「みんなの党」に投票すべき7つの理由

1.民主を牽制する党が必要

とある掲示板で「二大政党制はアングロサクソンの妄想に過ぎず、ついこの間までの自民党のようなゆるやかな一党支配が実はもっとも望ましい政体である」と説く人を見掛けました。
一理ある考え方です。しかし、現実には一党支配は終わり、政権交代が起きました。二大政党制であれ、多党制であれ、国民は今後も政権を交代させていくだろうし、また、そうあるべきです。自民の一党支配は許さないけど民主の一党支配は許す、というのでは辻褄が合いません。

つまり、次は民主以外に投票するのが筋、ということです。

もっとも、政権交代させるためには総選挙(衆議院選挙)を待たなければなりません。菅首相は短気な人らしいですから、突き上げを食って「えーい、解散!」となってくれれば良いのですが、まずは次の参院選で民主党を勝たせすぎないことが大切です。牽制者となる有力な政党が存在すれば、仮に民主党が第一党であっても好き勝手には出来ず、それは国民にとって利益となります。

その牽制の役割を担うことを自ら任じ、また期待されているのが「みんなの党」です。

2.自民ではない

牽制者というだけならば、党勢衰えたとは言え、もっとも有力なのは自民党でしょう。谷垣さんは少し頼りないですが、自民には小泉進次郎のような面白い若手もいます。
ただし、いちいち挙げませんが、自民にはかなり問題のある政治家が何人かいます。何しろ、55年体制が始まって以来の政界の「膿」が溜まっているのですから。

もっとも、その膿の中でも一番酷い塊だったのが小沢一郎なのですが。
選挙のためならどんなことでもするという最悪の伝統を受け継ぐ小沢一郎が抜けた今の自民党は、力は失ったものの、その意味ではかなりマシな党になっています。

ともあれ、自民アレルギーで、金輪際投票用紙に自民党と書きたくない、という人は「みんなの党」に投票すると良いでしょう。

3.「子ども手当」は亡国政策

最悪なのは、民主党政権が固定化することです。そして、その固定化のために彼らが打った布石が、子ども手当や高校無償化など、国民の目の前にニンジンをぶら下げる政策です。

たしかに、子ども手当を貰えると助かるという人は多いでしょう。
しかしながら、出稼ぎの外国人の、それも海外に住む子供に対してまで支給するというのは常軌を逸しています。

「みんなの党」は、子ども手当に反対しています。

4.左翼でも宗教でもない

自民党政権時代、野党と言えば左翼でした。
社民党の前身の社会党は「北朝鮮による『拉致』は警察による捏造」などと言っていたような党です。共産党はコミンテルン日本支部として始まりました。
他にといって、公明党は変な宗教だし、保守党だのなんだのは自民党のエピゴーネンに過ぎません。

まさに、碌な野党がないので仕方なく自民に投票する、という状況でした。

しかし、今は違います。
「自民はイヤだし、左翼も宗教も嫌いだし、仕方がないから民主に投票する」必要はありません。
そういう場合は「みんなの党」に投票しましょう。

5.外国人参政権に反対

民主主義の究極的な形を夢想することが許されるならば、広く外国人に対しても参政権を認める、ということも考えられなくはありません。
しかし、現在の日本は、否、人類は、そこまで進化していないのです。

「いや、○○の国では外国人にも選挙権を認めてるよ」と言う人もいるでしょう。

断言しますが、それはあくまでその国に忠誠を誓った人に対して参政権が与えられているのです。

翻って、我が国は「国家に忠誠」を求めることがタブーになっている希有な国です。そして、現在、外国人参政権を強く求めているのはいわゆる特別永住外国人です。彼らは日本に忠誠を誓うのが嫌だからこそ帰化を拒んできたのです。
また、韓国では一部で外国人参政権が導入されていることがよく語られますが、これは、「公安委員会が認めた外国人に限る」という極めて欺瞞的なものです。実際にはほとんど認められていません。
「韓国も外国人に参政権を与えたのだから、日本も与えよ」というのは、詭弁であるだけでなく、悪質な内政干渉です。

尚、現在議論されているのは国政ではなく地方参政権ですが、だから外国人に与えても良い、ということにはなりません。地方選挙も国政に重大な影響を与えるからです。

「みんなの党」は外国人参政権に反対しています。

6.二股膏薬ではない

自民から離脱した政治家の作った新党はいくつかあります。が、どうも信用ならないところが多く、とりわけ疑わしいのが、舛添要一の「新党改革」です。
桝添曰く「菅さんが『一緒に政界再編をやろう』と言うなら、あらゆる可能性を模索する」とのことですが、この民主への露骨な擦り寄りは、民主を支持するしないとは別の次元で、人間として軽蔑せざるを得ません。

実は「みんなの党」の渡辺代表も自民から離脱した一人なのですが、彼が離党したのは2009年の1月、民主党が政権を獲るずっと前です。
後になって泥舟に乗っていたことに気づいて逃げ出し、しかも、民主党に擦り寄りつつある桝添と、どちらが信用できるかは明白でしょう。

「みんなの党」は民主党との連携を否定しています。

7.政権を獲る可能性はない

皮肉なことに、「みんなの党」が政権を獲る可能性は全くないことが、この党へ投票すべき最大の理由となります。

ここまでずいぶん「みんなの党」を持ち上げてきましたが、私自身、この党を全面的に信用しているわけではありません。逃げを打つように見えるかも知れませんが、少し違います。

