ブルースのコード進行はたった三つのコードからなる非常にシンプルなものであるとよく言われます。実際はそうと決まったものでもないのですが、まぁ、最初はそう考えて差し支えないでしょう。
このコード進行というものを考える時に便利なのが I, IV, V という呼び方です。例えば key of E では I7 → E7, IV7 → A7, V7 → B7 ですよね。
とにかく、
I I I I IV IV
I I V IV I V
I I V IV I V
……と覚えておけば、どの調でも対応できるわけです。
以前見かけたジャズの理論書に、「日本では E とか A とか B などとコード名を呼称し、I, IV, V のように呼ぶことは少ないが、コード進行を理解する上では後者の方がのぞましい」というようなことが書いてありました。
確かに、私も以前バンドをやっていましたが、I, IV, V と呼ぶことは無かったように思います。なぜでしょう?
読み方がよく分からないからだと思います(笑)
おそらく「ワン・フォー・ファイブ」と読むのだと思いますが、あまりにも一般的な語彙なので、音楽用語という感じがしないためにかえって伝わりにくいんですよね。
クラシックの人たちは、平気で 「主和音」 「下属和音」 「属七」 なんて言ってますね。
てことは、「トニック」 「サブドミナント」 「ドミナントセブンス」 とかなんでしょうかね。よくわかりませんけど。
英語読みとドイツ語読みの違いが有名ですけど、それ以外にも畑によって呼び方が違う音楽用語って多いですよね~。