デルタ風ブルースを一曲作ってみました。非常に簡単ですので、ギターを始めたばかりの方にもすぐ弾けると思います。一緒に練習して参りましょう。
まず、ブルースではお馴染みの8分の12拍子です。12拍子といっても4拍子のバリエーションみたいなもので、1拍がさらに3つに分かれると考えると分かりやすいです。タタタでひとかたまり。タタタ・タタタ・タタタ・タタタで1小節です。
各小節に何度も現れるシレーミ(Key of E なので正しくはソシードですが)は中指で3弦4フレット、人差し指で2弦3フレット、1弦開放をタタータとリズム良く弾きます。慣れたら中指で3弦2フレットから4フレットへとスライドさせて装飾音符を加えてください。五線譜の方には最初から入れてあります。
(余談ですが、私の使っている Score Grapher Pro Ver5 にはギターのスライドをタブ譜で表現する方法が無いようです……。うむむ)
3小節目のB7、一見難しく見えるかも知れません。ここは人差し指で4フレットの1~4弦をバレーし、中指で1弦5フレットを押さえるととても簡単に弾けます。次の小節のA7も同様に、人差し指で2フレットの1~4弦をバレーし、中指で1弦3フレットを押さえます。
ローコードのA7と言うと、2弦2フレットと4弦2フレットを押さえる、と最初に習うかと思いますが、上のように人差し指で小バレーするやつは、指盤のどこでも応用の利く便利な押さえ方ですので私は好んで用います。
この曲もB7とA7を同じ指の形を横にずらすだけで弾けます。
さて。できれば、マディー・ウォーターズの初期の録音を聞いてみてください。後期には非常に洗練されたシカゴブルースと呼ばれるジャンルを築き上げたマディーですが、南部に住んでいた頃の古い録音はまさにデルタ・ブルースです。素晴らしい演奏をたくさん聴いて、「自分もこんな風に弾けたら!」と強く願うことが上達への近道なのだそうです。その点、私も願望だけなら人一倍なのですが(笑)
ところで、またしても余談ですが、デルタ・ブルースでぐぐって見ると有名な競走馬がいるらしく、そっちの話ばかり出てきました。恐らく馬主さんがブルース好きなのでしょう。
ブルースで馬と言えば “C. C. Rider” ですが……、それはまた別の機会に~♪
通りすがりですが、目にとまったので。
> 余談ですが、私の使っている Score Grapher Pro Ver5 にはギターのスライドをタブ譜で表現する方法が無いようです……。うむむ
グリッサンドとして表現することができます。
なるほど~。
御教示ありがとうございます。
ただ、装飾音符的な表現ができないんですよね。あとベンディングも。
うーむ。