電車の網棚

最近、電車の網棚が殆ど使われていないそうです。

特に若者は口を揃えて「生まれて一度も使ったことがない」と言うそうで、いやはや驚きです。人間、自分が馴染んだ行動様式が廃れていくのはなにか寂しいものです。

が、使わない理由として「忘れ物をしないため」が上位に来ると聞くと、「それなら仕方がないか」という気もします。

私は網棚に荷物を置き忘れたことはありませんが、危うく忘れそうになり、「もし、お忘れですよ」と時代劇みたいな台詞で注意されたことならあります(笑)

たまにしか乗らない(人が多い)飛行機や新幹線と比べて、日常的に乗る在来線では忘れる率も絶対量も確実に多くなるはずです。なにしろ無意識ですから。下りてドアが閉まった後で「あっ、カバン!」と気付くわけです。

どこの鉄道でも忘れ物の管理は頭痛の種のようで、網棚の撤去は時代の趨勢かもしれません。不審物の放置も怖いですしね。

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