アライグマ、他

いやあ、動物の写真を撮るのは難しいですね。絶えず動き回るし、人気の動物には人だかりがしてるし、うっかりすると檻にピントが合ってしまうし。

アライグマ

木登りするアライグマです。葉っぱをはむはむしていました(笑)

ニホンザル

ニホンザル。

エリマキキツネザル

エリマキキツネザル……かな。ちょっとピントが甘いですね。

キヤノン EOS 70D の発光禁止オートで撮ったのですが、このモードではAFを「AIフォーカス」から動かすことが出来ません。AIフォーカスとは、基本的には静止した被写体に適したワンショットAFで動作し、動く被写体を感知するとAIサーボAFに自動的に切り替わるというものですが、切り替わっても時既に遅しだったりします。

こういう場合、シーンモードの「スポーツ」で撮ると良かったのかもしれません。スポーツだと最初からAIサーボAFになるし、自動的に発光禁止にもなりますので。また、ドライブモードも連続撮影になります。

動物園での撮影には、気をつけないといけないことがたくさんあります。フラッシュを発光禁止にしておくのは当然として、臆病な動物にはシャッター音も影響がありそうです。

あとはやはり他のお客さんへの配慮ですね。せっかく動物を見ているのに真横でパシャッ、パシャッとやられると興ざめでしょうからね。

かといって、あまり人が居ない不人気スポットからでは動物がよく見えないし。

うーむ。

いつ潰れるとも知れぬガソリンスタンドのプリカ

先月の下旬、「今、ガソリンをリッター155円で売っている店は増税後160円で売るだろう」と予測しました。

ところが、155円で売っていた近所の店では、今日見ると162円となっていました。

155 * 1.03 = 159.65 だから四捨五入しても160円にしかならない、おかしい!

……と思ってしまいがちですが、今回は「地球温暖化対策税」の増税も重なった上、石油の元売り価格は毎日変動しているので、頭から便乗値上げと決めつけるわけにもいきません。

面白いことに、その162円の店から数百メートルの場所に149円の店があります。ただし、プリペイドカードに限る、という例のあれです。しかも、1万円しか使えず、お釣りはプリカで出てくるという極悪仕様です。

ただ、他の店より安いのは確かで、この際我慢して利用してみようかなと、少しだけ心が動きかけています。が、この世で最も信頼できる日本銀行券を、いつ潰れるとも知れぬガソリンスタンドのプリカに替えるなど愚の骨頂という気もします。

悩ましいですね。

レストランで食べ物の写真を撮るのは是か非か

近所に美味しいたこ焼き屋さんがあります。大将がバイクを誉めてくれたので(笑)、そこを通るときには必ず寄ることにしています。

だしたこ

ちなみにこれは「だしたこ」といって、その名の通り出汁につけて食べます。大阪では一般的な食べ方で、私はソースたこ焼きより好きです。そのへんのフードコートで食べるものとはひと味違います。

食べ物の写真を撮るのは是か非か

で、食べ物の写真を撮るのは是か非か。レストランなどでは写真を撮ると嫌がられる、あるいは最初から禁止ということもあるようです。上の写真も一応大将に撮って良いか聞いてから撮りましたが、客に聞かれれば良いですよと答えざるを得ないでしょうし。

ましてや、70D です。APS-C だからそんなに大げさじゃない、とこちらは思っても、一眼レフですから普通の人から見れば十分大げさです。

まあ、ここの大将とは顔見知りだし、今日は他にお客はいなくて、帰り際には大将もお店から出てきてしばしバイク談義に興じたほどですから、許される範囲内だったとは思います。

しかし、一見の客が黙ってパシャパシャ撮り始めたらどうでしょう。やはり少し感じ悪いかもしれません。

まずは大手チェーンか個人経営かが最初の分かれ道で、チェーン店では周囲に気を配りつつ手早く撮影、個人店ならば何度か通って顔見知りになった上で、許可を求めてから、といった感じでしょうか。

ただ、食べ歩きのブログなどをやろうとすると同じ店に何度も通うのもなかなか難しいですしね……。

評論家気取り

知り合いが「ラーメンが旨いとか不味いとか評論家気取りで書いてるブログがあったから、『アホくさ』とコメントしたら速攻で削除された」と嘆いていました。

いや、そんなコメントしたらそりゃ削除されるだろうと思う反面、自分はラーメンの一杯も作ったことがないくせに、偉そうに他人の「作品」を批評する人間への反感も理解できます。

