一人ツーリング・食べ物編

竹原、松山にはバイクで行きました。一人旅、いわゆるソロツーもなかなか良いものです。人と行くとどうしても気を使ってしまいますが、一人なら思いつくがままに行動できます。

幸い(?)今回泊まったホテルは閑散としており、リア充に囲まれていたたまれない思いで食事、などということもありませんでした。

そう、食事は旅の楽しみの大きな要素です。

ホテルの夕食

1日目の夕食はホテルでとりました。刺身、天ぷら、じゃこ飯、もずく、茶碗蒸しなど。

ビール

もちろん、生ビールも。ちなみに明るく見えますが、夕方の七時過ぎです。決して昼間から飲んでいるわけではありません! 夏至は過ぎたとはいえ、まだまだ日が長いですね。

さて、竹原から四国に向かうには尾道から今治に通じる「しまなみ海道」を通る必要があります。

「尾道」と言えばラーメンの枕詞のようになっています(笑) 私は尾道ラーメンを一度も食べたことが無かったので、ぜひ食べたいと思っていました。

尾道ラーメン

ようやく食べることができました。切れっ端みたいなチャーシューしか入っていませんが、一番安いラーメンなので仕方ありません。スープはちょっと甘い醤油味で、聞いていた通りでした。麺は少し細めの平打ちでした。美味しかったです。

帰りには広島風お好み焼きを食べました。市内の有名店で食べるのが一番良いのでしょうが、バイクを駐める場所があるかも分からないし、もしカップルがたくさんいて、いちゃいちゃと1枚のお好み焼きをヘラで切り分けたりしていたら、せっかくのごちそうもまずくなってしまいます(笑)

そこで、おじさんがふらりと立ち寄っても違和感のないようなロードサイドの店を選びました。ただし、チェーン店では意味がないので個人経営店です。

広島風お好み焼き

実は広島風お好み焼きも初めて食べた(気がする)のですが、印象としては「そばの存在感が強い」ですね。大阪風のようなタネは殆ど使わず、卵と野菜と肉と麺だけでできています。ソースは秘伝というやつでしょう、市販のお好み焼きソースとはひと味違い、連食中にもかかわらずかなり美味しく感じました。

帰り着いたときにはすっかり日が暮れていました。

走行距離

走行距離は二日で860kmあまりでした。出発時に近所のスタンドで満タンにしましたがそれは計算に入れないとして、回数にして4回、合計22.75L、ガソリンを入れました。最後に給油した場所から自宅までは約152km、従って燃費は ( 860-152 ) / 22.75 = 31.253、31km/L 強ですね。

前にも書きましたが、CB400SF は普段は2バルブで動作し、6750回転あたりから4バルブに切り替わります。トップギアで 100km/h で走るとそれくらいの回転数になるので、高速を 90km/h で走るのと 100km/h で走るのでは燃費が随分変わってきます。

できるだけスピードを控えめにするのが燃費を向上させるコツですが、たまに4バルブに切り替わったときの音が聞きたくなります。

まあ、道楽ですからね。燃費も気にはなりますが、エコ運転ばかりではつまりません。ちなみに、燃費向上のコツとしてはもう一つ、「体重を減らす」というのもあります。が、今回のように食い道楽をしていてはそれも難しいですね(笑)

松山・広島

竹原で一泊し、翌日は「しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」を通って四国の松山へ向かいました。

「しまなみ海道」を通るのは初めてで、島々を結ぶ美しい橋の数々に感銘を受けました。走りながら撮るわけにもいきませんので、写真がないのが残念です。PAで撮れば良かったのかもしれませんが、一気に走り抜けてしまいました(笑)

終点の今治からは、国道317号線を南西に進みます。かなりの峠道で、四国山地の険しさを今さらながら感じました。

松山城

さて、伊予松山城は小高い山の上にあります。上の写真は二の丸跡の外塀で、この先をどんどん登っていくと本丸および天守閣です。

松山城

ちょっとした登山です。

松山城

戸無門付近から見た天守閣。ここからまだだいぶ登ります。

松山城

本丸広場からの眺め。下界が霞んで見えます。

松山・市電

それから、松山と言えば市電ですね。田舎くさいという人もいますが、エコな公共交通手段としてもっと注目されても良いと思います。

帰りは尾道までは来た道をそのまま戻り、尾道から広島まではのんびりと2号線を走りました。

原爆ドーム

原爆ドーム

広島に着いたときには日が傾きかけていました。ここから自宅のある福岡まで二百数十キロ、早く高速に乗りたいのはやまやまでしたが、もうしばらく下道を行く必要がありました。というのも、広島風お好み焼きが食べたかったのです(笑) 鉄板で焼く必要があるお好み焼きは、高速のSAでは食べられませんからね。

