霜月師走

明治5年に現在のグレゴリオ暦が採用されたとき、当時の人々は、「一ヶ月が28日、29日、30日、31日と、4種類もあるなんて、なんと複雑な暦だろう」と思ったそうです。それ以前の天保暦では29日と30日の2種類しかありませんでした。しかし、現在の暦では小の月が2月、4月、6月、9月、11月と決まっているのに対して、当時はどの月が大でどの月が小か決まっておらず、やはり、それなりに複雑だったようです。
借金の返済期日など、一日間違えると大変なことになってしまうのは当時も現在と同じだったようで、商家の店先などにその月の大小を示す札をかけたりなどして、皆に分かるようにしていたそうです。

いきなり蘊蓄で始めてしまいました。
11月ももうすぐ終わり。今年もあと1ヶ月と少しになりました。月日が経つのは本当に早いものです。
どうも、11月は、年の瀬に向けて慌ただしくなっていく時期なこともあって、1日損をしたような気分になってしまいます。私だけでしょうか……。

 

短日や猫の喧嘩に水掛ける