もしかして、マイルドヤンキー?

先日携帯の機種変更をしたときの、店員の一言が心に残りました。いや、そんな大層な話でもないのですが。

その言葉とは、私が新しい携帯のケースを選んでいるときに言われた、「本体が黒なので、こちらのゴールドのなんかオラオラでいい感じですね」というものです。

オラオラって……。もしかすると、店員は私を今流行りのマイルドヤンキーと思ったのかもしれません。その時偶々ジャージを着ていましたし(笑)

そういうわけで、自分のマイルドヤンキー度について考えてみました。マイルドヤンキーの特徴は次の5つだそうです。

  • EXILEが好き
  • 地元(家から半径5km)から出たくない
  • 「絆」「家族」「仲間」という言葉が好き
  • 車(特にミニバン)が好き
  • ショッピングモールが好き

うーむ、EXILE はよく知らないし、遠くへはむしろ行ってみたいですね。車は好きだけどミニバンは好きではないし、ショッピングモールは苦手です。

あと、余談ですが、exile とは英語で亡命ないし亡命者のことです。そういう境遇に憧れてグループ名を定めたとすれば、そのファンが地元から離れたくないというのはある種皮肉です。

かろうじて当てはまりそうなのは「絆」「家族」「仲間」という言葉が好き、ということです。しかし、実際それらを重んじているかは別として、「家族」や「仲間」を大事にすべきというのはごく当たり前の道徳であって、別にマイルドヤンキー固有の価値観ではないでしょう。

どうやら私はマイルドヤンキーではないようです。強いていえばヤンジーでしょうかね。

ACアダプター交換と、この世の不公平

先日書いた危険なACアダプターは、無事交換しました。

古い方は宅急便で送れとのことだったので、箱に詰め、入っていた着払いの伝票を貼り付けて、セブンイレブンに持っていきました。電話して取りに来て貰っても良かったのですが、宅急便のドライバーも大変でしょうから。

コンビニで宅急便を頼むのは初めてでしたが、店員の捌けた仕事ぶりには少し感心しました。

まず、メジャーで荷物の大きさを測り、次に重さを量り、「日時の指定はありますか?」などと質問し、料金を計算して伝票に記入し、その他の必要事項を書き込んだ上で日付の入ったスタンプを押し、最後に「お客様控え」をはぎ取って私に渡します。

パッと見はチャラチャラした兄ちゃんなのに仕事ぶりは実にテキパキとしています。

見方を変えれば、これだけ有能な人が決して高収入とは言えないコンビニ従業員という仕事に就いているのは、未だ労働力が買い手市場である証拠とも言えます。

こういう人材が安い時給で働かされる一方で、どこぞの市役所ではおっさんが昼間から茶を飲んで碁を打って高い給料を貰っているのですから世の中不公平なものです。

Mac mini がただの箱になるところだった

Yosemite にしてからマウスが効かない現象に悩んでいました。ターミナルで demsg したところ、”The IOUSBFamily is having trouble…”というメッセージがたくさん出たので、何かがトラブってることは確実です。

いろいろ調べてみると IOUSBFamily.kext というファイルを差し替えると良いという話なので、荒療治ですがやってみました。

ところが結果は大失敗で、使えていたマウスも使えなくなり、さらにキーボードも使えないという状況になってしまいました。恐らく、差し替えた IOUSBFamily.kext のアクセス権の設定をしないまま再起動してしまったのが良くなかったのだと思います。

ノート PC なら USB が使えなくても最低限キーボードとトラックパッドは使えますが、Mac mini ではそうもいきません。一切の入力が不可能になってしまいました。Bluetooth のマウスやキーボードなら使えるはずですが、生憎 Bluetooth をオフにしていたのでペアリングできないというデッドロック状態です。

マウスカーソルは画面に張り付いたままです……。

しばらく試行錯誤していると一筋の光明が見えてきました。電源投入時の一瞬だけは USB キーボードが認識されているようなのです。

電源投入直後にキーボードが使えなければセーフモードなどにも行けなくなるので、ファームウェアが USB をサポートしているのでしょう。

すかさず、Command + R を押してユーティリティーを起動しました。

助かりました……。

ユーティリティーの中ではマウスもキーボードも使えます。それどころか Wifi にも繋がります。「再インストール」を選ぶとインターネットからファイルをダウンロードし始めました。上書きではなくクリーンインストールとなるのも今回のようなケースでは好都合です。

ただ、再インストール後は有線のUSBマウスやキーボード、及び Bluetooth のマウスキーボードは問題なく使えるようになりましたが、相変わらず無線の USB マウスは使えません。

