JASRAC様、ごきげんよう

さて、このブログ、いきなりつまづいてしまったかも知れません(汗

古いカントリーブルースの楽曲の多くはいわゆる”Traditional”で、作者不詳の曲をそれぞれのブルースマン、ブルースウーマンが自分なりにアレンジして歌っていたものが多いです。Traditionalなら著作権消滅してるから耳コピで譜例載せてもOKかな~、と軽く考えていたのですが、当ブログの趣旨は「偉大なブルースメンのテクニック」を学ぶ過程を御覧になっていただく(というか、一緒に学んでいきたい)ということですので、そのブルースマン、例えば「ミシシッピ・ジョン・ハートのテクニック」ならば、彼の実際の演奏をたよりに「ここはこんな風に弾いてますね~」といった具合にしたいのですが、彼のアレンジにはTraditionalとは別個の著作権があり、楽譜を載せるには権利者に使用料を払う必要があるわけです。

さらにややこしいことに、調べてみるとJASRACの管理楽曲ではないもの、権利の一部については管理しているが他の部分については「未確定」なもの、などが多くあり、素人に過ぎない私にとっては正しく許諾を得るのはかなり難しいということが分かりました。

なにしろ一つ間違えば莫大な金額を請求されかねませんので、譜例の掲載には慎重の上にも慎重を期さなければいけないと思います。(もっとも、単価x閲覧数で課金されますので、始まったばかりのこのブログ、そうそう沢山の方に見ていただけるとも思えませんので大丈夫かな? って、ダメですよね(笑))

できればそのうち権利消滅している曲を探して、練習曲に選びたいと思います。それまでは、ベースの動きやコードの押さえ方、コード進行、私的ブルース考などを記していきます。

拝啓 ステファン=グロスマン様

このブログでは、私の敬愛するステファン=グロスマン、及び、彼の発掘したブルースメンのギターテクニックを模倣しつつ学ぶ過程を記していこうと思います。よろしくお願いします。

まずはチューニング。カントリーブルースならオープンDやGなどにするのもポピュラーですが、最初はレギュラーチューニング(EADGABE)でいきます。
私のやり方は、音叉と5弦7フレットのハーモニクスを合わせ、次に5弦5ハモと4弦7ハモ、4弦5ハモと3弦7ハモ、3弦12フレットのハーモニクスと2弦8フレットの実音、2弦5ハモと1弦7ハモ、6弦5ハモと5弦7ハモと合わせていき、最後に1弦と2弦の実音がそれぞれ5弦・6弦のハーモニクスといい感じであっているか確認して終了です。
難しいことはよく分からないのですが、上記のやり方だと純正律と平均律の折衷的な調律になってしまうそうです。
ギターは平均律楽器なので、絶対音感を持たない人は機械に頼るしかなさそうです。もっとも、相対音感であっても「何弦と何弦の純正律と平均律の差は何セント……」という風に記憶していて極めて正確にチューニングする人もいるようです。すごいですね~。
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まぁ、近くにピアノがあればそれに合わせるって手もありますね。私の友達は木琴を使ってました(笑)