悪意のあるサイト

先日のことです。ふと「フェアレディZ」で Google 検索し、トップに表示されたサイトを見ようとすると AVG によって遮断されました。

AVG

本当に「悪意のあるサイト」であるか否かは、検証していないので分かりません。が、AVGのブラックリストに載っているくらいですからそうなのでしょう。

Google も悪意のあるサイトの排除に躍起になっていますが、排除できていないどころか「フェアレディZ」というビッグワードで検索一位にしてしまうあたり、まだまだ脇が甘いですね。

反面、その悪意のあるサイトとやらはどういうSEOをしているのかちょっと興味あります。世間では「Googleの検索順位決定プログラムは非常に賢く、小手先のSEOは通用しない」と言われていますが、通用しちゃってるじゃん……と。

まあ、一時的な現象で、すぐに検索結果から消えるんでしょうけど。

頭の悪いスパム

またも頭の悪そうなスパムです。

スパム

タイムゾーンが -0800 なので、恐らく中国からですね。

企業を名乗りながらメールアドレスが Gmail というのもアレですが、件名が INQUIRY、すなわち「問い合わせ」なのに、宛先が”undisclosed-recipients”です。

一体どこの馬鹿が BCC で「問い合わせ」をするのでしょうか。どうせプログラムでやっているのだから横着せずに一通ずつ送っているように見せかければ良いのに(良くないけど)、そういった工夫をする知恵もないのでしょう。

ただ、前にも書きましたが、スパム・詐欺メールがこのように低いレベルにとどまってくれているうちは良いとしても、今後徐々に、あるいは急激に巧妙化する恐れがないわけではありません。

完璧な日本語で、しかも実在の友達や取引先のアドレスを詐称していたりすると、私も引っかかってしまうかもしれません。

さらに言えば、PCの場合、疑念を感じたらメールヘッダを確認したりする人も、スマホ・タブレットでは警戒心が弛んで「うっかりタップ」してしまうことも考えられます。

やはり、「メールが来たら詐欺と思え」の精神を持たねばなりませんね。

「愛国」という言葉を使うと馬鹿だと思われる?

Hagex-day.info さんで「使うと馬鹿だと思われるネット用語(2014年版)」というのをやっています。詳しい内容は向こうで見てもらうとして、一つだけ異を唱えたいのが「愛国」です。

日の丸他のことはいざ知らず、「愛国」という言葉を使うと馬鹿だと思われる、というのだけは納得いきません。

なるほど、ネット上には「TwitterやFacebookの自分のアイコンを日の丸にするだけ」といったスラックティビズム的傾向がありますし、ヘイトスピーチに終始する、「ひいきの引き倒し」的愛国者もいます。

それも、かなり。

なので、「少数の例外を以て全体を語るな」とは言いません。hagex さんの考えを勝手に忖度すると、中国人や韓国人や生活保護受給者を罵倒しても何も変わらない、社会を変えたければ、きちんと税金や年金、健康保険料を納めるといった一見地味なことからやれ、ということでしょう。この点は私も全くの同意見です。

でもね、国を愛する馬鹿がいたとしても、賢い人間が国を愛してはいけないという道理はないでしょう? そして、そういう人が愛国を口にしたとき、「ハイ、出ました、『愛国』。馬鹿決定」などと言う馬鹿が必ずいるものですが、連中を勢いづかせても何も良いことはありません。まさに、「馬鹿って言う奴が馬鹿」の典型です。

くどいようですが、愛国を唱える馬鹿がいるからといって、愛国を唱えたら全て馬鹿だと思うのは論理的に誤りです。

ネットメディアには誤字脱字が多い

Car Watchを見ていると、「ジープ・ラングラー アンリミテッド」の限定車「ポーラー エディション」が発売されるという記事に目がとまりました。

ジープブランドのコンセプト「Go Anywhere(何処へでも行ける)」をもとに、「Polar(北極)にでも行ける。Polarのような厳しい環境においても、このクルマであれば快適なドライブを実現できる」との意味が込められたポーラー エディションでは……(後略)

ふうむ。Polarは北極じゃなくて「極地」なんじゃないですかね。なぜ北極に限定されるのか。恐らく、記者の先入観からでしょう。

フロントフェンダーにあしらわれる「Polar」のハードバッヂには、南極大陸に立地するロシアのボストーク基地の位置を示す座標(南緯78度、東度106度)が記されている。

こちらは、「東経」とすべきところを「東度」としてしまうミスですね。恐らく、「ひがし」「けいど」と入力して「度」を消そうとして「経」を消してしまったんでしょう。

重箱の隅をつつくような話をするのは、どうもネットメディアの記事にはこういった瑕疵が多い気がするからです。紙のメディアと違って校正にお金をかけられない、というか校正していないようです。ちょっとした書き損ないや変換ミスは誰にでもあることですが、できれば公開前にもう少しチェックして欲しいですね。

車の方は、V型6気筒DOHC 3.6リッターでトランスミッションは5AT、特に書かれていませんが、当然AWDだと思います。燃費は7.5km/L。比較的良好ですね。お値段は417万9000円。150台限定。

