最近、アメリカの自動車大手3社が相次いで破綻してしまいましたが、その一つ「クライスラー」でよく思い出すのが、知り合いの外国人がいつも「クライズラー」と発音していたことです。
今、気になって辞書を引いてみると、「クライスラー」と「クライズラー」両方載っていました。どっちでも良いみたいです。
どっちでも良いのなら日本では「クライズラー」で商標登録してもよさそうなものですが、「クライスラー」となっているのは偶然ではなく、「語感」でしょうね。
「クライズラー」だとなんかダサい感じしますよね……。
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同様の「語感」に基づく命名としては、「マクドナルド」が有名です。
McDonald’s は、英語ではマッダーナーに近い発音ですが、日本マクドナルドを興した藤田田(ふじたでん)という人が、「日本語は、音節が 3、5、7 などの素数になっている方が収まりが良い」として、敢えて原語の発音と似ても似つかない「マクド・ナルド」にしたのだそうです。
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語感じゃないけど、発音で面白い話と言えば、ある人が中国語で「打字機(タイプライタ)」と言おうとするとどうしても「打自己」になってしまい、いわゆるマゾヒストと誤解されてみんなに振り向かれた、と聞いたことがあります。
中国語は同音異義語が多く、仮に正しく発音できたとしても文脈によってとんでもない意味になってしまうことがあるのでやっかいです。まぁ、カタコトで喋っている限り、相手も分かってくれるとは思いますけどね。
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ほかにも「みんなニュース、ニュースって言ってるけど、本当はニューズだ」とか、「アボガドって言ってる人が多いけどアボカドなんだ」とか、発音に関するこの手の話は枚挙にいとまがないですね。
ただ、アボカドはともかく、ニュースに関しては、あえて原語に忠実に「ニューズ」と発音するのもひどく気障な感じがします。
気障に感じさせる原因が日本人に未だに残っている欧米崇拝、ないしは英語が堪能な人に対する嫉妬であるとしたら、この感情は克服しなければならないのかも知れません。
……が、筆者には人前で「昨日、7時のニューズでさ~」などと言う勇気はありません(^^;
みなさんはいかがでしょうか。
ブルースも本来はブルーズらしいです(^^;)
ブルースというと淡谷のり子みたいだからズと言おうとか言っていたミュージシャンがいたなぁ。
> ブルースも本来はブルーズらしいです(^^;)
肝心なの忘れてました!
淡谷のり子みたいならいいけど(いいのか?)、和田アキ子みたいなのと思われるのはイヤですね~。