Google マップはバイクのナビとして使えるか

結論から言うと、十分実用になります。まずは、ヘルメットに Bluetooth 対応のヘッドフォンというかインカムを仕込んでみました。

Sena smh5

iPhone から Google マップのナビ音声を飛ばすために導入しました。モノは SENA-SMH5 です。マイクは敢えて外してあります。

GT-Air なら無加工で取り付け可能

ヘルメットは SHOEI の GT-Air です。好都合なことに最初からスピーカーを仕込むスペースがあるので、発泡スチロールを削ったりといった加工は必要ありません。Arai の Astro-IQ も持っていますが、同じサイズでも SHOEI の方が被り心地は良いですね。さらにこの GT-Air はスライドを操作することでサンバイザーがシャキーンと下りてきます。気分は完全にガッチャマンです(笑)

ただ、そのギミックのせいかかなり帽体が大きく頭でっかちに見えてしまうという、人によっては受け入れがたい欠点もあります。

なので、人に会うときは Arai、一人で孤独に走るときは SHOEI にしています。ちなみに私の Arai は L サイズなのですが、Astro-IQ は M と L で帽体が共通なので見た目は M と変わりません。人よりちょっぴり頭がデカいことを忘れさせてくれる良いメットです(笑)

性能的にも Astro-IQ は Snell という厳しいテストに合格しており、 GT-Air より上、と言われています。

見た目 安全性 快適性
SHOEI GT-Air
Arai Astro-IQ

 

といった感じでしょうか。

でも、GT-Air にはもう一つ隠れた利点があって、シールドが最初からピンロック(曇り止めのための機構)対応な上にピンロックシートが一枚ついてきます。

Astro-IQ で同じことをするには、対応シールド+シートで 7,000 円以上の出費となります。

Google マップはバイクのナビとして使えるか

音声のみのナビゲーションで目的地にたどり着けるか実験してみました。距離的には自宅から 20km 足らずの、しかし、一度も行ったことがない小さな神社が目的地です。

右左折の地点が近づくと「200メートル先、左折です」などとアナウンスが入り、交差点で「左折です、その先右折です」と教えてくれます。この「その先右折」が重要なポイントで、心構えをするとともに、予め車線を変えておくことが出来ます。

渋滞等の道路状況の考慮も一応なされます。

実は上記の神社に行く途中で、Google マップは、工事中のために通行止めの道を行かせようとしたのですが、これはナビ専用機でもあり得ることなので大きな減点にはなりません。

減点になるとすれば、有料回避の設定をしたにもかかわらず有料道路を通ろうとすることがある、駐車不可能な場所から「徒歩に切り替え」ようとする、などの点ですね。

SAでもなんでもない高速道路のど真ん中から徒歩で10分、などといった経路を示すことがあるのには苦笑させられますが、まだベータ版ですから今後改善されることを期待します。

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