それについては、「食べ物編」として後日書くことにします。

竹原

安芸の小京都と言われる竹原に行ってきました。小さな町ですが、かつては隆盛を極めた土地であり、いまだにその面影を残しています。

竹原
竹原竹原

こちら(竹原市民俗資料館)は明治に入ってからの建物ですね。

竹原

町並み保存地区のつきあたりには照蓮寺というお寺があります。

照蓮寺
照蓮寺
トンボ

石段にトンボが止まってました。

宿は「竹原シーサイドホテル」です。

竹原シーサイドホテル

建物は少々年季が入っていますが、十分快適でした。

ながいこと行ってみたいと思っていた町なので、実際に目の当たりにできて感無量です。ただ、思っていたのとは少し違って、古い町並みが残っているのは「保存地区」だけでした。それ以外の場所の風景はごく普通の地方都市に過ぎません。スーパーもあればパチンコ屋もあります。

保存地区は住民の生活から切り離されており、うろうろしているのは私のような観光客だけ、といった感じです。

日の丸寫眞館

そういう意味で、この「日の丸寫眞館」は、江戸時代から続くわけではないにせよ、地域住民が実際に利用する古くからのお店として価値があるはずですが、残念ながら現在は営業していません。

最後に、町並みとはあまり関係ありませんが、面白いことに、

竹原・車止め

車止めが「竹の子」でした。竹原だけに(笑)

AVGの警告が出た

旅行から無事戻りました。写真の整理などに時間がかかるので、報告は今しばらくお待ち下さい。

今日のところは、PCネタでお茶を濁します(笑)

先ほど、不意に AVG が警告を発しました。

20140627214952

引っかかったのは ImgBurn というアプリのインストーラーです。このファイルはだいぶ前にダウンロードしたもので、ずっとここ(Downloadsフォルダ)にあったにもかかわらず、先ほど不意に警告が出たということは、直近のパターンファイルの更新でマルウエアと見なされるようになったのでしょう。

ImgBurn は CD や DVD を焼くためのいわゆるライティングソフトで、Linux のインストールディスクを作るために使いました。実は Windows7 はそのままで ISO をライティングできるので、必ずしも必要なかったのですが、このアプリを使うのが自分的に一番簡単ですので。

恐らく、AVG の誤検出ないし過剰反応だと思われます。インストーラーは ImgBurn の公式サイトからダウンロードしたものだし、それなりに有名なアプリですから、もしウイルス付きインストーラーがばらまかれたら、もう少し話題になっているはずです。

とは言え、最近は大手サイトがハッキングされてしまうことも多く、油断は禁物ですね。

草枕

竹原に来ています。

さっきから iPhone で写真をアップロードしようとして悪戦苦闘しているのですが、サイズが大きすぎるとのエラーが出てしまいます。

仕方がないので、いったんツイッターに投稿したものを保存して再度アップロードすることにしました。

image

これだと、ツイッターのアプリがうまい具合に縮小してくれます。

やはり、出先からのブログ更新は難易度が高いですね。

明日は、四国にまで足を伸ばしてみようと思います。

「ナイーブ」の良い意味と悪い意味

歳の割にナイーブなほうです(笑)

広辞苑では「ナイーブ」は、

素朴なさま。純真なさま。感じやすいさま。うぶ。「―な感性」

となっています。さらに、新明解国語辞典では、

―な/―に 〔naive〕純真な子供のように一切邪心をいだかずに物事を見たり感じたりする心の状態。

と、大変素晴らしいもののように説明されています。

しかし、このカタカナ語の元となった英語の naive は、「判断力が欠けた」「愚直な」「だまされやすい」という悪い意味で使われるのが殆どです。

なので、長年、ナイーブは日本語では良い意味、英語では悪い意味になると理解していました。

ですが、最近OALD(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)を引いてみたところ、

  1. (disapproving) lacking experience of life, knowledge or good judgement and willing to believe that people always tell you the truth:
    to be politically naiveI can’t believe you were so naive as to trust him!a naive question
  2. (approving) (of people and their behaviour) innocent and simple