実際、もし、「みんなの党」が政権を獲ったならば、どんな政策が行われるやら分かったものではありません。期待はずれは民主以上だった、ということにもなりかねません。

しかし、そんな心配は無用です。「みんなの党」が政権を獲る可能性はゼロです。

大切なのは、民主党の思い通りにならない勢力が一定の議席を占めることです。


©Miya: CC BY-SA

そのような勢力は、自ずと民主党を監視する役割を果たします。つまり、民主党の政策のおかしなところ、ダメなところを鵜の目鷹の目で探し出し、批判するわけです。それで良いのです。

監視者を欠くならば、どんな清廉な為政者も堕落は避けられません。ましてや、民主党は腐敗の代名詞のような小沢一郎が牛耳っている党なのです。菅代表は小沢と距離を置く姿勢を取っているとされますが、それも選挙をにらんだポーズに過ぎない可能性が高いのです。

民主党を支持しない人はもちろんのこと、ある程度支持する人も、子ども手当の野放図な支給が続けられ、外国人参政権によって日本が蚕食されるのを望まないのであれば、今度の参院選ではどうか賢い選択をしてください。

「「みんなの党」に投票すべき7つの理由」への7件のフィードバック

  1. みんなの党は昨年の衆院選で民主党とそっくりのマニフェストを掲げていますが。

  2. シュガーさん:
    そうだとしても、現時点で子ども手当、及び外国人参政権に反対していることは、両政策に反対する立場からは注目に値します。

  3. みんなの党のぴったりの役目が監視役であることは、自民よりもいいとことは、よく納得できますし、そこを期待したいです。
    ただ、素人で判らないのでうすか、政権を獲れない選挙的な(構造?)理由について簡単に教えていただけませんか。

  4. 太平さん:
    あ、政権を獲れないというのは、単に現在の勢力図から見て、です。
    与党となる唯一の方法は民主党と連立することですが、それだけはやめて欲しいですね。

  5. みんなの党は支援団体がいなくて困ってるとかで渡辺さんが言ってますが支援団体がないから献金をたくさん出す支援団体のいいなりになり国民無視の政治をする心配がないからいいのではないでしょうか。
    他の政党かなり犯罪集団です。
    自民党 統一教会(あれだけ霊感商法詐欺で騒がれた詐欺集団)、暴力団(朝鮮系マルチ業者野田聖子
    しかも、自民党が大企業減税したのは献金を一番出した組織がトヨタでそこから3000億の献金を受けたから ネット右翼や実右翼は自民党支持だが自民党は在日特権に賛成したので右翼の振りをする左翼自民だと思います。民主党はぼろくそ批判するのに自民党をたたかないネット右翼は愚かです。
    民主党 統一教会、朝鮮系パチンコ、朝鮮総連、暴力団(朝鮮系)、日教組(反天皇、反自衛隊といって北朝鮮を称える、北朝鮮から勲章貰ってて金正日の60歳の誕生日に祝電送るほどです。検索してみてください日教組の正体と生徒をいじめたり酷い屑教師集団ですから公務員は選挙運動禁止なのに選挙運動するわ これ以外にもかなりひどいことしてる日教組です)民主党員の多くはマルチ業者
    公明党 あのテレビcmで異常なほどの変な宗教
    社民党 自衛隊と米軍反対、死刑反対で日本の治安を悪くして北朝鮮に日本を攻めやすくする売国的な危険な政党。考えは民主党と似てる
    共産党 日教組からわかれた全教組と北朝鮮寄りの売国党、米軍と自衛隊を排除して北朝鮮に売国か社民党と民主とここの考え同じ
    幸福実現党 これも危ない 信者から金を巻き上げる金儲け詐欺宗教、教祖は自ら釈迦の生まれ変わりと称すほどの統一教会の文鮮明、オウムの麻原並みの詐欺師
    女性党 ここも危険 変な宗教とマルチ業者が母体の犯罪集団 こんな屑どもが女性を名乗るな世の女性に謝れ!
    国民新党 亀井静香は郵便局の組織票で選挙に受かったもので郵便局のいいなりで死刑廃止論者なので没。外国人参政権反対、子供手当を外国人までやるのに反対なのはまとも
    どこの政党も母体や支持団体が悪の組織で朝鮮に日本を乗っ取らせるという危険なやつらです。外国人参政権反対なのは自民とみんなの党とたちあがれ日本、国民新党ぐらいです。外国人参政権反対はかなり危険です。ネット右翼の間では国籍法改正、外国人参政権、人権擁護法の売国3法といわれています。
    この危険な法案に民主、社民、公明、共産は北朝鮮、中国の左翼国家の味方なので賛成なんです。
    国籍法はパスポートなしで入国できるようにし中国から1000万人の受け入れるという危険なものです。この中国人に参政権を与えたら...
    人権擁護法 これが一番危険です。こうやって政党の汚さを書き込んでますがこれを中国政府のように都合の悪い書き込みは削除されたり監視局みたいなのを作り 外国人犯罪多いと真実を描いただけでも外国人への差別だとか言われて言論の自由を弾圧されるような危険な法案です。
    支持団体を持たず。天下り禁止と外国人参政権反対のみんなの党に期待します。

  6. minさん:
    仰るとおり、現在の我が国の悲惨な状況を招いた最大の責任は自民党にあると思います。
    ただ、選挙のためなら何でもするという悪しき伝統を受け継ぐ小沢が抜けたお陰で、今の自民党はだいぶマシになっているのではないでしょうか。
    いずれにしろ、今後当分は民主党の政権が続きますので、キャスティングボートを握るみんなの党には注目していかなければなりませんね。

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