万引き映像の公開は是か非か

少し前に、漫画古書店の「まんだらけ」が、防犯カメラに映っていた万引き犯を公開すると予告して話題になりました。

が、警察から公開しないように要請があったそうで、結局は公開されませんでした。この件に関する世間の声の大半は「またも犯罪者の人権が守られ、善良な被害者は泣き寝入りか」といったものでした。

庶民の素朴な正義感からすれば、万引き犯は犯罪者であり、犯罪者に人権はないのであって、公開するなとの警察の要請は余計な干渉であり怪しからんというわけです。

たぶん、問題の映像はバッチリ映っていて誰がどう見ても万引きなのでしょう。ですから、ことこの件に関しては冤罪の恐れはないのかもしれません。

しかし、やはり公開はすべきではありません。こういったことがまかり通ると、堰を切ったように他の業者も真似をするでしょうし、そうなると冤罪発生の可能性も高まります。

冤罪でないとしても、「まんだらけ」が犯人を裁いて良いものでしょうか。彼らの憤りは察するにあまりありますが、映像の公開は私刑にほかならず、許されることではありません。

ではどうすべきかというと、当たり前すぎて言うのも馬鹿らしいほどですが、映像を証拠として、警察に捕まえてもらうのが正解です。

実際、「まんだらけ」はそうしたようで、警察は昨日深夜千葉県内の男を任意同行し、取調中とのことです。

「まんだらけ」が正しい判断をしたことは、なによりでした。

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