ニートを生む土壌

先ほど近所のピザ屋から電話があり、何かと思えば、以前ウチでピザを注文したときの従業員の対応についてアンケート、とのことでした。

配達に来た兄ちゃんは、ややぶっきらぼうなものの、ごく普通の対応でした。最後に「本日は〇〇ピザをご利用いただきありがとうございました」と、取って付けたように言ったので「ああ、そう言う決まりなのだな」と思ったのを覚えています。

従業員の対応を改善するのは悪いことではありません。

が、この場合、アンケートと言いつつ、最近ピザを注文した世帯を狙い撃ちしているわけで、当然向こうは配達に行った従業員も把握していることでしょう。

つまり、私が「態度が悪かった」とか「ピザが冷めていた」とか「中身がぐちゃぐちゃになっていた」とか言うと、あの配達の兄ちゃんは困るわけです。

ひとごとながら、何とも息苦しいことだなあと同情せざるを得ません。この息苦しさが「働いたら負け」とかいうニート哲学を生むのか、と妙に納得してしまうほどです。

なにも「アンケート」なんかで配達員を締め上げなくても、もし極端に態度が悪かったりすればこちらから苦情の電話を入れます。

対応が「改善」されればピザ屋の利益は増大するでしょうが、恐らくそれが配達員に還元されることはありません。今日、資本家による労働者からの搾取は目に余るものがあります。にもかかわらず、サヨクの関心は憲法9条や集団的自衛権にあるようで、労働者を支援しようとする運動は低調です。

現代の日本で本当に虐げられているのは生活保護受給者でもなければ、在日外国人でもなく、非正規労働者(この「非正規」という言葉が既に差別的で何とかならないかと思いますが、人口に膾炙しているので仕方なく用います)なのですが。

もちろん、「アンケート」には「大変満足した」と答えておきました。良いことをした後は気分が良いですね(笑)

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