ただ、Go Anywhere とは言うものの、狭い日本では行けないところが多そうです。立体駐車場とか。

Googleマップを使って、地名の読み方を調べる

Google マップで、ちょっとストレスが溜まるのが、地名に読み仮名が振られていないことです。ナビとして使うだけなら目的地や経由地がなんという読みであろうと問題ありませんが、「読み方分からないけどとりあえず来た」では旅情もへったくれもありません。

例えば、九州には「朽網」という土地があります。みなさん、何と読むか分かりますでしょうか。

答えは「くさみ」です。私は知らずに「くちあみ」と読んで人に笑われました。他にも「貫(ぬき)」、「苅田(かんだ)」など、難読の地名は数多くあります。

最近気づいたのですが、ちょっと読み方を調べるには検索結果を一時的に英語にすると便利です。

Google 言語設定

こうすると、全部ではありませんが地図表示もローマ字化されます。

朽網

設定画面に入る方法は幾つかありますが、http://www.google.co.jp/ の右下の 「設定(英語から戻るときは”Settings”)」 から入るのが簡単です。

なお、この機能を利用するにはGoogleのアカウントを作ってログインしておく必要があります。アカウント作るなんて面倒くさい! と思われるかも知れませんが、一度作ると PC で検索した履歴がスマホでも見られる(逆もまた然り)など、多くの利点があります。

読み方を調べた後は、日本語に戻しておきましょう。

IE で Fancybox が効かない現象

Fancybox テストFancybox とは、写真をクリックすると、にゅっと拡大してポップアップされるアレのことです。試しに右の写真をクリックしてみて下さい。

いくつかの種類があるようですが、私が使っているのは WordPress 用のプラグインです。

これが IE で効かない現象が起きていたので、行った対策をメモしておきます。

  • WordPress が読み込む jQuery が 1.8 以上だと IE でエラー
  • 1.7.1 でもエラーになるので、1.7.2 を使う

具体的には、header.php に以下の行を付け加えます。

header.php

<?php
//WordPress自体の読み込みをキャンセル
wp_deregister_script( 'jquery' );
//バージョンの指定
wp_enqueue_script('jquery','http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.7.2/jquery.min.js');
?>

参考:ysakaki.com – WordPressでjQueryで指定したバージョンを使う

IEを使わない人も確認だけはしておいた方が良い

IE8、IE9、IE10 で試しましたがいずれも動きませんでした。普段 IE を使わないもので、つい見過ごしていました。Fancybox を導入した時点では確かに IE でも動いていましたので、WordPress のバージョンアップによって jQuery のバージョンが上がったことが原因と思われます。

むしろ、IE を常用しない人の方が要チェックかもしれません。シェアを減らしたとは言え、未だ IE が最大派閥であることには変わりありませんから。

複数のバージョンで確認するには IETester を使うと便利です。

頭の悪そうな詐欺メール

先日のアラビア語のスパムを機械翻訳にかけてみると、意外にも容易に意味が分かりました。

 

アラビア語のスパム

要は、リンク販売ですね。

どうもこのアラビア語の文章、機械翻訳ですんなり意味の通る英語になったところから見て、元々英語で書かれたものをアラビア語に機械翻訳したような感じです。

リンク販売は法律で禁止されているわけではないので詐欺とまでは言えないかも知れませんが、紛れもなくスパムです。迷惑な話です。

頭の悪そうな詐欺メール

迷惑と言えば、今日はこんな怪しいメールが来ました。

詐欺メール

アドレスが yahooメールというのが頭の悪さ全開ですね(笑)

しかも、書き出しが「こんにちは」。それに続く文章も文法的に間違ってはいないものの、銀行からのメールとは到底思えないぎこちなさです。そのくせ、「アカウントがロックされないように」という脅し文句を交えるなど、狡猾な面も見られます。銀行の住所等を書き連ねているのは、もっともらしく見せるための常套手段です。

今後、巧妙化する可能性が高い

このメールの場合、一見してフィッシングであることは明らかですが、詐欺師連中が今後もこのような低いレベルにとどまっているという保証はありません。メールアドレスの偽装や、それらしい文章を備えた、手強い詐欺が増えてくるものと思われます。

これからの時代、メールを見たら詐欺と思えの精神がますます重要となるでしょう。

とうとうアラビア語のスパムが来た

さきほどメールボックスを見て驚きました。

fraud

一番上の英語のヤツはありがちなスパムですが、二番目と四番目はよく分からない言語(おそらく東欧の言語)だし、三番目のなんかアラビア語です。

fraud2

何と書いてあるのやら、微塵も分かりません(笑)

しかし、なんとなくナイジェリア詐欺のような気がします。敢えてカットしてありますがリンクが記されているので、そっちに飛べば英語になっている、といった手口かも知れません。確認する気はありませんが。

これだからメールアドレスは公開しない方が良い、とお思いでしょうか。意外にも、適切にフィルタリングすれば、スパムを見ることはあまりありません。手の内を晒したくないので、どういったワードをフィルタしているかは秘密ですが、実際、私の手元のPCでは日本語のスパムはほぼ全て自動的にゴミ箱送りに出来ています。

