先日来の関東甲信越地方の大雪により各地で被害が相次ぎました。そうした中、「安倍総理は都内で優雅に天ぷらを食べていた」と三宅雪子・前衆議院議員を始めとした人々があげつらっています。
天ぷら。天○だったらまだしも、よりによって東京一高い(のでは)と言われる「楽亭」。あーあ、という感じ。何も口にできず、寒い中耐えている方々がいるというのに。せめて、会合場所を公邸にできなかったのか。
— 三宅雪子(前衆議院議員) (@miyake_yukiko35) 2014, 2月 16
またか、という思いです。
政府の災害対策に落ち度があるのなら、率直にそれを書けば良いはずです。
例えば、総理は会食を取りやめにして災害救助の指揮を執るという選択もあったでしょう。それならそう書けば良いのです。
しかし、世間は相変わらず天ぷらがどうのこうの、なわけです。要は、多くの人が雪に閉じ込められて寒い思いをしているのに! と感情に訴えるやり口です。
以前は安倍さんがホテルのカツカレーを食ったことが、なぜか非難されていました。
これって、兵隊さんは戦地で苦労しているのにパーマをかけて着飾っているのは怪しからん、とそっくりです。三宅氏は自分のことをリベラルだと思っているのでしょうが、上記の発言はむしろファシズムに近い。
果たして我々は「パーマネントはやめませう」の時代から何ほどか進歩したのでしょうか。どうもそうは思えません。