先日から紹介する、すると言いながらしていなかった新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群は、かつての福岡県津屋崎町、現在の福津市にあります。
この古墳群、なんとユネスコの世界遺産暫定リストに載っているのだそうで、市としては正式登録に向けて頑張っているところのようです。
12号墳。6世紀前半の築造です。民家のすぐ側で、しかも住人以外通らないような小さな道の先にあるので、入っていくかかなり迷いました。道の切れ目と古墳との間に林があり、墳墓全体を捉えようとすると木が入ってしまうのが残念です。
写真中央の円墳は20号墳。5世紀。左に小さく見える鳥居の後ろの小山は22号墳。現在前方部は失われていますが、前方後円墳です。
その鳥居です。他の古墳は草刈りが行われているのに対し、22号墳は鬱蒼たる木々に覆われているのは、この鳥居で分かるように神域とされているからでしょう。
25号墳。5世紀。この日は風が強く、草がなびいています。
30号墳。6世紀中頃。かなりきれいな形を保った前方後円墳です。手前のコスモス畑が詩情を誘いますね。
24号墳。6世紀前半。前方後円墳です。
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おまけ。
すぐそばにある、万葉歌碑です。この歌については、以前書きました。