思うところがあって、今後、犛牛と号することにしました。
犛牛(ボウギュウ)とはヤクのことです。徳川の重臣、本多平八(本多忠勝)が犛牛で飾った兜「唐の頭」を用いていたことで有名です。
朝敵を見抜き、たちまちに喰い殺してしまう瑞獣であるとも言われます(もちろん、現実のヤクは草食ですが)。
我が国の状況がますます困難になりつつある中、自分にできることは何かを考え、発信していく上で、忠勝公の勇と、国家に仇なす輩を見抜く眼力を持つという伝説上の動物とに多少なりともあやかることができれば、との思いです。
思うところがあって、今後、犛牛と号することにしました。
犛牛(ボウギュウ)とはヤクのことです。徳川の重臣、本多平八(本多忠勝)が犛牛で飾った兜「唐の頭」を用いていたことで有名です。
朝敵を見抜き、たちまちに喰い殺してしまう瑞獣であるとも言われます(もちろん、現実のヤクは草食ですが)。
我が国の状況がますます困難になりつつある中、自分にできることは何かを考え、発信していく上で、忠勝公の勇と、国家に仇なす輩を見抜く眼力を持つという伝説上の動物とに多少なりともあやかることができれば、との思いです。
夕間暮れふと鼻先に猫柳
近頃腰に不安を感じることがしばしばなので、ちょっとはり込んでハーマン・ミラー社の「ミラチェア」を買いました。
背もたれが白い樹脂(色は選べる)なのは最初少し違和感がありましたが、見慣れると悪くないです。
肝心の座り心地は、座面がお尻をしっかり捉えて(笑)、椅子から滑り落ちることがないのが良いです。自然と正しい座り方に矯正される感じです。
強いて難を言えば、肘掛けが少しガタつきます。この肘掛け、高さはもちろん幅も調節できるのですが、可動部分が多いだけに強度は今ひとつのようです。
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余談ですが、このブログを書いていて、いつもカテゴリに悩まされます。例えば本記事は「文化」に放り込みましたが、どうもしっくり来ません。かといって、「家具」などといったカテゴリを新設しても、そうそう記事が増えることはないだろうし。うむー。
岡田克也副総理が、今日午前放送されたTV番組の中で「どちらが政権を取っても増税するなら、何のために信を問うのか。選挙をしている時間はない」と述べたそうです。
まるで、国民は、増税するかしないか、それのみに関心があるとでも言いたそうな口ぶりです。確かに増税は重大な関心事ではあります。しかし、私を含めて若干の人々にとってより重要なことは、彼ら政治家が自分自身の言葉にいかに忠実であったか、です。
最初から増税すると言っていて、その通りに実行するのと、増税はしないと言っていて、後になってやっぱり増税というのでは、大きく異なるのです。「どうせ、自民でも民主でも増税なんだから同じこと」というのは議論として粗雑であるだけでなく、主権者たる国民を愚弄する許し難い暴言です。
確かに、我が国に於ける主権者と代表者との関係が「自由委任」である(憲法34条など)ことは異論を見ません。もし、(自由委任の反対概念の)「命令委任」だとすれば、A という団体のおかげで当選した議員は、国会に於いて 100% A 団体の命令通りに行動しなければならず、代表者というよりは単なるメッセンジャーになってしまいます。
ですから、「自由委任」、つまり、議員は当選した後は自由に行動して構わない、ということになっています。語弊を恐れずに言えば、公約違反をしても良いのです。文句があるなら次の選挙で落としてくれ、ということです。
そう、選挙で落とすのが肝要です。
いいですか、選挙で落とすのですよ。
議会制民主主義は、代表者の言説並びに行動を吟味し、正しく評価できる有権者が居て初めて成り立つものです。議員は、自由委任だからと好き勝手にやって良いのではありません。むしろ、自由委任だからこそ、いかに真摯に公約(マニフェスト)を守ろうとしているかが問われるのです。
この点、さきの岡田副総理の発言には真摯さのかけらも見られません。前原誠司政調会長の「自民党は国会でマニフェスト(政権公約)を取り下げろといい、取り下げた段階で『ほらできなかったじゃないか』という。やり方が非常にせこい」という発言も同様です。
なるほど、去年の大震災により、事情が変わってしまったのは分かります。どの党が政権を取っても増税は避けがたいでしょう。
しかし、それならば、民主党はもっと熱心に語りかけるべきです。「マニフェストにはなかった消費税増税ですが、これこれこういうわけでどうしても必要なのです」と。もし、十分に国民を納得させることができれば、解散総選挙によって信を問うたとしても、再び政権を取れるはずです。
「何のために信を問うのか」などと言っているようでは、彼らに未来はありません。
文句を言う割には Google に依存してしまっている今日この頃です。
表の中の項目をクリックすると、地図の上でも対応する場所が選択されます。
タイトルにもあるとおり、Map Tools ではなく、Chart Tools を使っています。従って、Map Tools の機能のうち幾つかは使えません。あくまでグラフの一種類という扱いですが、表形式のデータと連係させたいときには便利です。
<script type="text/javascript" src="https://www.google.com/jsapi"></script>
<script type="text/javascript">
google.load("visualization", "1", {packages:['map','table']});
