駐車場は解約したはずなのに……

青天の霹靂のようなことが起きました。

不動産屋から電話があり、「ご契約なさっておられる〇〇1丁目の駐車場ですが……」と言うのです。確かに以前借りていた駐車場ですが、一年近く前に解約しています。

間髪入れずに「解約しましたけど?」と言うと、しばし絶句した後、「確認します」とのこと。

10分ほど、「確認」とやらが完了するのを待っていましたが向こうから電話が掛かってこないので、こちらから掛けると「解約済みの確認できました」だそうです。いちいち神経を逆なでする対応です。

「ちょっと待って。確認とれたのは良いけど、電話してきたのは何のためだったの? 契約が続いていると勘違いして、入金を催促しようとしたの?」と矢継ぎ早に問いかけると、相手もこれはまずいことになったと思ったのでしょう、しどろもどろになって、上司にかわりました。

上司曰く、解約する旨は確かに去年連絡を受けた段階で先方(地主)に伝えたのだけど、どういうわけか今になって「入金が止まっとる」と言って来たので、確認せぬままお宅に電話してしまった、のだそうです。

危うく「滞納者」の濡れ衣を着せられそうになった私としては、「では、その貸し主の方に謝ってもらわなければいけませんね」と喉まで出かかりましたが、すんでのところで引っ込めました。

不動産屋で一年前にこちらから解約を申し入れていることは記録してあるのだし、実害はないからです。もし、不動産屋も一緒になって「いや、解約は成立してないので一年分の駐車場代を払って下さい」などと言って来たら、それはとことん戦いますよ。でも、今回はそういうケースではないのだから、敢えて事を荒立てる必要はありません。

ミスが起きた背景には、貸し主と不動産屋とで管理が一元化されていないという問題があります。それと電算化されてないことですね。これも、「電算化してはどうですか」と喉まで出かかりましたが、差し出がましいのでやめておきました。

不動産屋はこうも言っていました。「この地主さんも几帳面な人なんだけど、なにしろ駐車場1000台分貸しておられますからね、うっかりされたのでしょう」。

私が借りていた場所は殆ど全部埋まっていました。仮に料金が1万円、1000台分のうち8割が埋まっているとすると月収は800万円近いということになります。

ちょっと度肝を抜かれました。

もちろん、税金や不動産屋の仲介手数料などがあるので丸々手元に残るわけではないでしょうが、莫大な収入であることは確かです。やっぱり土地ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*