御所山古墳

お正月と言えば古墳めぐりです。

というわけで、今日も苅田町の御所山古墳に行ってきました。ちなみに去年の正月三日にもすぐ近くの石塚山古墳に行っています。

白庭神社-入り口

「御所山」とは、何やらゆかしげな名ですね。現在は上に「白庭神社」が建っています。

白庭神社

一見するとただの小山ですが、Google Earth で見るとこの通り。

御所山古墳-空撮

見事な前方後円墳です。

白庭神社の説明書きによると、方位は北向きで墳丘の全長は180m、前方部の幅82m、後円部の径73m です。昭和十一年に国指定の史跡となっています。

主たる被葬者の他に三体の人骨が発見されており、殉死者と考えられているとのことです。

足立山妙見宮

足立山の妙見宮に行ってみました。先日行った福聚寺の近くです。

その昔、和気清麻呂が足の筋を切られ大隅へ流される途中、一匹のいのししが現れ、清麻呂を乗せて此の地へ来たと言います。そして、湯川の霊泉につかって足が治った(だから、足立(あだち)山という)清麻呂が建てたのがこの妙見宮なのだそうです。

妙見宮

山の上の小さなお宮なので、正月三日ですがさほど人が多くはありませんでした。

妙見宮・狛犬

狛犬がいのししなのがユニークですね。

和気清麻呂像。

和気清麻呂像

やっぱり、いのししに乗っています。

妙見宮・眺望

なかなか眺めの良いところでした。

 

金辺峠

金辺(きべ)峠に行ってきました。古くよりの交通の要衝で、新旧四つのトンネルが峠を貫いています。が、皆、新道を通り抜けるだけで、今は使われていない旧道の山頂付近に豊長戦争の際の小倉藩の勇将、島村志津摩を顕彰する石碑が建っていることを知る人は少ないでしょう。

実は前にも車で近くまで来たことがあるのですが、その時は碑を見つけることができませんでした。Google マップにも載っていない、まさに秘境です。

今回はなんとか石碑にたどり着くことができました。

島村志津摩顕彰碑

ここまで来るのが大変でした。途中までは車(やバイク)で行くことができますが、舗装道が終わるあたりからは徒歩になります。山道を登っていくと「金邊隧道」が見えてきます。ご覧の通り現在閉鎖されています。

金邊隧道

前回はここで引き返しました。実はここに至る前に分かれ道があり、今回はそこを左に行ってみました。

が、こちらもしばらく進むとこの通り。

猿防御柵

やはり完全に立ち入り禁止かと絶望しましたが、立て札をよく見ると、

登山者の皆さんへのお願い
猿の侵入を防ぐための防御柵を設置しています、扉の開閉後は、施錠をお願いいたします。

とあります。つまり、登山自体は可能ということです。しかし、「施錠」となると、どこかの管理事務所へ行って鍵を借りなければいけないのか、それは面倒だな……と思いながら近寄ってみると、

猿防御柵

ゴムチューブが巻き付けられているだけでした。これを外して、通った後きちんと付け直せば良いようです。猿程度の知恵ではこれでも十分「施錠」になるのでしょう。

それにしても、今日は iPhone の「天気」に騙されました。降水確率20%だったのに、この有様です。山の方は気候が違うのかも知れません。

ヘルメット-水滴

濡れるだけならまだしも、トラックの後ろなどを走ると泥の霧をかぶります。車なら車が汚れるだけで済みますが、バイクだと自分も汚れてしまうのがつらいですね。寒いし。

ワークマンで買った例のブルゾンを着ていたのは不幸中の幸いでした。丸洗い可能なので、帰宅後早々に洗濯機に突っ込みました。

年の瀬だというのに、私は何をやってるんでしょうね。

部埼燈台

門司区の部埼(へさき)燈台に行ってきました。明治五年に建てられた、比較的古い灯台です。 暗い階段を登っていくと、

部埼燈台-階段1 部埼燈台-階段2

パッと視界が開けます。

部埼燈台-階段3 部埼燈台

なかなか美しい姿ですね。

眺望をパノラマにしてみました。マウスを動かすとスクロールします。

この頂きでは、昔、清虚という坊さんが航海安全のために火を焚いていたそうです。清虚は若かりし頃誤って人を殺め、許されて後、故人を弔って諸国を行脚し、この地にたどり着いたと言います。

例によってバイクで行きましたが、やはり寒いですね。

バイク

帰りはすっかり日が暮れてしまいました。

夕日

余談ですが、Google マップでは「部埼灯台」では見つからず、「燈台」とする必要がありました。後者が正式名称なのでしょうが、面白い現象ですね。
逆に、Wikipedia では今日(2013年12月29日)現在、「部埼燈台」では見つからず「部埼灯台」ならあります。

夜宮公園

Google マップをナビに使って、バイクで戸畑区の夜宮(よみや)公園に行ってみました。

先日、十分実用になると書きましたが、若干の不具合がありました。

「200m 先、右折です」などと指示してくれるのは良いのですが、その 200m があまり当てにならないのです。恐らく、GPS電波の受信状態によって誤差が生じるのでしょう。

