樹齢400年を超えるという蘇鉄を見に行ってきました。
昔、島原の乱が起きたときのことです。鎮定に向かう福岡藩士が岡湊神社というところで戦勝を祈願し、いくさが終わって帰藩する際、島原城内の蘇鉄を持ち帰り、岡湊神社の境内にあった千光院に植えたのだそうです。
後ろにチラッと写っている瓦屋根からご想像できるかと思いますが、この蘇鉄、現在は個人の住宅の敷地内にあり、入っていくのはちょっと勇気が必要です。
ちょうど私が行った時も、この家の奥さんが洗濯物を干すなどしていて、入って良いものか一瞬悩みましたが、
「こんにちは」
と声をかけると
「あー、どうぞ見ていって下さい」
と言ってくれました。
真冬なのに、夏の風情ですね。何本もあるように見えますが、根っこは一本です。実に見事なもので、日本三大蘇鉄の一つに数えられています。
私としたことがデジカメを持参するのを忘れてしまったので、iPhone5 による撮影です。とはいえ、晴天だったからか、なかなか良く写っています。
—
蘇鉄とは関係ないのですが、途中の道で良いことが書いてあったので写真を撮ってきました。昔はよくこの手の看板を見かけたものですが、最近あまり見ませんね。