google.setOnLoadCallback(drawMap);
function drawMap() {
var data = new google.visualization.DataTable();
data.addColumn('number', 'Lat');
data.addColumn('number', 'Lon');
data.addColumn('string', 'Food' );
data.addRows(3);
data.setCell(0,0,34.3965603);
data.setCell(0,1,132.4596225);
data.setCell(0,2,'お好み焼き');
data.setCell(1,0,34.3401491);
data.setCell(1,1,134.0434436);
data.setCell(1,2,'うどん');
data.setCell(2,0,33.6065756);
data.setCell(2,1,130.418297);
data.setCell(2,2,'とんこつ');
var map = new google.visualization.Map(document.getElementById('map_div'));
map.draw(data, { showTip: true, mapType:'normal' });
var table = new google.visualization.Table(document.getElementById('table_div'));
table.draw(data, {showRowNumber: true, allowHtml: true });
google.visualization.events.addListener(table, 'select', function() { map.setSelection(table.getSelection()); });
google.visualization.events.addListener(map, 'select', function() { table.setSelection(map.getSelection()); });
}
</script>
<div id="map_div" style="width: 280px; height: 240px"></div>
<div id="table_div" style="width: 280px;"></div>
緯度と経度は必要ない(殆どの場合そうでしょうが)という場合、
data.setCell(0,0,'香川'); data.setCell(0,1,'うどん');
のように、直接地名を指定することも出来ます。……が、今のところかなり遅く、特に項目が10個以上になると数秒から数十秒かかります。というわけで、緯度、経度を指定する方が無難でしょう。
いつのまにか Google なしでは一日も回らない世の中になってしまいました。前にもこのブログで Google 批判(というほどでもないけど)を展開しましたが、クラウドが一般的になるに及んで、ますますその弊害が顕著になりつつあります。
その一例が Google Notebook のサービス終了です。
実は私も使っていたのですが、Googleドキュメントにエクスポートすることはできるものの、単なる文字列として扱われるので、ノートアプリとしての利便性は失われてしまいます。一定の移行期間が設けられていますが、終了自体は決定事項らしく、いちユーザーには為す術がありません。恐らく、この分野で Evernote と競争しても勝ち目がないという判断なのでしょう。
このように Google も営利企業である以上、儲からないと分かると、割とあっさりとハシゴを外してくるので注意が必要です。
Macを起動するなどのタイミングで、Flash Player の自動アップデートが始まることがあります。最近、なぜかこれが失敗します。
adobe からアップデータをダウンロードして、デスクトップから実行すると成功するので、この現象自体はあまり気にしていません。
気になるのは自分のアホさ加減です。
先日、Mac にとても詳しい方にチャットで上記の件を伺ったところ、「異常終了するのでしょうか?」と聞かれました。
それに対する私の答えが、
「ですかね~」
……。典型的なアホです。
こういう場合、「はい、異常終了して、これこれのエラーメッセージが出ます」とか「ハングします」とか、具体的に答えなければいけません。
まぁ、言い訳させてもらうと、今回のトラブルではエラーメッセージが出るわけでもなく、ハングするわけでもなく、ただ「インストール」のボタンを押しても無反応(インストールが始まらない)で、数分待ってから強制終了したので、なんと答えて良いか分からなかったのですが、それならそうと言わなければいけません。
よく、技術掲示板などで質問者が要領を得ない受け答えをして「解決する気があるのですか?」などと怒られているのを見て、「アホやなぁ」と思っていましたが、自分がそれ以上のアホだったとは。
どうやら、人は、技術的な質問をすると IQ が 10 ほど下がるようです(笑)
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Flash Playerの自動アップデートですが、コンソールに
Flash Player Install Manager: Unable to execute privileged task.
