誰がドミノ辞任を望むのか

自民党の小渕優子経済産業大臣と松島みどり法務大臣が辞任しました。一連の騒動、特に松島大臣を追求した蓮舫議員のしたり顔は見物でした。

一般論からすれば、閣僚2名の辞任は内閣にとって痛手と言えるでしょう。しかし、私はこの事態が安倍政権にとってむしろ追い風にすらなりうると思っています。当然民主党にとっては向かい風です。

一体世の中の何パーセントの人が、「うちわの追求、よくやった! えらい!」などと言っているのでしょう。元々民主党を支持している人でさえ、くだらないことで大騒ぎした挙げ句自身もうちわ的なモノを配っていたことが露見した蓮舫議員には失望しているはずです。

そう、うちわを配るくらいはみんなやっていることです。我が家には「県会議員〇〇〇〇」と大書してある爪切りまであります。

ただし、みんなやっているから良いとは言いません。悪いことは悪い。

だから、蓮舫議員はまずは自分がモノを配るのをやめるべきでした。それもこっそりやめるのではなく、宣言した上でです。そうしておいて、他人を追求するのなら少しは筋も通ります。

然るに、「わたしのはタダの厚紙で骨が入っていないからうちわではない」などと強弁するのでは、自分で自分のことを人間のクズだと白状するようなものです。同時にまともな政策論争で勝負する能力がないことも露呈しています。

まあ、これを機会に他の議員諸氏がつまらないことで足下をすくわれないようにと襟を正すならば、この茶番も全くの無意味ではないのかもしれませんが。

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