バイクで物見遊山

バイクを買いました。CB1300スーパーボルドール、新車です。

CB1300SB

大きな車体のわりには足つきは良く、ハンドル位置も高いので、楽な姿勢で乗ることができます。ただ、やはり取り回しは重いですね。

パワーの出方は以前借りて乗ったFZ1に比べるとマイルドで、決して猛烈ではありません。が、いくらでも余力を残している感じで、レスポンスは極めてリニアです。

さっそくツーリングに出かけました。

瑠璃光寺・五重塔

まずは山口県にある瑠璃光寺・五重塔です。かなり遠くからも見え、圧倒的な存在感を示しています。防長が毛利氏に支配される以前、大内氏の時代の建築です。

さらに足を伸ばして、島根県の匹見峡にも行ってきました。

バイク

後ろのバイクは一緒に行った友人(女性)のハーレー・スポーツスターです。遠近法の関係で小さく見えますが実物はデカいです。

裏匹見峡

なかなかに紅葉が見事でしたが、驚いたのはこの道路です。後ろに小さく国道488号線と書かれた標識が見えています。そう、なんと国道なのです。しかも、この先で落石のため全面通行止めになっており、引き返さざるを得ませんでした。国道なのに……。

紅葉

どうやら我々は人が滅多に訪れない「裏匹見峡」に迷い込んでしまったようです。有名な「表匹見峡」にたどり着けなかったのは残念でしたが、ある意味貴重な経験と言えるかもしれません。

長崎・グラバー園

長崎は美しい町ですね。

グラバー園

有名な「グラバー園」からの眺望です。この日(10月25日)は快晴で、思わずジャケットを脱ぐほどの陽気でした。

グラバー園

この小さな建物は旧ウォーカー邸です。この丘にはグラバーの他にも数家族が住んでいました。西洋人は高燥の地を好むと言いますが、本当のようです。

グラバー園

現在はご覧のようなエスカレーターや動く歩道が何カ所も設置されていますが、グラバーが住んでいた当時は毎日の上り下りが大変だったことでしょう。

グラバー像

そのグラバーの銅像です。

グラバー邸

グラバー邸。特徴的なポーチと煙突、そして左側に見えている温室が印象的です。

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西洋建築なのに鬼瓦が付いています。こういう折衷様式も興味深いですね。

阿蘇

連休中、阿蘇に行ってきました。宿は「かんぽの宿阿蘇」です。

ごちそう

さっそく宴会です(笑) 手前右は熊本名物馬刺し、左は辛子レンコン。

刺身

刺身。

シーフードグラタン

シーフードグラタン。これは美味しかったです。

肉

そして、肉投入。小さいけど良い肉でした。

阿蘇山

ホテルから見た阿蘇内輪山。少しガスっているでしょうか。部屋は6階なのですが、自殺防止だとかで窓が少ししか開かず、その隙間から撮った1枚です。

良い骨休めになりました。

大田・絵堂戦跡

またも一週間遅れの更新です。山口県の大田・絵堂戦跡に行ってきました。

幕末、禁門の変を起こした長州藩は一時朝敵とされました。第一次長州征伐の後、藩政は幕府への恭順を唱える俗論派に牛耳られ、倒幕を目指す高杉晋作ら正義派は弾圧を受けます。元治元年十二月十五日、正義派は長府の功山寺で挙兵、大田・絵堂の戦いで俗論派に勝利し、これ以降藩の主導権を握ったのでした。

