私は愚直な人間なので、自動車税は今までずっと銀行の窓口で支払ってきました。平日の昼間に時間を取って行かなくてはならないので結構面倒です。時間に関してはコンビニで払うという手もありますが、店員の仕事を増やすのも気が引けます。
そこで、今年はYahoo! 公金支払いを利用してみました。
納付書に印刷されている納付番号と確認番号さえ入力すればOKです。あとクレジットカードの番号ですね。
かなり簡単で良いのですが、二つ気になることがあります。
一つ。納税通知書の封筒の中に「自動車税の納付について」という紙が入っていて、裏面には「操作方法」として http://koukin.yahoo.co.jp/ にアクセスしろと書いてあります。ご丁寧にYahoo! のロゴまで入っています。まるで自治体がいち私企業である Yahoo! を宣伝するかのようです。
もう一つ。手数料の存在です。税込み324円とそれほど高い金額ではありませんが、コンビニ等で納付する場合は手数料はかからないことを考えると、それよりも手間の少ないオンラインでの受付で手数料がかかるのは今ひとつ納得いきません。
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史上弊害が大きいとされる「徴税請負」は、私人の計算において徴税を請け負わせることを言い、「Yahoo! 公金支払い」はそれとは違います。
違いますが、私達の納税という行為に伴って Yahoo! が儲けていることは確かです。不正な利益とは言いませんが、釈然としない気持ちは残ります。
とまあ、文句ばかり書きましたが、PCから払えると便利なのは便利ですね。
本来であれば、自治体がオンラインの収納システムを作るべきだと思います。民営化が流行るご時世ですが、税金までというのはやり過ぎです。