との記録があるので、恐らく権限の問題だと思います。管理者ユーザとしてログインしてるんですけどね……。よく分かりません。
以前、正規分布のグラフの一番簡単な描き方として、PowerToy Calc を使った方法をご紹介しましたが、先日Googleが始めた新しいサービスによって「一番」の座が奪われてしまったようです。
やりかたは、数式でぐぐるだけです。
恐るべし、Google.
早朝のジョギングすがし冬日向
塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んでいます。ベストセラーですから、いまさらここで多くを語る必要もないと思いますが、二つばかり書いておきたいことがあります。
本書によれば、古代、デルフォイの神託はギリシャだけではなく地中海世界全体に意味を持っていたそうです。例えば共和制ローマは神託を得るためにたびたびアテネへ使いを送っています。
デルフォイの神殿には、地中海世界では最も効きめがあるといわれていた神託を乞うために、民族を問わず四方八方から人々が訪れるのが常だった。
神託に頼ることは無論不合理です。
しかし、ここからは私の推測ですが、実は神託所に集まる各国の人々との交流によって情報収集をしていた、というのが実態に近いでしょう。
私たちは常々「人は合理的に行動しなければならない」と頭から信じ込んでいます。しかし、一見不合理な行為が、合理性を持つことがあるのです。
イタリア半島を長靴の形に見立てると、ターラントはかかとの付け根に位置しています。この都市は、スパルタ人による植民を起源としていて、ギリシャ語が使われていました。ただ、軍事国家であったスパルタと違って、商業国家であり、地中海貿易を担って大いに栄えたそうです。彼らには常備軍がなく、戦争をするときは傭兵で済ませていました。
あるとき、嵐を避けて寄港したローマの船をターラントが攻撃したことから紛争となるのですが、ターラントの人々は、豊富な資金にあかせて名将ピュロス王を「傭兵」として雇います。仮にも王様を雇うのですから大したものです。
しかし、ギリシャに由来する高い文化を誇っていたターラントは、当時ようやく勃興しつつあったローマを侮るという致命的なミスを犯します。あるいは、ピュロスを雇うくらいですから侮ってはいなかったのかもしれませんが、長く続いた平和に慣れ、危機感の持てない体質になっていたのでしょう。要するに平和ボケです。どこかの国にそっくりです。
ターラントに到着したピュロスは、国家存亡の危機にあるはずのターラントの人々が、相変わらず劇場や運動場に出かけて遊んでいるのを見て愕然としたと言います。あのローマが攻めてくるというのに、です。
しかも、ターラントが約束した35万の兵は影も形もなく、ピュロスは手勢のみで戦わざるを得ませんでした。トラスト・ミーなどとほざいていた某元首相を彷彿とさせる話です。
その後のターラントの運命はご想像の通りです。
平和を願うだけでは平和は保たれない、という良い教訓です。我々日本人も、この際よく考えてみるべきではないでしょうか。
—
塩野さんの筆致は簡明平易でありながら美しく、ぐいぐい読ませる力があります。
確かに、古代ローマの有りようは、そのまま手本にできるものではありません。奴隷制に立脚している上に、極めて侵略的だからです。
しかし、彼らの合理的で開放的な精神、意志の強さ、そしてそれによって築かれた大帝国の興亡の歴史からは、学ぶべきことが実に多いように思われます。
全一五巻にもなる大部(文庫版は四三巻)ですが、お薦めの本です。