11月って小の月ですね。「そもそも今を去ること○千年前、ユリウス歴では……」といった故事来歴はよく知らないのですが、今ふと思い出したのが中学生向けの英語の問題です。
私は以前学習塾の講師をやっていたことがあるのですが、Today is November 28. What date comes 5 days after today? みたいなのが業者テストでよく出されていたのを覚えています。 大人でも一瞬とまどいますよね。
ほぼ例外なく月をまたぐようになっていて、しかも小の月なのです。本来の英語力とは余り関係ない知識でふるい落とそうとするこの手の問題はいかがなものかなぁ、とずっと思っていました。
まぁ、社会は、こういうひっかけ問題にひっかからずにそつなくこなすような人材を求めているということでしょうか。でも、これでは器用になるばっかりで大人物は育ちませんよね。
文部科学省はゆとり教育が学力の低下を招いたことを認め、今後授業日数を増加させるそうです。
大変結構なことですが、できるだけ骨太の教育を授けるようにして、「小の月だから1日ズレるんです」みたいなセコい問題が多出するようなことのないようにして欲しいものです。
それにしても、明日からはもう師走。
どうも毎年、1日損したような気分になります。……って、私だけでしょうか(笑)