に、Wikipedia では今日(2013年12月29日)現在、「部埼燈台」では見つからず「部埼灯台」ならあります。

夜宮公園

Google マップをナビに使って、バイクで戸畑区の夜宮(よみや)公園に行ってみました。

先日、十分実用になると書きましたが、若干の不具合がありました。

「200m 先、右折です」などと指示してくれるのは良いのですが、その 200m があまり当てにならないのです。恐らく、GPS電波の受信状態によって誤差が生じるのでしょう。

とは言え、仮に間違えてもすぐにリルートしてくれるので、最終的には目的地にたどり着くことが出来ます。

夜宮公園には万葉歌碑があると聞いていたのですが、残念ながら場所が分かりませんでした。かわりに臼田亞浪の句碑を見つけました。

臼田亞浪の句碑

葉櫻に筑紫の山の風もなや

 

灌木が生い茂って邪魔ですね。勝手に切ってから撮影すれば、当迥寞録も悪い意味で人気ブログの仲間入り(炎上)できたはずですが、自重しました(笑)

Google マップはバイクのナビとして使えるか

結論から言うと、十分実用になります。まずは、ヘルメットに Bluetooth 対応のヘッドフォンというかインカムを仕込んでみました。

Sena smh5

iPhone から Google マップのナビ音声を飛ばすために導入しました。モノは SENA-SMH5 です。マイクは敢えて外してあります。

GT-Air なら無加工で取り付け可能

ヘルメットは SHOEI の GT-Air です。好都合なことに最初からスピーカーを仕込むスペースがあるので、発泡スチロールを削ったりといった加工は必要ありません。Arai の Astro-IQ も持っていますが、同じサイズでも SHOEI の方が被り心地は良いですね。さらにこの GT-Air はスライドを操作することでサンバイザーがシャキーンと下りてきます。気分は完全にガッチャマンです(笑)

ただ、そのギミックのせいかかなり帽体が大きく頭でっかちに見えてしまうという、人によっては受け入れがたい欠点もあります。

なので、人に会うときは Arai、一人で孤独に走るときは SHOEI にしています。ちなみに私の Arai は L サイズなのですが、Astro-IQ は M と L で帽体が共通なので見た目は M と変わりません。人よりちょっぴり頭がデカいことを忘れさせてくれる良いメットです(笑)

性能的にも Astro-IQ は Snell という厳しいテストに合格しており、 GT-Air より上、と言われています。

見た目 安全性 快適性
SHOEI GT-Air
Arai Astro-IQ

 

といった感じでしょうか。

でも、GT-Air にはもう一つ隠れた利点があって、シールドが最初からピンロック(曇り止めのための機構)対応な上にピンロックシートが一枚ついてきます。

Astro-IQ で同じことをするには、対応シールド+シートで 7,000 円以上の出費となります。

Google マップはバイクのナビとして使えるか

音声のみのナビゲーションで目的地にたどり着けるか実験してみました。距離的には自宅から 20km 足らずの、しかし、一度も行ったことがない小さな神社が目的地です。

右左折の地点が近づくと「200メートル先、左折です」などとアナウンスが入り、交差点で「左折です、その先右折です」と教えてくれます。この「その先右折」が重要なポイントで、心構えをするとともに、予め車線を変えておくことが出来ます。

渋滞等の道路状況の考慮も一応なされます。

実は上記の神社に行く途中で、Google マップは、工事中のために通行止めの道を行かせようとしたのですが、これはナビ専用機でもあり得ることなので大きな減点にはなりません。

減点になるとすれば、有料回避の設定をしたにもかかわらず有料道路を通ろうとすることがある、駐車不可能な場所から「徒歩に切り替え」ようとする、などの点ですね。

SAでもなんでもない高速道路のど真ん中から徒歩で10分、などといった経路を示すことがあるのには苦笑させられますが、まだベータ版ですから今後改善されることを期待します。