太宰府の名所を巡っています。
大宰府政庁の跡です。
地名にもなっている通り、かつて此の地に「大宰府」が置かれており、この礎石群はそのときの名残です。地元では都府楼跡と呼ばれています。
あをによし寧楽の京師は咲く花の薫ふがごとく今さかりなり
寧楽は奈良のこと。万葉集に記された小野老のこの歌は大宰府で詠まれたそうです。
現在はこのような礎石が並ぶだけですが、朱に塗られた柱が立ち並んでいた往時を想像すると趣深いものがあります。
石碑は「都督府古趾」となっています。
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非常に天気が良く、シートを広げてお弁当を食べている家族連れも多く見られました。その中を一人、黒い皮ジャンを着て一眼レフで写真を撮ってまわる私はかなり怪しかったかもしれません(笑)