小沢幕府を倒せ

小沢一郎が調子に乗りまくっています。選挙の前後のしおらしい姿とはうって変わって、ヤクザ顔負けの凄みっぷりです。いや、ヤクザよりタチが悪い。
曰く、
「(天皇陛下の)体調が悪いなら(中国副主席との)会見以外は休めば良い」
「天皇の国賓との会見は国事行為。内閣の助言と承認により行う」
「(特例会見に難色を示した)宮内庁長官は辞任せよ」

天皇陛下のお身体を全く気遣うことのない傲慢さは酷いものですし、国賓との会見を「国事行為」と誤解している(正しくは、公的行為)のは、あまりにも不勉強です。

つまりこういうことでしょう。ルールに従って普通に会見をしてもらってもつまらない。俺の権力を以てすれば、ルールを破って天皇陛下のスケジュールを変えさせることもできる、と。

小沢は「自分が特例会見を働きかけたことはない」と言っていますが、当の宮内庁長官が総理からの圧力があったと述べているのです。先のあの見苦しい小沢訪中団の動きと考え合わせるならば、小沢が鳩山を通じて働きかけたとしか思えません。さもなければ、鳩山一人の考えでこんな横紙破りをしたというのでしょうか。鳩山がそんなことのできる器ではないことは、首相就任以来の小人物ぶりを見れば分かることです。

都ニ王ト云 人ノマシマシテ 若干ノ所領ヲフサゲ
内裏 院ノ御所ト云 所ノ有テ 馬ヨリ下ル六借(むつかし)サヨ
若(もし)王ナクテ叶 マジキ道理アラバ
以木 造ルカ 以金 鋳ルカシテ
生タル院 国王ヲバ 何方ヘモ皆流シ捨 奉ラバヤ

『太平記』の一節、室町幕府の権臣、高師直の言とされる文章です。帝を木で造るか金で鋳るかして、本物は島流しにしてしまえ、という意味です。
小沢一郎の傲慢さはこれに通じるものがあります。
高師直は後に失脚し、武庫川の堤の上で討たれますが、さて小沢はどうなることでしょう。

一つだけ言えるのは、今ならまだ間に合う、ということです。今、我が国は虎狼の食い荒らすままとなっていますが、まだ間に合います。どんな悪徳政治家でも、選挙に落ちればどうにもなりません。次にいつ選挙があるか分かりませんし、それまでに日本はかなりボロボロになるでしょうが、それでもまだ、「選挙制度廃止」だとかそういうことにはならないはずです。

選挙で落選させれば良いのです。刃物は要りません。心ある岩手県民の方は肝に銘じて下さい。金輪際、小沢一郎に投票してはいけません。比例で復活などの心配はしなくてよろしい。要は大きすぎる権力を与えなければ良いのですから。

普段は割と当たり障りのないことばかり書いているこのブログですが、今回は、怒りのあまりかなりキツい書き方になってしまいました。

しかし、自己の政治的信条を開陳するとアブない人と思われてしまう、というこの日本的風土が、奴らに利用されているのです。奴らとは、自己ないし自派閥の利益のために国家・国民を平気で売り渡す連中のことです。
皆様も、これからは身近な人と政治についてもっと語り合ってみるようにしては如何でしょうか。

「小沢幕府を倒せ」への4件のフィードバック

  1. ようやく小沢に天罰が下り始めましたね
    小沢が逮捕されれば、民主党は空中分解でしょう。他人を蹴落とすことばっかり考えているような連中ですからボスがいなくなれば猿山の猿のように小さな群れに分かれて争い出すは必定です。
    検察の方々には頑張って欲しいです。

  2. そうですね、あまり良い言い方ではありませんが、いわゆる「踏み絵」になると思います。
    あくまで小沢と心中する人、体よく離れていく人。
    まぁ、離れるのが賢明だと思いますけどね……。

  3. 国会があっている会期中は逮捕できないので、早く逮捕して欲しいです。
    逮捕するなら今です。長引くとどんどん証拠も消されていきます。

  4. 汚沢やめれさん:
    会期中に逮捕許諾請求があって、民主党が一致団結して反対したりすると、国民の目もようやく覚めるかも知れません。

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