福岡県行橋市にあるビワノクマ古墳を見に行きました。
この古墳、昭和30年に墓地の造成中に発見されたのだそうで、周囲をお墓で囲まれています。
恐らく、地元の人達には古くから知られていた塚であり、「発見」とは学術的調査によって古墳であると確認されたという意味でしょう。
てっぺんの石は無論、後世に建てられたものです。何かの彫像のようですが判然としません。
市の中心部からはだいぶ離れた田園地帯にあるのですが、周囲のお宅の庭の手入れの良さに感じ入りました。松などはすべてきれいに玉散らしにされています。
敢えて想像をたくましくすれば、墓地とは日常と区別されたある種の聖地に他ならず、そのような場所の近くで暮らしていると自然と生活が折り目正しくなるのかもしれません。