自宅では非通知の電話は着信拒否にしています。
拒否する方法は二つあって、一つは電話会社の側で設定する方法、もう一つは電話機の機能を使う方法ですが、ウチで採用しているのは後者です。
ただ、電話機の機能を利用する場合、厳密には着信拒否ではなく、いったん着信をした上で「……186を付けて番号を通知してお掛け直し下さい」のメッセージを流すのですから、実際は通話したことになります。
従って、相手には料金が発生します。非通知とはいえ電話をかけてきた人に一方的なメッセージ(お掛け直し下さい)を聞かせるのみで一切用件を聞かず、相手に料金だけ負担させるのはちょっとわがまますぎるかなと、この設定を続けることに内心ためらいもありました。
しかし、先日「遠慮は無用」と思わせる出来事がありました。
10回以上も連続して非通知で掛かってきたのです。「……お掛け直し下さい」のメッセージが自動的に流れると切れて、すぐまた掛かってきます。実害はありませんが、かなり不気味でした。
有効な番号かどうかを確かめる目的ならば一度掛ければ十分のはずです。また、非通知なので昔流行ったワン切りとも考えられません。
恐らく、無作為に電話をかけまくり、応答があると知らせる(出来の悪い)ツールかなにかだと思います。上述のようにウチの電話機は非通知に対しては自動応答後にすぐ切断する設定になっているので、応答があった→でも、何らかの原因ですぐ切れてしまった→リトライ、とかそういうことでしょう。
だとすれば、相手はオレオレ詐欺のグループかなにかに相違ありません。少なくともまともな人間ではないことは確かです。
市外通話は一秒でも繋がれば20円から40円もかかるというのに、10回以上もご苦労なことです。
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電話会社に非通知の着信拒否を頼むとそもそも通話料が発生しないのに比べて、電話機の機能を用いる場合は相手が通話料を負担することになるので、ある意味、迷惑電話を抑止する効果はこちらの方が高いかも知れません。