朝日は「叩かれすぎ」か

朝日新聞の従軍慰安婦に関する「誤報」問題で、一部に「朝日は叩かれすぎ」という論調が見られます。

私は別に現在の状況を「叩かれすぎ」とは思いませんが、もし叩かれすぎだとして、だから何だというのでしょう。

叩かれすぎだったということなら、姉歯一級建築士もそうだったし、最近ではスノーボードの国母選手など、別に罪を犯したわけでもないのに「態度が悪い」というだけで叩かれていました。

そういうときには屁もひらなかったマスコミが、なぜ朝日に限って「叩かれすぎ」などというのか、理解に苦しみます。

問題の本質は叩かれすぎかそうでないとかいうことではなく、「本当に単なる誤報なのか」です。冒頭で「誤報」問題と括弧書きしたのは伊達ではありません。

吉田某の「証言」が疑わしいと分かっていて記事にしたのではないか。私はそう思っています。

もうしそうであるなら、誤報ではなく捏造であると言えます。

どうも、朝日も他のマスコミも「知らなかったんです、私たちも騙されたんです」という線で事が収まると思っているようですが、仮に「証言」が出た当初はそうであっても、その後研究者の指摘により「証言」の信憑性が失われた時点で何らの措置もとらなかったことは、「騙されていた」とする主張と矛盾します。

この点が明らかにならない限り、朝日が信頼を取り戻すことはないでしょう。

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