とは言え、仮に間違えてもすぐにリルートしてくれるので、最終的には目的地にたどり着くことが出来ます。

夜宮公園には万葉歌碑があると聞いていたのですが、残念ながら場所が分かりませんでした。かわりに臼田亞浪の句碑を見つけました。

臼田亞浪の句碑

葉櫻に筑紫の山の風もなや

 

灌木が生い茂って邪魔ですね。勝手に切ってから撮影すれば、当迥寞録も悪い意味で人気ブログの仲間入り(炎上)できたはずですが、自重しました(笑)

広寿山福聚寺

長年訪れたいと思っていた福聚寺にようやく行けました。近所なのになかなか行く機会がありませんでした。

福聚寺山門

この寺は、小倉藩の歴代藩主の菩提寺で、初代藩主・小笠原忠真が中国から即非如一(そくひ にょいつ)という高僧を招いて創建したものです。

本堂

本堂の脇に赤い木魚(?)がつり下げられていました。

016

この面構え。

紅葉1紅葉2

紅葉が綺麗でした。

沖縄

先日、現地から少し書きましたが、フリープログラマの浅利哲氏と沖縄に行っていました。といっても、別々に出発しての現地集合です。

ホテルより

ホテルは今月開業したとかでとても新しく、なかなか快適でした。不満は少し壁が薄かったことです(笑)

首里城

首里城は改修中でした。

パラセーリング

万座毛ではパラセーリングをやっている人がいました。楽しそうですね。

九月の中旬は二百十日、二百二十日といって、台風が最も多い季節とされています。案の定、台風18号が発生していましたが、私達が居る間の沖縄は概ね晴天に恵まれました。日頃の行いが良いからに違いありません(笑)

Every cloud has a silver lining

沖縄に来ています。今日は13日の金曜日、しかも 仏滅ということで、心なしか飛行機の座席も空いていました。

“Every cloud has a silver lining”という英語のことわざがあります。地上からは灰色に見える雲も、太陽に照らされている側は銀色に輝いている、物事には良い面があるという意味ですね。

雲海

 

ところで二百十日は 秋の季語ですが、五七五にしにくいので「厄日」と言い換えたりします。

俳句

 

いつものパソコンと違って、タブレットでは入力しにくいので今日はこのくらいで。

名児山

大汝少名彦名(おほなむちすくなひこな)の神こそは 名つけ始(そ)めけめ 名のみを名児(なご)山と負ひて わが恋の千重(ちへ)の一重(ひとへ)も 慰めなくに

万葉集に収められた大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の歌です。この歌に詠まれた名児山が福岡県津屋崎町(現在は合併して福津市)にあると、ものの本で知ってから一度訪れてみたいと思っていました。

今日、ようやく行く機会を得たのですが、いざ行ってみるとどれが名児山なのかよく分かりません。

奴山公民館

上の奴山(ぬやま)公民館の近くと聞いたのですが、それらしい山は幾つかあり、特定できません。現在の地名とは異なるので、Google Map も頼りになりません。

名児山

というわけで、たぶんこの山だと思うのですが、違ったらごめんなさい(笑)

ただ、「あんずの里」という農林漁業体験実習館があり、その敷地内に万葉歌碑があるとのことで、山の特定は諦めてそちらに向かいました。

万葉歌碑

ありました。野菜などの直販所からちょっと石段を登ったところです。比較的新しいものに見えたので、最近になって市の教育委員会が整備したのでしょう。

歌を通釈してみます。

大国主の神と少名彦名の神が名付けたのだろうが、名児山(和む山)とは名ばかりで、わたしの恋に悩む心は千分の一も慰められない。

といった意味になろうかと思います。「名児山というくらいだから心和む山であるべき」という発想も面白いですが、一番驚かされるのは「千重の一重も」という表現です。千分の一という極めて小さな数を観念している点、科学史的にも興味深く、感情表現に数値を用いているのは今以て斬新です。

大伴坂上郎女は大伴旅人の異母妹で、家持の叔母にあたる人です。額田王と並んで、才色兼備の万葉歌人として知られています。この歌も、才女として歴史に名を刻んだ彼女の面目躍如たる出来映えと言えましょう。

アジサイ、花菖蒲

また、白野江植物公園に行ってきました。

この公園、いつ行ってもなにかが見頃を迎えています。とは言え、さすがに6月の中旬は少し寂しいですね。

ドクダミ

可憐な花びらと、立派な花穂が印象的なドクダミ。これは植えてあるのではなく自生しているのだと思います。

アジサイ

アジサイ。少し色が薄いですが、これも清楚な感じがして良いですね。

ガクアジサイ

こちらは、山道を少し登ったところのもの。

ツツジ

平地ではツツジもすっかり終わってしまいましたが、山ではまだ咲いていました。

花菖蒲

入り口付近の花菖蒲。もともとこの公園は個人の邸宅だったそうで、奥にちらっと見える建物はその頃建てられたものです。現在はギャラリーなどとして使われているようです。