ともあれ、最悪の状態からは脱しました。危なく Mac mini がただの箱と化すところでした。

紅葉、コムラサキ、ユリオプスデージー

秋も深まってきました。

紅葉

通りすがりの神社。きれいに手入れされていますね。カメラを持っていなかったので iPhone6で撮りましたが、なかなか良い写りです。

紅葉

これは別の日、別の場所。EOS 70D で撮っています。よく見ると萎れた葉も幾つかありますが、それも味ですね。

紅葉

小紫

この南天のようなのはコムラサキです。

ユリオプスデージー

ユリオプスデージー。放って置いても良く育つ花です。

足のマニキュアって……

昔々、ドイツ語の先生が言っていたことです。とある百貨店で、ペディキュア用のエナメル液を「足のマニキュア」として売っていたそうです。

当時はペディキュアが一般的ではなかったので無理もありませんが、「足のマニキュア」というのは英語の素養がある人から見ると非常に奇妙な表現です。

英語では手の指を finger、足の指を toe と呼んで区別します。同様に mani- ( manu- ) という接頭語は手に関係し、pedi- という接頭語は足に関係するのです。

英語に限らず印欧語では例外なく手の指と足の指とは別の単語になっています。

「足のマニキュア」の違和感を伝えるのは難しいのですが、靴下のことを「足の手袋」と言うのに近い、と説明すると分かっていただけるでしょうか。

もっとも、カタカナ語が元の言語と微妙に、あるいは全く異なる意味で使われるのは良くあることで、日本では「マニキュア」とは「爪に色を付けること」と理解されているとすれば、「足のマニキュア」も、さほどおかしな表現ではないのかもしれません。

ちなみに、今確認したところWikipedia日本語版でも

ペディキュア(Pedicure)は、マニキュアの一種で、足の爪や足そのものの見た目をよくする方法のひとつ。

となっていますね。

レンズ交換式カメラはまだ売れる

今年の3月にカメラを買いました。いわゆる増税前の駆け込み消費というやつです(笑)

EOS70D

半年あまり使ってみて思ったのは、やはり値段だけのことはあるということです。

桜

これは買って最初の1枚。後ろで木漏れ日が玉ボケになっているのは一眼レフならではの効果です。

チューリップ

これもごく普通の花壇なのですが、ボケのおかげで背景が整理されてチューリップが際立っています。

緑

これも。

猫城址・臥牛

これは猫城趾と呼ばれる小山の麓にある臥牛の像です。ざらざらとした質感が良く出ていると思いますがいかがでしょう。

スマホによってコンパクトデジタルカメラが駆逐されつつありますが、レンズ交換式はまだまだ需要がありそうです。少なくとも私は買って満足しています。

牢屋の面積

松本清張に「いびき」という短編があって、徳川時代の囚人の様子が書かれています。

牢内では「名主」以下、一番役、二番役、角の隠居、詰の隠居、穴の隠居、三番役、四番役、五番役、頭かぞえ役などの「牢役人」が広い場所に陣取って、ヒラの囚人、平囚は残りの場所にひしめくのだそうです。

そして、牢の広さは間口四間、奥行三間、人数は七十人くらいだったそうですが、この四間×三間とはどのくらいの広さかが、今回の「頭の体操」です。

一間は、およそ 1.818 メートルです。従って、

4 * 3 * 1.818 ^ 2 = 39.661 (m2

およそ、40 平米ですね。

では、畳にすると何畳でしょう。

畳の大きさには京間、中京間、江戸間がありますが、「いびき」の舞台は江戸(後半は三宅島)なので、江戸間で計算しましょう。

メートルに直さず尺のままの方が簡単です。江戸間では一間は六尺とされています。畳は基本的に長辺が六尺、短辺が三尺ですから、畳一畳は、

6 * 3 = 18 (平方尺)

間口四間、奥行三間の牢内は、

3 * 4 * 6 ^ 2 = 432 (平方尺)

です。従って、

432 / 18 = 24 (畳)

ですね。ただ、実際には京間が「畳割り」といって一畳の面積が不変であるのに比べ、江戸間は「柱割り」といって、柱の分、一畳の寸法は小さくなります。上記の計算はあくまでおおよそです。

それにしても、わずか 二十四 畳の場所に70人、一畳あたり3人とは超過密ですね。それも上述のように牢役人に広い場所を取られた上での話ですから、平囚にとって牢の狭苦しさはさぞや耐え難かったことでしょう。