紫に黄色の混じる渓蓀かな
紫に黄色の混じる渓蓀かな
夕方、 皿倉山の近くを通ったので登ってみました。やはりカップルだらけで非常に居づらい場所でした(笑)
もっとも私も、若い時分はよくここでデートしたものです。夜景がとても綺麗なところです。頂上付近までケーブルカーで行けます。カップルばかりと書きましたが、安心して下さい、不良もいます(笑) そうですね、カップル7割、不良2割、おじさん・おばさんが1割という感じでしょうか。
上の写真は全部、DSC-RX100 の手持ち夜景モードで撮ったものです。シャッターを切るとパシャパシャパシャっと3枚連写して、カメラの中で重ね合わせ処理されます。ただし、これを使えばどんなにいい加減な撮り方をしても綺麗に写るというわけではないらしく、ちょっと油断すると容赦なくブレブレになります。やはり、脇を締めてしっかりとホールドしながらシャッターを切らないといけないようです。
ここでいつぞやのようにカメラを落っことしてしまっては一巻の終わりなので、ストラップに手首を通して撮ったことは言うまでもありません。
頂に草笛の音さやかなり
葉櫻に目を遣る人もまばらなり
白き朝まどろむひまの短さよ
最近物見遊山ばかりしています。
以前、山口県の長府のことを書きましたが、長州には他にも見所がたくさんあります。
勝山御殿跡もその一つです。
長府藩の藩邸は元は海沿いにあったそうなのですが、下関戦争のころ、「砲撃されて危ない」ということで山の手に移されたのがここです。
比較的新しい時代のものですから、保存状態が良く、現在は公園として整備されています。
この石垣の立派さから言って、完全に「勝山城」と呼ぶべき規模ですが、幕府に遠慮して「御殿」と呼んだのでしょう。実際は、どこが二の丸やら三の丸やらさっぱり分からなくなるほどの広さです。
春立つや石垣高き山の城
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それにしても、「勝山」とはめでたい名ですね。
古の高塚巡る寒の入
年寄りが生き生きとする墓參り
春雨や夜中自動販賣機
夕間暮れふと鼻先に猫柳
早朝のジョギングすがし冬日向