生半可な知識で評論家を気取るのは、傍から見ていてあまり格好の良いものではありません。

この問題、「誰もが情報を発信できる時代」が始まってまだ間もないがゆえの混乱の一つの例と言えます。もう何年かすると「こういう場合は撮ってOK、こういう場合はNG」といった線引きがはっきりしてくるのでしょう。

ホオジロハクセキレイ、夕日

夕方、カメラを持って岸壁を散歩しました。

白っぽい鳥がいます。

ホオジロハクセキレイ

調べてみると、ハクセキレイ、それも過眼線がないのでホオジロハクセキレイですね。キリッとした顔のタイリクハクセキレイに比べて、なんだか愛嬌があります。

夕日を撮ってみました。

だるま夕日

ちょっと「だるま」になっているのが面白いですね。一種の蜃気楼です。こうやって写真に切り取ってみると、普段はあまり気に掛けないことが急に興味深く感じられます。

そのうち、日本の夕日百選に選ばれている場所(上の写真は違います)を回ってみたいとも思うのですが、必然的に日が暮れてから帰ることになるので、難しいかも知れません。

不慣れな土地で道に迷い、あたりは真っ暗。想像しただけで心細くなってきます(笑)

黒子のバスケ脅迫犯は将来有望かもしれない

少し前に黒子のバスケ脅迫犯の渡辺被告について、かなりボロクソに書きました。別にフォローするわけではないのですが、若干追加したいことがあります。

彼は「実刑判決の量刑の長さを『自殺権を剥奪され、自殺をお預けにされる期間』」などと、しきりに自殺をほのめかしています。いや、ほのめかすというより宣言に近い。

しかし、冷静に考えると、彼は誰一人殺めたわけでもなく、決して凶悪犯ではありません。死ぬ必要はないし、「死ぬ、死ぬ」と言えば言うほど周囲の気を惹きたくて言っていると見なされるのがオチです。

どんな悪人でも、刑務所の中で規則正しい生活を送るうちに幾分かは精神も健全になると言います。まして根っからの悪党というわけでもないであろう渡辺被告(そのときには「受刑者」)は、たぶん憑き物が落ちたようになるはずです。

刑期を終え、もし澄み切った心境になれたとしたら。

それでも死ぬのでしょうか。どうしても死にたいというなら仕方ありませんが、少しでも「生きてみようかな」という気持ちが湧いたら、ぜひ生きるべきです。

それも、ただ生きるのではなく、自殺防止の活動をするのです。本を書いたり講演したり。

一切の甘えを捨てて真剣に取り組めば、何十年も死ぬことばかり考えて生きてきた人間の言うことだけに説得力があるというものです。頭は良いのだし。

無論、とやかく言う人はいるでしょう。「犯罪者のくせに」とか「おや、死ぬんじゃなかったの?」とか。そういった言葉を聞き流す強さが必要ですが、それは全ての人に言えることです。

腹さえ括れば、渡辺被告の将来は有望です。

EOS 70D の Wifi 機能

EOS 70D を選んだ理由の一つが Wifi 対応です。

スマートフォンに送ったり、Web にアップロードしたりといったこともできますが、まずは PC に送るのが基本です。

EOS Utility

EOS Utility の環境設定で保存先のフォルダ、及び保存するときのファイル名を指定できます。このアプリでは区切り文字がデフォルトではアンダースコア(YYYY_MM_DD)になっています。一方、USBで繋いだときに出てくるMS純正の画像転送アプリでは区切り文字はハイフン(YYYY-MM-DD)です。

EOS で撮ったことが一目瞭然になるように全く別のルールにすることも考えましたが、ややこしくなるのでハイフンに(つまりMSのアプリと同じルールに)変更しました。

その代わり、ファイル名に EOS_001.jpg のように接頭語を付けるようにします。こうしないと、同じフォルダに別のカメラで撮った写真が入ると上書きされる恐れがありますからね。

それ以外にも、取り込むタイミングをユーザーが明示的に「取り込みを開始」ボタンを押したときか、あるいは何もしなくても勝手に取り込まれるようにするかといったことも、きめ細かに設定できます。

使い勝手は良好です。ただ、Wifi オンとオフで電池の消耗がどのくらい違うかはまだ検証していません。また、Wifi オンのときは動画撮影できないという、意味が分かるような分からないような制限もあるので、当面使うときだけオンという方針で行こうかと思います。