が、アラビア語は無理です。

さすがに、この手のスパムでメールボックスが埋め尽くされることはないと思いますが、もしそうなったらお手上げですね。

「いつでも、どこでも、写真シェア」の落とし穴

東芝の FlashAir という製品が気になっています。

FlashAir

無線LAN付きフラッシュメモリというもので、デジタルカメラに入れて使うとスマホやタブレットから写真が見えるのだそうです。

元から無線LAN付きのデジカメもありますが、FlashAir を使えばどのカメラでも写真を共有できるようになります。とは言え、スマホのカメラを使った方が手軽さは確実に上なわけで、低価格のデジカメが駆逐されつつある状況を変えるほどの力は無いかも知れません。

それでも、高級デジカメは残っていくでしょうし、それらで撮った写真を簡単にオンラインストレージにアップロードしたり、SNS に投稿したりといった用途には、FlashAir は便利です。

落とし穴

ただ、ここまで便利になってしまうと一つ心配なのが、写ってはいけないものが写っている場合があることです。拳銃のように法に触れるものが写っていたのなら自業自得ですが、困るのはプライバシー関係ですね。氏名や顔は日本では多くの人が非公開にしているし、住所や電話番号やクレジットカードの番号を公開したい人はいないでしょう。

いや本当に、うっかり写ってる、ということがあるんです。

最近のデジカメは極めて解像度が高いので、拡大するとびっくりするほど細かいところまで写ってしまっています。ありがちなのが、車のボンネットなどツルツルした面に写りこんでいる場合です。それどころか、写っていなくても特定されてしまう情報もあります。最近のスマホやデジカメはGPS機能が付いているものが多く、設定によっては撮影場所の緯度・経度が写真に埋め込まれます。つまり、自宅やら愛人宅(笑)やらがバレてしまうのです。

著作権や肖像権にも注意

白状すると私もやらかしそうになったことがあります。9月に沖縄に行ったとき、うっかりと首里城の内部の写真を撮ってしまっていたのです。撮影禁止の表示を見落としていました。みんな当然のように撮っていたし、係員が制止する様子もなかった、ということもあります。

法的に言えば、建造物の外観を撮影することは著作権の侵害にはならないのですが、敷地内の撮影は管理者の指示に従う必要があります。

まあ、旅行の記念として個人で楽しむ場合は良いのだろうと思います。しかし、SNS やブログに投稿するとなるとグレーですね。危うく、「撮影禁止を無視する極悪非道なヤツ」として炎上するところでした。

さらに言えば、たまたま写りこんでいる通行人の肖像権を侵害している可能性もあります。ちなみに、これについての私の考えは、特に必要が無い限りモザイクは入れない、です。いかがわしい場所に出入りしているとか、やってはいけないことをしているというわけでもないのに、全部が全部、顔をモザイクにするのはやり過ぎです。

ですが、考え方は人それぞれですので、私が必要ないと思っても、写っている本人からモザイクにしてくれと言われることがあるかも知れません。その時にはもちろん速やかに対応するつもりです。

ちょっと話が逸れました。

スマホに押されてカメラ専用機が売れないと言われますが、インターネットのブロードバンド化によってアウトプットの場を得た「写真」という趣味は、むしろ昔より広がりを見せています。美しい写真、面白い写真を撮れる人はヒーローです。

そういう意味で、冒頭にも述べたようにハイエンドのデジカメは伸びる余地があるし、FlashAir も売れるでしょう。

ただ、面白い写真を撮ろうとするあまり、一線を越えてしまって炎上することのないように気をつけないといけませんね。

あなたが太る理由

目の毒なサイトがあります。ご安心下さい、エロくはないです(笑)

その名も This is why you’re fat.  「これがあなたが太る理由」というサイトです。

thisiswhyyourefat

この調子で、超高カロリー食の写真が延々と続きます。

若干日本人の好みと違うのであまり惹かれない料理もありますが、やはり大部分は凄く美味しそうです。高カロリーのものを美味しく感じるのは、原始時代、餓死を避け、生き残る確率を上げるために少しでもカロリーが高いものを欲していた人類のDNAにすり込まれた習性です。

実際、太るのが悪いことだと思われるようになったのは比較的最近のことで、多くの文化で、太っているのは良いことでした。

英語には “Laugh and grow fat.” という諺があります。直訳すると笑って脂肪を増やせ。「笑う門には福来たる」と意訳されることもあります。脂肪は「福」なのです。

とはいえ、現在においてはあまり太りたくないのも事実。やはり多少の節制は必要でしょう。

ただ、ごくたまに、上記のサイトにあるような強烈な料理を食べるのはそう悪いことではないかもしれません。自分で高カロリーを摂取してると分かっているわけだし、さすがに毎日これを続ける人はいないでしょう。食にメリハリがつきます。

一番良くないのは、スナック菓子などをダラダラと習慣的に食べ続けることですね。毎日ちょっとずつカロリーオーバーしていると、長い間に積もり積もって、意外にずっしりくるものです。

それよりは、週に1回くらいは思う存分食べて、残りの日は腹八分目、間食もしない、というのが良いのではないでしょうか。