大和証券のファンドラップを申し込みました。投資信託と似たようなものです。
今回利用したのはセットプランで、ファンドラップの申し込み金額を上限としてやや有利な金利(税引後年1.115%)で定期預金をすることができます。本来は500万円が最低申し込み金額らしいのですが、現在はキャンペーン中で300万円からOKとのことで、ファンドラップ300万円+定期預金300万円にしました。
合わせて600万円です。ちょっとまとまった額になりますが、定期預金はあくまで預金ですから元利保証です。この金利ならかなりお得と言えます。
問題はファンドラップの方で、こちらは当然元本割れの恐れがあります。事実、リーマンショックの時は元本の6割まで落ち込んだそうです。しかし、リスクを恐れるあまり何もしないでいると逆に損をしてしまうこともあります。今後の日本経済を展望すると、アベノミクスが成功しようと失敗しようとインフレになるに相違なく、どのみち、普通預金でじっと持っておくのは得策ではないと判断しました。
上でファンドラップは投資信託みたいなものと書きましたが、違っているのは金融商品ではなく「投資一任契約」である点です。投資信託はみんなから集めたお金を一つにまとめ、運用して出た利益ないし損失を口数に応じて振り分けるものですが、ファンドラップは証券会社が顧客に代わって資産を運用するというものです。
一任という言葉がなにやら怪しげ(笑)ですが、とりあえず、信用してみることにします。
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実は私は一昨年には金地金を買ったりもしています。金も今回のファンドラップもインフレ対策です。今年四月の消費増税に伴う「外税表示」の解禁などを見るに、政府の意図は物価を上げることにあります。増税自体はデフレ圧力ですが、それ以上に安倍政権にはインフレを起こそうという明確な意思を感じます。
備えあれば憂い無し、です。