となっていました。やはり、最初に載っているのは悪い意味ですが、日本語で言うような良い意味でも使われるんですね。

それにしても、良い意味(approving)、悪い意味(disapproving)と明記してあるのは分かりやすくて良いですね。さすが学習用辞書です。

ヤジにはヤジの意義がある

セクハラヤジ問題についてもう一つ。

別にセクハラかどうかに限らず、ヤジというものは誰が言ったか分からない、少なくとも分かりにくいという性質があります。現に今回の鈴木都議もなかなか名乗り出ませんでした。もちろん、故浜田幸一氏のようにまる分かりで敢えてやってる人もいますけどね。

多くの場合発言の主が分からない、匿名に近いという意味で、2ちゃんねるなどの掲示板での発言に似ています。

このような言語の使用法は、果たして言論と言えるのでしょうか。

結論から言えば、私は言論に含まれると思っています。

確かに、誰が言ったか分からないとなると無責任で下劣な発言になりやすい。しかし、そうでないこともあります。例えば裁判官が政治的な意見を発表したい場合。あるいは、組織に属する人間が内部告発をする場合。

歴史を紐解けば、二条河原の落書のように匿名による言論が社会へ影響を与えた例は枚挙にいとまがありません。

考えてもみて下さい。「発言するときは氏名・住所・職業・年齢を明記してから! それ以外の発言は禁止!」みたいな社会では息が詰まると思いませんか。

匿名で下劣な発言をしているのを見かけたら、単に「下劣だな」と思っていれば良い。匿名での発言を禁止しよう! などと息巻く必要はないのです。

ただし、前にも書きましたが、発言によって民事・刑事上の責任を負うことがあるのは匿名であっても同じです。匿名であることによってそれらの責任から逃れやすくなる、ということはあるかも知れませんが。

しかし、ネットでの発言はほぼ確実に個人を特定できるものだし、ましてや議場でのヤジは録音されているのですから、最後にはバレるに決まっています。匿名性に乗っかって下劣なことを言うやつは捨て置けば良いし、看過できないような悪質な奴は捕まえれば良いだけです。

中国の全人代や北朝鮮の最高人民会議ではヤジは見られません。ヤジにはヤジの意義があるのです。

オンラインで自動車税を払うと……

先ほど郵便受けを見ると「納税証明書(自動車税)」が届いていました。

ご存じの通り、この「納税証明書」は車検の時に必要なので取っておかなければなりません。例年は、銀行で払って、帰ってきたらすぐに車検証入れに入れていました。

しかし、今年はオンラインで払ったので「納税証明書」の交付は後日郵送でということになったわけです。郵送だと紛失(郵便事故ではなく、他のチラシなどに紛れて捨ててしまうという意味)の危険が高まるであろうと危惧していたのですが、先ほど届いたペラペラの圧着はがきを見ると杞憂ではなかったようです。一応、申し訳程度に「重要」とは書かれていますが。これは無くしますよ……。

まあ、無くしたところで再発行は可能ですが、手間とお金の無駄です。無くさないに越したことはありません。急いで車に積んでおきましょう。

セクハラヤジより野蛮なもの

世間で、ある人や組織が酷く叩かれているとき、「だが、ちょっと待って欲しい」とばかりに、異論を唱えるのはブログではありがちなスタイルです。この迥寞録にもそんな記事が幾つかあります。

先日の「そもそも『早く結婚した方がいい』はセクハラか」もその一つで、おっちょこちょいな人はセクハラを擁護していると思うことでしょう。

しかし、読んでもらえば分かりますが件の発言がセクハラかどうかということと、発言を支持ないし容認するかどうかは別の問題です。発言が議場におけるヤジであることからすれば、当然侮辱の意図があるのだろうし、言われた方は不快だったでしょう。

ですから「このおっさん、いらんことを言ったなー」とは思います。それだけです。でもこの発言だって、もし、鈴木氏に面と向かって言ったら、彼も「おっさんとは何だ、おっさんとは!」と不快に思うかもしれません。快不快という主観に基準を置く限り、キリがありません。

だから、言論は自由市場であるべきだと思うのです。

よくない発言をしたら評価が下がり、議員であれば落選の危険が増す。企業人であれば株価が下がったりする。それで良いではないですか。

言論に「触れてはならない領域」を作って、うっかり触れると袋だたきに遭って社会的に抹殺される。ファシズムそのものです。

鈴木氏のヤジが下品だ下劣だ野蛮だと言われていますが、私に言わせればその袋だたき現象こそが野蛮なのです。