山口県下関の豊功(とよこと)神社で日の出を見てきました。
この場所は初日の出の名所であり、
さしのぼる朝日のごとくさわやかに
もたまほしきは心なりけり
との明治天皇の御製も残されています。
ただ、今の時期は日が昇る位置に陸地があり、日の出を見るのに最適というわけではないかもしれません。それに、今日は水平線上に靄がかかっていて、本来の日の出の時刻から数分待たなければお日様が顔を出しませんでした。
とはいえ、美しい日の出には違いありません。右の方に見える二つの島は、満珠・干珠といい、その昔、神功皇后が龍神から授かった二つの珠がこれらの島々となったという伝説があります。
豊功神社はとても小さな神社ですが20台分ほどの駐車場があり、今日のように何でもない日ならばふらりと出掛けて行っても大丈夫です。が、元旦はそうはいかず、車を駐めるのはおろか、徒歩であっても見晴らしの良い場所を確保することは難しいでしょう。何しろ名所ですから。