明治維新へと続く倒幕の流れを形作ったという意味で重要な事跡です。

金麗社

正義派が本陣を置いた金麗社。

金麗社

敬老の日ということで日の丸が掲げられています。

大田・絵堂

戦場跡の石碑。手元の書籍に載っていた写真では石碑は雑草に覆われていましたが、行ってみると綺麗に草刈りされていました。

すぐ近くには長登銅山跡があります。ここで産出された銅が奈良の大仏に使われているのだそうです。

長登銅山跡

彼岸花がたくさん咲いていて、すっかり秋めいていました。

英彦山神宮

英彦山神宮に詣でました。もっとも今日ではなく先週末のことです。

英彦山神宮 - 参道

急な階段が続く参道はなまった体には厳しいものがあります。

杉田久女 - 句碑

途中には杉田久女の句碑がありました。この彼女の代表的な句は英彦山で詠まれたといわれています。

谺して山ほととぎすほしいまゝ

英彦山神宮

山の上のお宮。さらに上にも上宮があるそうです。

実は参道に平行するようにスロープカーが設けられています。

スロープカー

帰りはこれに乗ってみました。景色がよく見えるように窓が大きく取られており、温室効果で車内はかなり暑かったです。

係員曰く、登りではなく下りでスロープカーを利用したのは賢明だということです。下りで転んで怪我をする人が多いのだとか。

院内の石橋

一昨年の二月に大分県の院内というところへ行ったのですが、先日また行ってきました。前回一つしか見られなかった石橋をもっと見たかったのです。

鳥居橋

まずは前回も訪れた鳥居橋。これが一番有名のようです。

渓流

渓流がいかにも涼しげです。

打上橋

打上橋。アーチが一つだけの小さな橋で、上にちらっと写っていますが現代の橋が重ねるように架けられており、生活道路として使われています。探し出すのに苦労しました。

御沓橋架設記念碑

御沓橋梁架設記念碑。

御沓橋

そしてこれがその御沓橋の下から見上げた姿です。

荒瀬橋

こちらは荒瀬橋。ご覧のようにかなりの高さがあります。

富士見橋

富士見橋。蔓草が生い茂っていますね。

分寺橋

そして、今回最後に回った分寺橋です。これも見つけるのに苦労しました。

院内の石橋は、七十以上もあるそうです。全て見て回るのは困難ですが、主なものだけでも見られて満足です。

実は亡父が子供の頃この近くに住んでいたそうで、もう一度この石橋群を見たいと言っていましたが、かないませんでした。親孝行したいときには親はなし、ですね。

橋脚

霧島、天草

2泊3日で鹿児島県の霧島へツーリングに行ってきました。生憎5月3日は終日雨模様で、ご覧の通りぐっしょりです。

雨

午前5時に出発して雨の中を走りに走り、昼頃に至ってやや小降りになるも、空は異様に雲の多い状態です。

曇天

大雨の日に高速を走ると、ライディングジャケットの上にカッパを着ていても雨粒が痛いですね。ですが、これも良い思い出です。

霧島高原

旅館の窓より。ようやく晴れてきました。

翌日は鹿児島県北部の長島というところからフェリーに乗って天草へと向かいます。と言っても、船旅はわずか40分ほどです。地図で見ると分かりますが、長島から島原の牛深までは目と鼻の先です。

天草では有名な崎津教会などを見物し、宿屋へ。

刺身

この刺身、これで一人前です。

リップルランド

天草にある道の駅「リップルランド」の前の歩道橋より。とても景色の良いところです。

実は今回、ブレーキランプがつきっぱなしになるというトラブルに見舞われました。後ろを走っていた人に指摘され、最初は無意識に右足ブレーキを踏んでしまっているのかと思い、意識的につま先を上げて走ってみましたが、それでもブレーキランプがついていると言います。

結局、ブレーキランプスイッチの調整が悪かったようです。とりあえず応急処置でなんとかなりましたが、いつ頃からつきっぱなしになっていたのでしょうか。気になります。

ともかく、無事に帰ってこれました。やはり、走ったことのない道を走り、見たことのない景色を見るのは楽しいですね。

ニッカウヰスキー、菜の花

ニッカウヰスキーの倉庫の前に菜の花が沢山咲いていました。

菜の花

私は見ていませんが、ニッカウヰスキーの創業者とそのスコットランド人の奥さんとを描いた「マッサン」というドラマがヒットしたそうですね。

この菜の花にしても自然に生えてきたわけではないでしょうし、なかなか自己演出の上手い会社です。

ベンチ

中ほどにベンチが置かれています。ちょっと鳥の糞がかかっているのはご愛敬(笑)

蛇口

火の山と大和の砲弾

下関は好きな町です。何となく町のたたずまいに品があります。ここに限らず、山口県は萩といい長府といい、古く立派な町並みは明治維新の興った地であることを思わせます。

去年、みもすそ川公園あたりから「火の山ロープウェイ」を見上げる写真を載せて、「いつか登ってみたい」と書きましたが、先日ようやく登りました。ただし、ロープウェイではなく車でですが。

火の山

上からは海峡が一望できます。あいにく、ちょっと靄がかかっていますね。

火の山

この近辺で一番の高台だけに、このようなアンテナ塔が幾つか建っています。

火の山

戦前の砲台の跡。全国の要地に配備された「海岸砲」と呼ばれるもので、日露戦争のとき、同型の砲を台座から外して旅順要塞攻撃に使ったことでも有名です。

火の山

戦艦大和の砲弾も置かれています。

大和の砲弾

上述の砲台は28センチ榴弾砲のためのもので、大和の46センチ砲とは全然違います。大和の砲弾がどういう経緯でここにあるのかというと、戦後瀬戸内海から引き上げられた砲弾が昭和33年の下関博覧会に出展され、その後下関市に寄贈されたのだそうです。

つまり、この砲弾は火薬こそ抜かれていますが本物です。

綾羅木郷遺跡、青海島

正月休みに綾羅木郷遺跡、それから少し足を伸ばして青海島まで行ってきました。

綾羅木郷遺跡は弥生時代から古墳時代にかけての集落及び埋葬趾で、現地は遺跡公園として整備されており、レプリカ等が置かれています。

綾羅木郷遺跡綾羅木郷遺跡綾羅木郷遺跡

青海島は山口県の日本海側、長門市というところにあり、橋で渡れます。長門市は金子みすゞの出身地としても有名です。

金子みすゞ公園

ここは「金子みすゞ公園」です。山の上に登っていきます。トレーニングウエアを着た男性が、だだだっともの凄いスピードで登ったり下りたりしていて、私が登る間に三回すれ違ったのには驚きました。恐らくクロスカントリーランニングの練習でしょう。

金子みすゞ公園

所々に、このような歌碑があります。

巡視船

公園最上部からの展望は鄙びた漁港に過ぎませんが、海上保安庁の巡視船が美しい船体を見せていました。

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青海島の「波の橋立」です。細長い砂洲で海が隔てられ湖となっています。

青海湖

湖にはなぜか鵜がたくさんいました。