東電のていたらく

先月の地震以来、東京電力の記者会見が何度もテレビで流れましたが、その様子に憤慨されている方も多いと思います。私もその1人です。

ただ、彼らのために同情すべき点もいくつかはあります。まず、災害の規模が桁外れだったこと。それから、記者会見を行っている社員は、東電の一員という意味では責任がありますが、今回の事故に対して直接責任を負う立場にはない(だろう)ということです。

要するに「だって、俺のせいじゃないし……」みたいな気持ちなのでしょう。

しかし、まさにそれこそが、東電の記者会見が不誠実に見える原因ではないでしょうか。
あの東電社員たちの他人事のような態度は、自己防衛本能の表れ、つまり責任を負いたくないという気持ちの表れなのだと思います。全くの逆効果ですが。

ちなみに製造業の会社だと、PL法の存在もあり、自社の製品の欠陥が露見したときの「お詫び会見」を行う心構えは常に出来ているものです。会見での想定問答集は当然作成済みですし、テレビでどうすれば「申し訳なさそう」に見えるかよく研究しています(笑)

その点、電力会社は脇が甘かったようです。
インフラ系の中でも優等生だった東電のことですから、今回のような事態は二重の意味で想定外だったのでしょう。つまり、災害の規模が想定外。自分たちが頭を下げるハメになることも想定外。

まあ、しかし、この期に及んで記者会見の印象を良くすることに力を注いでもらっても困りますから、今はとにかく正確な情報を伝えることに専念して、然る後に自分たちの会見が傍から見てどうだったかを考えてもらうしかないですね。

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