銀行の言う「平日昼間」とは

銀行のATMからお金を下ろすとき、平日昼間は手数料無料で、それ以外の時間帯は105円(4月以降は108円)ほどかかります。

では、平日昼間とは何時から何時まででしょうか。

全ての銀行について調べたわけではありませんが、例えば三井住友銀行では、8:45 ~ 18:00 です。他の金融機関もたいてい同じです。この45分からというのが曲者で、朝一番に銀行へ行き、「8時過ぎてる、よし、無料だ」と思ったら実は有料だったという罠に陥りがちです。

1万円下ろして108円とられたら、1.08% です。普通預金の金利0.02%の50倍強です。バカになりません。

世の中には払って良いお金と、払うべきでないお金があります。たとえ他人から見たら無駄に思える買い物でも、本人が金額に見合う価値があると思うならそれはそれで良いのです。

しかし、交通違反の反則金、レンタルビデオの延滞料などは、本来払わなくて良いお金です。もちろん、違反や延滞をした後でゴネて払わないということではありませんよ。そもそも違反や延滞をしなければ良いという意味です。

ATM の時間外手数料もそう。できるなら払わずに済ませたいものです。

EOS 70D、初撮影@墓地

今週はこのカメラを使ってみたくてうずうずしていました。VANGUARD のカメラバッグや、HAKUBA のレンズペンなども用意し、準備は万端です。

桜
Canon EOS 70D, f/5.6, 1/250 秒, ISO-100, 135mm

折しも、ソメイヨシノが見頃を迎えたところです。

桜
Canon EOS 70D, f/5.6, 1/200 秒, ISO-250, 135mm

枝によってはこのようにまだ二分咲きですが。

霊園
Canon EOS 70D, f/6.3, 1/125 秒, ISO-100, 35mm

この場所、湖畔にあって桜も植えられているのに、あまり人が居ません。なぜかというと……実は、霊園なのです。

小川
Canon EOS 70D, f/10, 1/200 秒, ISO-100, 50mm

小川のせせらぎ。でも、よーく見ると空き缶が。霊園なのに。罰当たりな奴がいるものです。

途中、フィルターに埃が付いているのを発見したので、慌てず騒がずバッグからブロアーを取り出して吹き飛ばし、ついでにレンズペンで軽く拭いておきました。完璧なケアではありませんが、下手に布で拭いたりするよりも失敗が少なく、私のような不器用でズボラな人間にはぴったりです。

臥薪嘗胆の本当の意味

辞書によれば、臥薪嘗胆とは「一度味わった屈辱を晴らしてやろうとして、苦心・苦労を重ねチャンスの到来を待つこと(新明解国語辞典)」です。

ご存じかと思いますが、この言葉、呉王の夫差(フサ)が父王の仇を忘れぬよう薪の上で寝起きしたという「臥薪」と、越王の勾践(コウセン)が敗戦の屈辱を忘れぬよう毎日苦い肝をなめたという「嘗胆」の二つの故事から成っています。

春秋時代、呉と越は仲が悪く、戦乱に明け暮れていました。

呉王闔閭(コウリョ)は戦で受けた傷が悪化し死期が近いことを悟り、名臣・伍子胥(ゴシショ)の進言を容れ、夫差を後継者に指名します。夫差はなかなかの人物で、「臥薪」によって復讐を忘れぬようにするとともに伍子胥の忠告をよく聞いて富国強兵に努めました。

と、ここまでは常識ですね。この後、どうなったか。

呉軍は会稽山に越軍を追いつめ、夫差の復讐は成ったかに見えました。しかし、越にも范蠡(ハンレイ)という知恵者が居て、夫差を上手く言いくるめて和議に持ち込みます。

伍子胥は反対するのですが、夫差は勾践が下僕となることを条件に和睦に応じてしまいます(越王勾践が肝をなめだしたのは、このとき下僕とされた屈辱を晴らすため)。

夫差は、繰り返し越を滅ぼすように説く伍子胥を次第に疎んじるようになります。そしてついに伍子胥は自死を命じられます。彼の「(呉の滅亡を見るため)我が目をくりぬいて都の東門に掛けよ」とは有名な言葉です。

果たして、伍子胥亡き後、呉は弱体化の一途をたどり、ついに越によって滅ぼされるのでした。

要するに、「薪の上に寝たりもしてみたけど、結局復讐を果たせなかった。それどころか、最後は滅ぼされてしまった」という話なんですね。

ことほどさようにモチベーションを保つというのは難しいということです。意志の弱い我々現代人にとって、噛みしめるべき言葉です。