先日、安倍総理の祖父に当たる安倍寛でググってみて驚くことがありました。
たまたま、高杉晋作を弔う東行庵に行ったので、「そう言えば、安倍総理は晋三、父親は晋太郎と二代にわたって晋の字がつくのは、晋作にあやかったのかな」などと思いながら安倍一族のことを調べていたのです。
Googleの検索結果ページの右上に Wikipedia を要約したような囲みが出ることがありますが、「安倍寛」でもそれが出ます。しかし、何かヘンです。
安倍寛として、晋三氏の顔写真を醜く改変した写真が載せられているのです。
人の顔写真を改変するような下衆がこの世に存在するのは、まあ仕方ありません。「安倍寛」で表示される画像の中にそういった「コラージュ作品」が混じることもやむを得ないでしょう。しかし、上のスクリーンショットのように、あたかもGoogleが公認した安倍寛の肖像であるかのように表示されるのは問題です。
よく知られているように、Googleは「ロボット型検索エンジン」であり、Googleのエンジニア達は、データの収集にいかに人の手を掛けないかに心を砕いています。上記の写真も、クローラーと呼ばれるプログラムが「間違って」拾ったもので、Googleに他意はないはずです。
しかし、他意はなくとも故人に対する酷い侮辱であることに違いはありません。
以前から、検索結果を「汚染」するために、でたらめな記述、例えば「〇〇は痴漢」などと書いたページを大量に作成し、互いにリンクしあってGoogleに拾わせるということが行われてきました。
Googleはそれらの「ノイズ」を無視するのに長けていると言われていますが、上記の件を見る限りまだまだのようです。
私は別に安倍一族のシンパではありませんが、さすがにこれは胸糞が悪かったので、「フィードバック」を通じてGoogleに通報しておきました。しかし、丸1日を経過した現在(2014年9月28日)も、問題の写真は掲載されたままです。