またも一週間遅れの更新です。山口県の大田・絵堂戦跡に行ってきました。
幕末、禁門の変を起こした長州藩は一時朝敵とされました。第一次長州征伐の後、藩政は幕府への恭順を唱える俗論派に牛耳られ、倒幕を目指す高杉晋作ら正義派は弾圧を受けます。元治元年十二月十五日、正義派は長府の功山寺で挙兵、大田・絵堂の戦いで俗論派に勝利し、これ以降藩の主導権を握ったのでした。
明治維新へと続く倒幕の流れを形作ったという意味で重要な事跡です。
正義派が本陣を置いた金麗社。
敬老の日ということで日の丸が掲げられています。
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戦場跡の石碑。手元の書籍に載っていた写真では石碑は雑草に覆われていましたが、行ってみると綺麗に草刈りされていました。
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すぐ近くには長登銅山跡があります。ここで産出された銅が奈良の大仏に使われているのだそうです。
彼岸花がたくさん咲いていて、すっかり秋めいていました。