悪いのは民主党だけではない

最近、どうも政治づいてしまって恐縮です。
なんとも青臭いとは思うのですが、偽らざる気持ちであることも確かです。

またもや政治の話です。

先日、鳩山首相は新たに入庁した公務員たちへの訓示で、「ばか者が首相では国がもつはずがない」と発言したそうです。
10年間にわたって母親から月に1500万円もの贈与を受け続け、定められた租税を納めずにおきながら、「知らなかった」で済むと思っているような男をバカと呼ばずになんと呼ぶのでしょうか。

このような人物が首相の地位にあることは実に情けなく、国民にとって不幸なことです。

世間では、民主党と自民党、どっちが良いとか悪いとかそういう議論が喧しいですが、事の本質はそういうことではありません。

鳩山も小沢もかつては自民党にいました。その意味では彼らの悪さ加減は自民が育んだとも言えます。そして、彼らは現在たまたま「民主党」という船に乗っているだけで、権力さえ得られるなら、どんな党でも平気で渡り歩くのです。

悪いのは鳩山、小沢、その他の腰巾着共であって、民主党という容れ物ではありません。無論、今現在自民党の中にいて、鳩山・小沢らと敵対関係にある政治家の中にも、随分酷いのがいます。

誰を、またどの党を選べばよいのか分からない、という状況です。

ですが、ともかくも、今後当分の間、民主党にだけは投票してはいけません。そうです、消去法です。

「いやいや、自民が最悪だから消去法で民主が選ばれたのではなかったか」とおっしゃる方も居るでしょう。
私個人には民主党という選択肢はありませんでしたが、確かに一理ある考え方です。
ですから、前回民主党に投票した人のことをとやかくは言いません。繰り返しますが、次は民主だけはやめましょう

最悪の中から少しでもマシなのを探す、というのは決して楽しいことではありません。が、我々有権者は飽かず倦まず、根気よく消去法を続けていきましょう。

 

暮遲し悲憤慷慨已まざるを

追記:

「民主以外に投票しましょう」と呼びかけるのは、確かに戦術としては稚拙かもしれません。反民主の「集結軸」として特定の政党を支援する方が有効であるのは間違いないでしょう。
しかし、上で述べたかったことは、そういう駆け引きではなく、「現政権の好き勝手にはさせない」という確固たる意思を全有権者が持つべきだということなのです。
「ヘンなことをすればいつでも政権交代させますよ?」と、時の政府に緊張感を与え続けなければいけないのです。
そういう風に国民の意識が向上すれば、自ずと政治のレベルも上がっていくはずです。

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