清水の舞台からまた飛び降りる

また、清水の舞台から飛び降りてみようかと思います。

と言っても、外車でも買って散財しようかという話ではありません。ちょっとした頭の体操です。

以前、清水の舞台から飛び降りたときの致死率は6割程度であり、逆に言えば4割は助かるというようなことを書きました。

そして、二度続けて飛び降りてなお生きている確率は16%だ、というようなことも書いたのですが、あまりにも粗雑な理論でした。
いや、そもそも致死率60%ということ自体、漫画で仕入れた知識なのですが(^^;

で、どう粗雑なのかというと、各飛び降り(というのも変な言い方ですが)は独立試行ではなく、前回の結果の影響を受ける、いわゆるマルコフ試行なわけです。
つまり、飛び降りて死ななかったとしても、怪我は免れないはずであり、後遺症に苦しむ場合が少なくないはずなのに、そのことが考慮に入れてありません。

そこで、飛び降りても生きていた場合をさらに、無傷・または軽症の場合(A)と、重傷により後遺症が残った場合(Aw…wounded)に分けてみましょう。

生き残った場合の半分が後遺症を伴い、後遺症のある状態で飛び降りると、受け身の体勢をとるのが困難なので生存率が20%に低下してしまう、ということにします。

樹形図を書くとこんな感じです。

二度飛び降りてなお生きている確率は、

0.2 * 0.2 + 0.2 * 0.2 + 0.2 * 0.2
=0.12

12%ですね。
樹形図は省略しますが、三度飛び降りてなお生きている確率は、3.2%です。

うーむ、かなり楽観的な設定にもかかわらず、生存率は低いですね、やっぱり。
くわばら、くわばら~

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