先日、Score Grapher Pro で作った楽譜を Photoshop に渡す方法を紹介しましたが、一つ書き忘れていたことがありました。
Web 用に加工する場合解像度を落とすことになると思いますが、その際 Photoshop デフォルトのバイキュービック法ではなく、バイリニア法でやるのがおすすめです。バイキュービック法の方が高度な補間法なのでしょうが、五線譜(もちろんタブ譜も)のように単純で色数も少ない画像の場合、バイリニア法のシンプルなアルゴリズムの方が好結果を生むようです。
そもそもラスタライズせずにベクトルデータのまま渡せればそれに越したことはないんですけどね。
あと余談ですが、Vista や .NET Framework 3.0 をインストールしてある XP では Microsoft XPS Document Writer も使えますね。ただ、こちらは .xps ファイルを読み込めるアプリケーションを持っていなかったので今回は使いませんでした(IE7 や XPS Viewer で表示することは可能だけど、画像としてエクスポートすることはできない)。面白いことに .xps ファイルは実は単なる zip 書庫で、解凍してみると中には xml と png 画像が入っていました。意外にもオープンな規格のようです。